「校祖新島襄に恥ずかしくないですか」と村田学長に意見を伝えた

卒業式で現政権の憲法改正姿勢を批判した大谷實総長（傾聴すべき同志社大学総長の卒業式式辞）の顔に泥を塗るようなまねをした（【安保法案】同志社大・村田晃嗣氏は公聴会で合憲とは言っていない）現学長村田晃嗣。
聞けば極右団体日本会議の一員とか。これで安全保障政策に関する研究が専攻とか。アメリカ寄りのスタンスにはあきれる。彼もまた自民党議員のように平和ぼけしている一員だろうか。

余りの陳述内容に、同志社大学ホームページのCyber学長室より村田学長に一OBとしての意見を伝えた。

以下引用********************************************************************************************************************************

あなたの安保法案公聴会での発言には大いに失望しました。あなたが学長であることは何かの間違いとさえ思います。


「日米同盟の強化は極めて理にかなっている」－考え違いをしておいでのようですが、日本と米国は対等な関係でありません。日米安保条約によって日 本の主権は損なわれ、日米地位協定によって首都圏上空に米国の領空を設定する横田ラプコンによって日本は植民地となっています。オスプレイが皇居 上空を飛行しても文句が言えない状態です。
そんな状態での強化とは自衛隊の米兵の補助兵化です。

ありもしない大量破壊兵器を口実にイラクを侵略した米国を肯定しておいでですが、それがそもそもの間違いです。歴史の93％を戦争に費やしている 米国は自国の都合で言いがかりをつけ、公共事業のように戦争しているヤクザ国家です。ヤクザを肯定しますか。あなたはフルブライト留学生であると か。アメリカで教育を受けジャパン・ハンドラーズとなっている政治家や官僚が少なくありません。あなたもそうした人のひとりなのでしょうか。

アフガニスタンで灌漑事業を行っていたペシャワール会の中村哲医師をご存じでしょうか。中村氏は約30年前にアフガニスタンを訪れ爾来憲法9条に 守られてきたことを肌身に感じていると仰っています。実際に、戦争をしない国日本の人間である、日本人であるということに守られて仕事ができたと いうことが無数にあった、国の方針としての9条の精神「交戦しない国・日本」が伝わっていたからだとのこと。アフガニスタンなどで武装解除を行っ てきた伊勢崎賢治氏（現東京外国語大学総合国際学研究 院教授）も「平和の国・日本」の日本人だから信用されたと述べています。米国以外の世界を知っている方々はこのように憲法9条を評価しておいでで す。


「国際情勢を憲法違反と断じても国際情勢は変わらない」－ならば憲法違反であってもこの法案を通せと言いたいのですか。それは立憲主義の否定で す。それでも法学部教授ですか。あなたの指導を受ける学徒は不憫です。田畑忍先生か土井たか子氏であったなら…。

群馬県の「上毛かるた」には校祖新島襄の取り札があるそうです。いわく、「平和の使徒(つかい) 新島襄」。恥ずかしくないですか、校祖に対し て。