パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

◎「夏の特別展 発掘・ユーフラテス」古代オリエント博物館へ

2013-09-06 20:03:00 | ぐるっとパスでアート展へ

ぐるっとパス 2013/9/6~11/5


夏の特別展 発掘・ユーフラテス ー文明を育んだ河と人々ー

2013年7月27日(土)〜9月23日(月)
古代オリエント博物館

古代オリエント博物館開館35周年を記念して、世界最古の文明盛衰の舞台となったユーフラテス河流域の歴史を、実際の発掘調査で出土した考古資料や、同時代の資料でご紹介しました。






めも:2013/09/06 RICOH PX で撮影

見どころ:
・ 発掘調査で実際に出土した考古遺物や模型を展示し、展示場内に発掘作業現場や遺跡の雰囲気を分かりやすく再現!
・ 世界史の授業でも登場する、ハンムラビ王、アレクサンドロス大王といった歴史上の偉人による、ユーフラテス河とその文明についての証言を紹介!
・ この発掘調査との関わりから作品を生み出した画家・平山郁夫、作家・辻邦生の人物と実際の作品を展示!

古代オリエント博物館は、単なる博物館ではなく、
実際に発掘調査をし、その出土品や資料を展示しているところなんですね。
開館35周年の記念となる今回のイベントは、
発掘した古代の出土品と合わせて、発掘の様子や発掘に使った道具などの展示もあって、興味深いです。

 2013/9/6に行きました。以下、会場でメモしたことなど。

・ テル・*** という地名のところは、集落が作られ壊され、その上にまた作られる・・・
 というのを繰り返し、小高い丘になっている。
 階層になった遺跡の模型をみると、年代順に積み重なった様子がよくわかります。

・ 前1600年頃、女性の土偶の型
  女性の土偶は人気があったので 型をとって粘土で土偶を複製。
  大量生産?していたのかしら。

・ ウルク遺跡、エアンナ神殿
  石製モザイクコーン(円錐型の建材パーツ)を壁に打ち込み模様を描く。

・ 前2000年 シリア 双口付き土器 
  やかんの口が2つ並んでいるようなものだけど、使い方は?

・ 前800年 扇型の円筒印章
  よくあるのは円柱型の印章で、転がして文字や模様を転写する。
  扇型だと転写すると少しカーブする。底面もスタンプ印章になっている。

・ トークンと封球

 取引した商品の輸送時の納品書として使われた。
 「トークン」は、2~3cmの小さな粘土球の「数え駒」
 トークンの形で品物の種類を表し、個数が荷の和を示す。
 それを、丸い球の中に入れて封印し、球表面にも模様が描かれた。

 楔形文字へと進化していったのでは、と考える説がある。

他にも、たくさんの展示物があり、時間を忘れて眺めました。
この地域は文明の発祥の場所ですが、今は紛争の地域。
貴重な遺跡は、今後保存されていくのでしょうか?

 ぜひ、会場に見に行ってね!

こちらも参考に!
 → 「古代オリエント博物館」:過去の展覧会
 → Facebook「古代オリエント博物館 The Ancient Orient Museum, Tokyo」写真アルバム


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◎Google Nexus7(2013年モデル... | トップ | ◎ブリヂストン美術館コレクシ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ぐるっとパスでアート展へ」カテゴリの最新記事