N響定期 コンサート
2016年2月13日(土) N響 定期公演です。
原宿から、代々木公園に寄り道しました。
第1830回 定期公演 Cプログラム → 機関誌「フィルハーモニー」
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 → 曲目解説
ニルセン/交響曲 第5番 作品50 → 曲目解説
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン
本日のアンコール
バッハ作曲 無伴奏パルティータ 第2番二短調から サラバンド
ブラームスのヴァイオリン協奏曲、
オーケストラの最初の数音は柔らかいかなと思ったけれど、すぐにくっきりとした演奏が始まりました。
ヴァイオリンのソロも、段々と調子を上げていくようで、力強い演奏です。
もう少し甘い音のヴァイオリンが好きだけれど、ブラームスらしい素敵な演奏でした。
アンコールには、会場が息を呑んで聞き入っています。
ニルセンの交響曲 第5番は、初めて聞きました。
シベリウスと同じ頃の作曲家ということなので、もっと聞く機会があってもいいのでは。
一楽章の終わり、ヴァイオリンがノンヴィブラートで長く音を伸ばし、クラリネットが得も言われぬ音で語るところ すごい緊張感です。
なかなか魅力的な曲なのは、パーヴォ・ヤルヴィの指揮だからでしょう。
ニルセンの他の曲も聞いてみたくなりました。
2月定期公演の聴きどころ
2015年10月の首席指揮者就任を記念する一連の演奏会で大きな成功を収めたパーヴォ・ヤルヴィ。
マーラー、R.シュトラウス、バルトークなどの大作でオーケストラ音楽の醍醐味を堪能させてくれた。
そんな彼が2月もまた、NHK交響楽団の魅力を最大限に引き出すプログラムを披露する。
★ パーヴォのもうひとつの扉北欧音楽に触れる機会
エストニア出身のパーヴォ・ヤルヴィは、自国のペルト、トゥールだけでなく、フィンランドのシベリウス、デンマークのニルセンなど、北欧音楽の紹介に熱心に取り組んでいる。
★ Cプログラムでは、ニルセン《交響曲第5番》を取り上げる。
シベリウスと同じ1865年に生まれたニルセンは、6つの交響曲を残している。
《交響曲第5番》は第一次世界大戦後の1921~22年に書かれた。
2つの長大な楽章からなり、第1楽章の小太鼓の行進曲風のリズムがマーラーやショスタコーヴィチを思い起こさせる。
終盤のクラリネットのソロも聴きどころ。
第2楽章は急緩2つのフーガのあとに力強いクライマックスを迎える。
モダンさと美しいメロディとが融合したスケールの大きな音楽。
今、世界的にもっとも注目されている若手女性奏者である、ヴァイオリンのジャニーヌ・ヤンセンの登場も楽しみ。
オランダ出身のヤンセンは、すでに2005年(メンデルスゾーン)、2009年(チャイコフスキー)、2012年(ブルッフ第1番)にもN響定期公演に出演しているので、日本の聴衆にもお馴染みであろう。
今回もロマン派のヴァイオリン協奏曲だが、ついにブラームスを取り上げる。
スケールの大きな演奏が期待できる。 [山田治生/音楽評論家]
このコンサートの放送予定
2月12日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
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これまでに聞いた、パーヴォ・ヤルヴィ&N響 の 定期コンサート
2015/10/24 10月N響定期はヤルヴィと五嶋みどり
2015/02/14 2月N響定期は庄司紗矢香
ヴァイオリンのヤンセンは、N響定期公演に出ているそうですが、まだ聞いたことがありません。楽しみ!