ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

タイを訪れて

2010-12-02 02:26:21 | 日記
早いものでもう12月です。

実は11月30日朝、JAL機で成田に降り立ちました。
前回のコンサートの終了した翌日24日の深夜1時頃羽田からタイ国へと向かっていたのです。

今年2月12日のバンコクでのコンサートの記憶は未だ鮮やかなのですが
幸いなことに2011年1月10日に同じドイツ文化センター ゲーテインスティトゥートでの2度目のコンサート開催が初秋に決まったのです。
偶然11月末のタイ国への旅行に友人から誘われ、コンサート前に彼(か)の国を訪れる機会を持ちたかった私は日々の用事を調整してタイ国訪問を決めました。

まだ真っ暗なスワンナプーム空港に着いて、新しく運行の始まったエアポートリンクに乗ってバンコク市内へと向かいました。



最初に訪れたのはチャオプラヤー川のすぐ近くのタイ国立図書館。建物の中は暑さも道路の騒音からも遠ざけられた静かな書物の世界がありました。



夜にはプーケットへの陸路のバス旅行を敢行。カオサンを出発、途中乗り換えのタイ南部の風景を楽しみました。


今回の日程が私にとって幸運だったのは、プロモーターご夫妻が歌い手として出演されるコンサートがゲーテインスティトゥートで27日の土曜日に開催されること。旅立つ前にタイ訪問と会場に足を運ぶことをご夫妻にお知らせしました。


プーケットからトンボ帰りした土曜日の夕方には、タイでのコンサート開催のきっかけとなったタイ人ご一家ともお会いしました。
ご一家がモスクワ在住時に子供たちにピアノを教えていたロシア人の先生は、現在ご一家の招聘でバンコクの学校でピアノ教師をされています。
彼女も同席してバンコクのインド料理屋さんで、英語、ロシア語、タイ語と少しの日本語を混ぜながらピアノ談義に花を咲かせました。ジョン・トンプソンや鈴木メソッド、グレチャニノフ、グリーグ、ブルグミュラーなどの名前が出ました。近い将来日本で生徒である子供さんたちのコンサート開催を実現させる方法をあれこれ相談しました。また、日本とロシアのピアノ教育の共通点や、人々の生活の違い、音楽への思いなども語り合いました。



歓談の後、コンサート会場に向かいました。
タイ人オーケストラの演奏会です。2月のコンサートから10ケ月経っているとは思えないくらいの笑顔でプロモーターは私を歓迎してくれました。
私たちの演奏会を手伝ってくれたモンゴル人ピアニストにも感激の再会をしました。
コンサートが始まる前に演奏者も観客も立ち上がって、「プレーン・チャート」(タイ国歌)の演奏が始まりました。
バッハやヘンデル、モーツァルトなどの小品を取り上げ、ご夫妻は「ドン・ジョバンニ」の曲を楽しそうにデュエットされました。
後半はモーツァルトの交響曲25番を演奏してくれました。
今後はタイ国内のみならずインドでの演奏会も企画されているそうです。





翌日曜日はタイ中央部のロップリを訪ねました。今から1月まで咲いているひまわり畑がたくさんあるのです。
遺跡も多くあり、町中を闊歩する猿も有名です。時間が足りず、ひまわり畑は一箇所にだけ足を運びました。



タイ滞在最終日にはタイ文化センターを訪問。
http://www.culture.go.th/eng/
このホールでもタイ人の若手音楽家たちによる2台ピアノ作品を中心としたコンサートが先日開かれたばかりでした。

その後、バンコク経済新聞社の方とお会いして来年のコンサートの宣伝告知の相談、今年の2月のコンサートの内容について、また2台ピアノの作品に関して熱く語ってしまいました。音楽以外でも元気の良いタイの経済や勢いのなくなった日本の現状などもお話しました。

滞在中は天気も良く、一度も雨に会わなかったので非常に暑かったです。ロットメー(市内バス)にも何度も乗ってバンコク名物の渋滞も楽しみました。移動距離はかなりのものでした。

来年1月のコンサートのバンコクでの宣伝をこれからがんばらないといけません。
詳細は近々にこのブログでもご紹介いたします。

私たちのHPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/



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