京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「破壊的季節時間」

2024-06-27 19:57:14 | 時計修理

数日前から強烈なPM2.5がつぎつぎに襲って来ています。にゃんこのコタロは大丈夫?

あずきは相変わらずのんびりムード、夜久野はPM2.5の影響は少ない。ところが油断しているとチェロが2台ともダウン、湿度か高く気温の差が大きくてドイツ楽器は日本の気候に耐えられないのでしょう。「にかわ」が剥がれて表板のすき間が広がっていました。もう一台はG線のペグ「糸巻」が折れてしましました。湿気で膨れていたのでしょう、京都の楽器店へ行く予定もしばらくないので祇園祭まで仕事に専念します。死ぬまでバッハ無伴奏チェロ組曲全曲完奏は延期ですねー。

楽器も壊れる位なのでこの季節は時計が危険❗革ベルトはカビにご注意下さい。また時計をポケットにしまったまま洗濯機に入れる事故も増えます。ステンレスでも錆びるので一日の終わりには汗を拭き取って下さい。

また疲れやすい季節なので寝坊さんには目覚まし時計が売れます。必要悪の時計たち、どうか時計に八つ当たりしないで下さいませ!

チェロのペグが湿気で折れるなんて「ここはアマゾンか!」暴れたくなる気分をぐっと抑えてあずきの散歩へ出掛けてクールダウン。あずきに感謝の一日でした。

 

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