PARK'S PARK

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★白色の黄色いタオル/唯物論を考える

2008年02月18日 | 宗教・哲学関連
●昭和52年の夏、私は買ったばかりの愛車シビックで松本から丸子町につながる三才山トンネルを快調に飛ばしていた。三才山トンネルは開通したばかりで、当時珍しかった黄色のハロゲン光が車内を明るく満たしていた。ダッシュボードの上には車内を拭く黄色いタオルが置かれている。

      
※私はふとタオルを見た。なんとタオルが白色になっている!※

      

■私はあわてて非常停止帯に車を停めてタオルを手にとって見た。どう見ても白いタオルだ。車を降りて目を近づけて見た。どう見ても白色だ。
    俺が今まで見ていたタオルは何色だったんだろう!?
   このタオルは本当は何色なんだ?


◆大学1年の哲学の授業で『唯物論』を学んだ時の事を思い出した。
ここにコップがあります(あるように見える)。それは触ればガラスの材質を感じる、箸で叩けばチンチンと音がする。水を入れれば溜まる。何の不思議も無く当たり前にそこに存在しているように”在る”。
     
▼しかし私が目を閉じれば、コップは見えない。どこにあるのかも分からない。私が存在しなくてもコップはあるのか。私が死んでしまえばコップはないのか?
私が死ねば、この世界自体が存在しないのか?全ては私が作り出している世界なのか?

      
        【大学1年の哲学の授業の資料】

★『唯物論』か『唯心論』か?
私は当時マルクス・レーニンに傾倒していたので、唯物論がすべてと考えていた。当然『唯心論』が入り込む余地など無かった。
しかし目の当たりに白色の黄色いタオルを見ると、唯物論が本当か疑いが出てきた。

※それから哲学書を読み漁った。結論は出ていない。

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