京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

失敗時計師の京都案内!

2011-04-23 22:41:45 | 日記

掛時計。修理終了しました。

イングラハム。明治期にアメリカコネチカット州からの輸入品。

同型の時計が、松本市の「日本民族資料館」の保存されている。
写真のイングラハムは、下のガラスが交換されている。
本来は手つくりガラス。

文字盤も交換済みのものです。

修理調査。

打ち機能。
・打ちゼンマイ折れ。
・打ちゼンマイ引っ掛けピン折れ
・打ちゼンマイキチ車欠け。2箇所

時機能
・アンクル曲げ調整。
・時針パイプゆがみ。

解りやすく言うと、オーナーが毎週一度の巻上げます。
時計のゼンマイを巻き上げるときに、思い切り力任せに巻き上げていたのです。

たぶん、時計を巻き上げる係りの人がこの仕事が嫌いだったのだ。
壊れるように巻いていました。
今でも、仕事が嫌いな人が担当するとすぐに壊れてしまう。

結果。
ぜんまいは切れる、ゼンマイをとめているピンまで引っ張られて壊れた。

人災だ。

せっかくの博物館レベルの名品があほなオーナーのために、壊れてしまっていました。

機械式時計は、巻きすぎてはいけません。
巻いていて自然と重くなったらそれでいいのです。


写真はロレックス。
1970年代のモデル。


文字盤はシャンペンゴールドがいい。
この時計が発売されているころはまだ、人気が無かったのだ。

それほど売れていません。日本の代理店もリーベルマンの時代だ。
日本ロレックスが出来たのは大阪の万国博覧会のあと。1970年以降なのです。

針の落下修理。昔は、このような修理が頻繁にありました。
時計が動かなくなっても、ちゃんとした修理をすると動きます。
せっかく自分と一緒に生きた時計を粗末にしないでください。


5月3日がオープン!
近所にパン屋さんが出来ます。

お店の名前が「ブレッドハウス・バンブー。」
住所が京都市北区紫竹下竹殿町。
「竹」が2個もついている街だ。

大宮通り由来の「久我神社」
上賀茂神社の飛び地の神社です。

私もこの神社に惹かれて工房ができました。
番地も16で私の工房と同じ。

久我神社の境内で遊んでいるようなものです。
ものすごく大きい切りカブ!と若くてか弱いけど頑張っている若木が印象的。

サッカー協会のマーク。ヤタガラスの発祥地らしい。

こんなところに来るパン屋さんだから本格的なのだ!
試食品の中では
「エピ」がお勧め!
写真のデニッシュも美味しい。

「松本」日本民族資料館も面白い!















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都時計師の京都案内。 | トップ | 失敗時計師!京都案内。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事