八国山だより

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モーツァルト生誕250年

2006-01-27 15:36:27 | ニュース・時事
今日はモーツァルトの誕生日で今年が生誕250年ということでモーツァルトにちなんだ話題を。

モーツァルトの曲を聞かせるといちごが甘くなるとか、人は記憶力がよくなるとか胎教にいいとかそうした効能の話は他の人にまかせておいて、推理小説と映画の話題から。

1985年に第31回江戸川乱歩賞を受賞した『モーツァルトは子守唄を歌わない』(森 雅裕著 講談社 1985)という推理小説がある。このこの小説は奇しくも映画『アマデウス』とほぼ同時に公開されることとなった。

『モーツァルトは子守唄を歌わない』は、ベートーヴェンが探偵役となってモーツァルトの死の謎を探る、という物語である。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲公演の練習中に、「モーツァルトの子守唄」を出版した楽譜屋が水びたしの焼死体で発見された。モーツァルトの死の翌日自殺したフリースが作った曲を、モーツァルの死から18年後に、天才音楽家の名前で出版したからか。楽譜にモーツァルト毒殺説の謎をとく暗号が隠されている。

探偵ベートーヴェンの相棒は、弟子のチェルニー、シューベルト。モーツァルト殺しの犯人と噂されるサリエリ、秘密結社フリーメイソンとの対決もあり、探偵としての活躍がいきいきと描かれている。

映画『アマデウス』のあらましは次のとおり。 
1825 年、オーストリアのウィーンで、1人の老人が自殺を図った。彼の名はアントニオ・サリエリ。かつて宮廷にその名をはせた音楽家である。そのサリエリが、天才モーツァルトとの出会いと、恐るべき陰謀を告白する。「モーツァルトは殺されたのでは…」。19世紀のヨーロッパに流れたこのミステリアスな噂をもとにしたピーター・シェーファーの戯曲を、完ぺきに映画化。その優雅な曲とは対照的に軽いというかお下品な人間としてモーツァルトは描かれていた。サリエリが、モーツァルトに「レクイエム」を注文した上で彼を毒殺し、その葬儀に自分が作曲したレクイエムとしてその曲を演奏しようと計画したというところがこの映画のフィクションのとして見所だった。
モーツァルトのさまざまな曲が流れるが、個人的にはタイトルバックで流れる「交響曲25番第1楽章より」が最も印象的だった。


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