自分のブログを2010年頃から読み始めればわかりますが(すごく大変),自分は間違いなく「コンバット信者」でした(過去形)。
過去形なのは,シマノのロッド製法があまりにも革新的だとわかっているからです。
エバーグリーンに限らず,ロッドを自社で作っているのは多くありません。知っている限り,シマノ,ダイワ,がまかつ,オリムピックが代表的なバスロッド製造メーカーです。他の竿は「OEM」です。
初代コンバットスティック,とくにCSC-55M「マシンガン」を水郷時代は愛用していましたが,その後ヘラクレスに移りました。そして,ときどき潮来釣具で村田さんに言われて廉価版を買っています。
そのときの驚きも,その頃の釣行記に書いています。シマノであれば「アメニスタ」が意外に記憶に残ってます。なぜなら,村田さんいわく
「その竿の性能は,うん,20年前のスコーピオン以上だよ」
でした。なにしろ,自分は1990年から潮来釣具に毎週のように通っていたので,いろいろ教えてくれましたね。
ダイワも相当の蓄積があるはずですが,カタログから読み解くことができません。シマノなら「つぶれ強度2.5倍」「ネジリ強度1.4倍」と,従来のスパイラルXとの違いをスパイラルXコアの説明に使用しています。
自分がメインで使っているZODIASは「ハイパワーX」という「補強材」ですが,それでもなんら不満がないというのが毎度ビックリしてしまいます。エクスプライドにもビックリします。最終的に,価格にビックリします。
そして,コンバットスティック。1ピースは製造が簡単だから2ピースより安価に作ることができますね。ヘラ竿なんて1尺数万円なんてものがありますが,つまりそれだけ「継竿」は技術が必要。余計に,ダイワにはもう少しわかりやすい説明をしてほしいのですが...。
初代コンバット時代,たしかに「かける」というコンセプトは一般的に薄かったですが,シマノはすぐに「速い釣り,遅い釣り」でBSRシリーズを展開します。いまにも伝わる「F,R,S」というコンセプトが誕生しました。
自身がコンバットスティック信者だったのは,今江プロが猛烈に強かったからです。ホント,単純な理由です。
いまは,こうした「なんとか製法」より「2ピースがあるか・ないか」だけで竿選びしてますが,それで不満が生じないのが21世紀なのではないかということです。
無闇に高価な竿より,ダイワかシマノで実勢価格2万円以下の竿でも十二分に釣りは楽しめますよ。ただし,リールはある程度価格に比例しますが。