京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の旅時間」

2019-09-08 09:21:01 | 時計修理

9月8日大安の朝9時、気温は31度。
今日のPL教団日めくりチラ見。「まずはすべてを受け止めよう。」でした。
今朝の京都の異常な暑さも受け止めましょう。

工房では旅行で使う時計の電池交換の依頼が多い。特徴はほとんどが女性のお客様です。
旅先で時計をなくしてもいいような安価なものです。さすがに旅慣れしていると感心する。
ところが京都の男は旅をしないのか?旅行に行くので電池替えてくれという客は皆無。不思議だ。

自分のことを言うと私も旅嫌い。旅行はビジネス目的のみ。
観光旅行の思い出はない。転勤、出張の旅の疲れ果てた思い出ばかりです。

グアムもハワイも行ったことがない「滅私奉公」教育世代の私。
有給休暇で休むなどもってのほか、「休日を楽しむのは外人のやることだ!資源のない日本人は働け!」という上司が本当にいた時代です。
堂々と休めるのが親兄弟の葬式くらいなのでやけに大家族で親戚の死亡率が高い同僚がいた時代。

自分本位が許される「ゆとり世代」に生まれて来たかった。
混雑した地下鉄に乗ってもデイバッグをだら~んとしょったまま無神経で悪気はないゆとり世代がうらやましい。

今でも夜行バス利用、お墓掃除の七つ道具を背負ってゼロ泊三日の旅が年4回待っているので旅の予算はここに集中する。
中国の硬座よりはちょっとましなくらいの座席に11時間。そんなことで旅はこりごりなのだ。
楽しそうに語るお客様がうらやましい限り。
「まずは アメオトコの悲しい運命すべて受け止めよう」

昨夜、嫁さんと娘が次の海外旅行の相談で楽しそうでした。
私はパス。
秋の風景ならこれから東北岩手の八幡平がいい温泉に入って実にのんびりできます。
食事なら京都だ。自宅から歩いて行ける安全安心の京料理が楽しめる。
オリーブオイルにあたって背の高いトイレに駆け登るような危ないイタリア料理は避けたい。
旅行中ずぅ~とカロリーメイトでの費用対効果の低い旅もつらい。

フランスもイタリアも盗難被害やらクレームやらのつらいビジネスシーンがトラウマになっています。
いい思い出はないので私の分の旅費がもったいない。
やはり「2019年時計宇宙の旅」が私にはあっているようです。

今日は7時まで営業。お待ちしております。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする