早いものでもう3月です。来週のリストの交響詩の本番が迫ります。
今日はチェコのブルノのヴェーラ・レイスコーヴァさんから嬉しい便りが届きました。バンコクでのコンサートのDVDをお送りしたのですが、そのお礼でバルトークに関する自著や楽譜や昨年お亡くなりになったヴラスチミル・レイセク氏とご一緒の写真を暖かいメッセージと共に送ってくださいました。レイセク氏は昨年3月12日に永眠されました。もうすぐ1年になります。
イタリアのルッカからはタンスマンのご令嬢のマリアンヌ・タンスマンさんからも「パリで姉のミレイユと一緒に映像を楽しみました。いつか会えるといいですね」とメッセージをいただきました。ギリシャの作曲家ニコス・ハリザノス氏からも映像を興味深く見ましたよ、とメールが届きました。日本からもご自分の出演される2台ピアノのコンサートのチラシ同封で2台ピアノの音楽の楽しさを綴った手紙も届きました。こうして様々な場所で2台ピアノ作品が演奏され、楽しんでいる人の輪が広がっていることを知るのはとても幸せです。
このようにコンサートの映像を世界中の音楽家や音楽ファンと共有できる現代に生きていることを素直に喜んでいます。今はUstreamでのライブ配信について勉強中です。youtubeを通じては毎日のように世界中の方々から問い合わせが届きます。「もう60年以上ピアノを弾いています。2台ピアノを楽しむ友人と連弾を楽しむ友人をそれぞれ持っているんですよ」と書き添えてあったりします。「2台ピアノは重要ではない」「珍しい」「2台や連弾は難しい」という思い込みによる否定的な発言が減っていくことを心から望みます。
私たちはこれまでに、チェルニーやクレメンティ、トンプソンやタンスマン、日本の酒田冨治さん、坪野春枝さんの作品を通じて、ピアノ初心者、初級者、入門者でも楽しめる芸術的で音楽性の溢れる2台ピアノ作品、ピアノ連弾を演奏し、ご紹介してきました。ところで、皆さんも20世紀日本のヴァイオリニスト鈴木鎮一さんによって創始された鈴木メソードのことをご存知かと思います。特に米国では盛んで、Suzuki Methodとして有名です。
そのSuzuki Method出身の音楽家Ray LandersさんとBarbara Meixnerさんがテキスト用の独奏ピアノに2台ピアノパートを作曲したものが米国では広く販売されています。この事実から、ピアノ学習者が早いうちにピアノ連弾や2台ピアノ作品に取り組むことの重要性がわかります。これらの作品も皆さんにご紹介出来るように準備をしています。
私たちのHPです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/
ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)] | |
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