悲惨な事件だ。あまりにも。その国のために働いていた人間も犠牲になる。犠牲者の方々のご冥福をお祈り申し上げます。
ところが,安倍政権は「自衛隊は後方支援」などといってごまかしている。戦争に安全な場所などないことは,今回のバングラデッシュ事件が鮮明化させたのに,である。
かといって,「自衛隊は憲法違反だから派兵はダメ」とも言えない。
そんなに単純な世界ではない。
問題なのは,こうした複雑な過程があり,実際に悲劇が起きて,75年前なら戦争になっていたっておかしくない状況下でも抑止力が働いているのは,よくもわるくも憲法なり自衛隊の規定があるからだろう。
それでも,安倍に対しては批判したい。そして自衛隊員に「いますぐバングラデッシュに派遣となったらどうしますか」と質問もしたい。
今度の選挙は,オール野党と与党のみという,選択肢の狭い選挙になる。幸い,比例区ではそうならないが,共産とほかの野党が組むのは納得がいかない。
共産党,いや,野党は,今度の選挙でも負けると思う。
また,選挙に行く人種・職種,そういうものをしっかり統計で語るべきである。
「職業差別だ」と叫ぶ人も居るだろうが,数学的統計に差別はなく区別である。
18-19歳でも,それこそ,バングラデッシュに行った人々のような方々であれば,選挙には少なくとも行っているはずだ。
高校生のとき,僕は参政権がなくてイライラしていた。20歳を待ち焦がれた。自分の一票が生きる瞬間も死ぬ瞬間も味わった。
こんな贅沢があることを,返済なしの奨学金(無利子には賛成だが,返済なしには反対)などと比べずに,「自分の意見を代わって実行するであろう人」に,若者も投票しないと!!
2016年も,アゲハの幼虫が庭のキンカンに生まれた。
当初は,鳥のフンみたいなのが5-6匹居たようだが,例によって自然界の掟には逆らえない。
そして,つい最近,実に7/2までは4匹もが終齢幼虫になった。
しかし,エサとなるキンカンがもう,枝しか残っていない。これは害虫なので...とせずに,何を思ったのかキンカンを追加購入して移植する。
ムニュとした感覚がカワイイ。いかにも幼虫。同じ幼虫でも,カブトムシの幼虫でさえも最近は気色悪いのだが,アゲハは毎年見ているせいか大丈夫だ。
そして,移植するとさっそくムシャムシャ。しかし,1匹が連れ去られた。それは,「メジロちゃんだよ!」などと冬に喜んでいた鳥,メジロのエサになっていたのである。
これが自然界の掟。人間が関与するものではない。そもそもアゲハの幼虫だからといって保護するのにも僕は反対だったが,家族が「なんかカワイイから」といって聞かない。
昆虫差別がある。ゴキブリは容赦なく新聞紙でたたかれる。蚊は蚊取り線香で一網打尽。なんといっても古典的な「渦巻き蚊取り」の威力は強力。バタバタと蚊が倒れていく。まさに除虫菊だ。
コガネムシの幼虫もつまみだされた。僕は「そんな昆虫差別をしていると,そのうち昆虫から差別されるぞ」と家族に話すが,聞く耳を持たない。
いや。僕自身,自分に攻撃してくる蚊はさすがに許せない。血を吸うまではよいが痒い。あれがたまらん。ゴキブリは見ないふりをしてごまかせるが,実は蚊が面倒な存在だ。ほかの昆虫は気にならないのに。
そして7/4。いよいよサナギになるようで,ピタリと動かなくなった。姿勢が,子供のころに見ていた,あのサナギ直前の姿勢になっている。
しかし,冷静に考えてみよう。彼らは柑橘類の葉を食べる害虫ともいえる。見た目がカワイイといっているが,イモムシであることに変わりはない。
それにしてもだ。移植したら,「イヤイヤ」をして地面を歩きだして,しまいには部屋のどこかに消えてしまった1匹が居る。そのままサナギになるのだろうか? 家からアゲハが飛び出したらビックリだ。
それにしても,意外とアゲハは都会に居る。なんだかんだで柑橘類は残っているしネ。