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時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

ナンバープレート

2008年06月16日 | Bloomingtonにて
選ばなかったのがこのタイプ。ご近所さんの車です。シンプルだし、インディアナ州のマークが入ってて、今思うとこっちにしておけばよかった。選んだほうには誇らしげに「In God We Trust」。無神論者なのに、これはあまりにウソというもの。米国で車を所有するのは最初で最後。記念に、と思ってアメリカ国旗のあるほうをとっさに選んだのですが、後悔中。

日本同様、ここもガソリンの価格が高騰、昨日は1ガロンで$4.15、といってもピンと来ないので、

1ガロン 3.785 リットル
1ドル   108 円

で換算してみたところ、1リットルで118.4円くらい。これでも現在の日本よりはかなり安いのでしょうが、以前と比べるととんでもない高値。この夏はアメリカ人ですら自動車旅行を控えがち、地元にとどまってのんびり休日、という傾向だそう。環境のためにはいいことかもしれません。最近は燃費のいい小型車の使用も拡大、ガソリンを浪費し排ガスを出しまくる整備不良のポンコツ車も、車検のないインディアナ州ですら減ってきているようです。

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EUROは面白いことになりました。W杯優勝、準優勝チームが「どっちかしかリーグを突破できない、それも他力本願」という戦いをすることになるとは。フランスが来そうな気がするのですが、息を吹き返してトーナメントに進んだら手強い。ポルトガル、スペインにがんばってほしい私としては、うまく両方とも落っこちてくれると嬉しいのですが。

苦手なタイプ

2008年06月13日 | サッカー
クロアチアがまたやりました。1998年W杯のときは、「事故にあったみたいなもん」とドイツ人は思ったかもしれないけど、今日の完敗を見て「ドイツはこういうサッカーが苦手なんじゃないか」と思いました。のらりくらり、ひょいとかわしてサイドチェンジ、打つかと思えばまた戻し。1点目なんか、何回パスつないだんでしょう。なるほど、欧州中ではブラジルっぽいと言われるわけが分かりました。

一方のドイツ、一戦目と同様、一本調子な攻撃で、ほとんど決定的な場面を作れず、70分くらいまでは内容でも完全に負けてたと思います。とくにゴメス、今のところ私の「今大会のがっかり大賞」です。ドイツはこれでダメ、と決まったわけじゃないと思うけど、劣勢に劇的な変化を与えたシュバインシュタイガーは退場しちゃうし、バラックも無駄にカードもらうし、さんざんの結果。知り合いのお宅の、Luisa(9歳、ドイツとブラジルのダブル、サッカー大好き)は「こんな小さな国に~」と半泣きで見てたそうです。

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昨日の、ポルトガルvsチェコ、負けたけどチェコ強かった。守備のプレッシャーが強くて、前半はチェコがちょっと優位に見えました。デコやロナウドのような「差を生み出せる選手」がポルトガルにいた分、あの結果ということかと。

それにしても、ポルトガルやチェコみたいなチームを見ると、日本も、点を取るのはFWじゃなくてもいい、というコンセプトでやれないの? と思います。ポルトガルのヌーノ・ゴメスも、チェコ(先発しなかったけど)のコラーもポストのさばき役で、点はロシツキーとかロナウドとか、一つ後ろの選手が詰めてきて決める。他の国でも古くはリトマネン、現役ならスコールズとか、ランパードとか。。。

だから、日本の才能が集まってて優秀な「はず」のMFには「あんたらが点取りなよ」と思う。「日本にはシャドーストライカータイプがいない」ワケでもない。かつて(現役ですが)なら藤田とか、森島とか。今の代表だと、そういうタイプは山瀬くらいでしょうか(あるいは大久保もその役割?)。「決定力不足」と言われてるわりに、ずっとパスを預けるタイプのMFばっかり起用されてるのはどうして、と思うんですが。。。

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写真は、ファーマーズ・マーケットで買ってきてプランターに植えたトマトの花(Romaという種)。これなら実が付く、かもしれません。

どうなんだスペイン

2008年06月11日 | サッカー
個人的に心配なスペインを観戦しました。スコアを見れば快勝、なんでしょうが、内容には不安がつのりました。

前線のビジャ、トーレスは上手いし、よく走る。アラゴネスさんは「ほら、ラウルを呼ぶ必要なかったろ」と言いたいかも。DFも、無謀に上がりまくるセルヒオ・ラモスは心配だけど、思ったよりは安定してたよう。問題はMF。確かに上手い。けど、ボール奪取能力が高いのがマルコス・セナだけで、中盤全体の守備力が低い。おかげでロシアはけっこう中盤で展開できてたように見えました。もっと強い相手に対処できるのか?

後半はダレダレ。スペインはカウンター狙いのみ。でも、相変わらず中盤は甘くて危なっかしいのでけっこうやられてた。ロシアもミスが多くて反撃、って程じゃないし。ますます前掛りで裏を狙われまくり。しまらない内容でした。

ということでスペイン、幸先はもちろんいいんだけど、ここはフランスの逆でトーナメントに行ってからが問題、ベスト8、4の壁を越すのは、やっぱりきついんじゃないか。不安が的中して負けると辛いので、今から「どうせダメだろう」と自分に言い聞かせてるのかもしれません。

C組!

2008年06月10日 | サッカー
今日もEURO 2008であります。強豪そろいぶみのC組。宿題をやりながらも見てみました。学生会館のバーガーキングTV前には10人程度とやや少なめ。夏休みだからか。

引き分けスタートのフランスは、らしい結果では。あそこは点が入らないとホントに入らない。トーナメントなら引き分けでもいいけど、リーグ戦だと勝ち点で落ちかねない(2002W杯のパターン)。上がれば大丈夫だと思うんだけど。

イタリアvsオランダ。一点目、ニステルローイはオフサイドかと思ったけど、キーパーと接触した誰かがゴールの脇(コート外)に残ってた、とESPNの解説。副審がこれを有効と見たようです。「判断は微妙だ」とのこと。オランダ、守備けっこうやられてたし、すごく強いという印象はない。でも、二点目はすごかったですね。それから、出てました de Jong 選手。ディフェンシブハーフ、働き蜂的な選手らしい。三点目はもう試合の流れでしょうがない、けど得点のチャンス、何度あったことか、あれだけ外しては。。。 いつのまにか学生会館TV前の観客は、半分以上が去っていってしまいました。

これでC組はどうなったかというと、オランダがはっきり有利になった、というだけで、あとはまだまだでしょう。ただ、イタリアはコンディション悪そう。スネイデルが最前線からゴールラインまで動き回ってたのに対して、ふだんはあんなに目立つガットゥーゾがたまにしか映らない。W杯優勝までしちゃうと、若返りは難しいということなのか。クリンスマン監督以前のドイツみたいになっちゃうかも。

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今学期、久しぶりに学部の授業に一人混じって受講してるわけですが、学生の先生の問いかけに対する反応が悪い。「ここはどうしたらいいですか?」「こうしたら、結果はどうなるでしょう?」と聞いてもしばらく静寂。誰かがボソッと「substitutionですか?」とか「x+5?」と言うこともあるけど、結局誰も発言せず、先生のモノローグで終わることも多い。アメリカの学生は日本人と違って分かっても分からなくても積極的に発言をする、と聞いていたんですが、見る限りそれほどでもない。わかんないときは黙っちゃうし、分かっててもけっこう引っ込む。アメリカ人についてはいろんな面で「内気な人々」という印象のほうが勝ってきました。

写真は授業をやっているSwain Hallの裏。キャンパスの中にある森へと続く道です。

本命ドイツのできばえ

2008年06月09日 | サッカー
さっそく、見てみました。途中、ESPN2の回線が切れて、最後まで見られず。

感想。ポーランドけっこういいチームでした。残念ながら、前の選手(FWとサイドハーフ)の突破力がもう一つ足りない、ま、そこが決定的な違いなんでしょうが。

ドイツは意外と良くない。初めて見るゴメスはトラップが大きくて、ポストプレーの失敗多すぎ。一点目、オフサイドかも。準ホームジャッジか? ポドルスキーの突破力は申し分ないけど、全体的には個々のプレーも戦術も雑に見えた。なんといっても不安なのは守備。DFとレーマンの連携がとても危なっかしい。もっと巧妙な相手なら失点してたかも。

ということで、申し分ないスタートを切ったのは確かだけど、優勝大本命、と言うにはちょっと「?」のついたドイツ、という印象でした。明日はC組。フランス、イタリアのできばえに注目。

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インディアナ大学は春・秋の2学期制ですが、春と秋の間、Summer Sessionという短期集中授業があります。Summer Session IとII、それぞれ6週間ずつ、週5日(6×5)で、ふだんの学期の15週×2回分をカバーしてしまう、という強引なもの。私は A Brief Survey of Calculus という学部学生の授業を受講中。

内容は大学初級の微積分。2週目に最初の小テストが終わった段階で「ここまでの合計が70点以下の人は受講取りやめを強く勧めます」というメールが先生から来て驚きました。アメリカの学生は就職や大学院進学のとき評定平均(GPA)が重要になるからか、成績をとても気にするので、受講取りやめの期限以前に受講を中止して、成績が残らないようにするようです。教える側も面倒は徹底してみる、その代わり着いて来られなかったら容赦なく振り落とす、という方針がふつうのようです。

その結果、開始時25人ほどいた学生が、絞り込まれて現在15人。予習・宿題含めて毎日50問以上の問題を解いてきましたが、おかげで、一般的な微分・積分の計算はだいたい処理できるようになりました。今後は博士候補(Ph.D candidate)の資格を取るプロセスに集中せねばならず、授業にかかりっきりにはなれないので、ラストチャンスと思って気合を入れました。

EURO 2008 開幕!

2008年06月08日 | サッカー
春学期が終わってすぐ、夏の集中授業を受講し始め大変忙しかったのですが、いよいよEuro 2008開幕、授業もあとちょっとで目処も立ってきたので、ちょっと楽しみたい。幸い試合時間はここでは昼間。ESPN2というTV局で主要な試合は放送されるので、また大学のTV(またはアパートのランドリールーム)で見るつもり。今日はここに予想を書いてみたいと思います。

1 誰が活躍しそうか

私の分析(≈思い込み)では、「そのシーズン大活躍した選手、好結果を残したチームの選手は活躍できない」という法則がある。ポルトガルのロナウドは今大会No.1のスターですが、この法則に当てはまる。実力からして一定の活躍はするでしょうが、「彼の大会だった」というふうにはならないのでは。

逆に今シーズン、クラブで悔しい思いをしたりでモチベーションが高く、怪我などであまり出場していなくて消耗が小さい人が活躍する、という法則(これも怪しい)があります。たとえばフランスのアンリ。大舞台も最後に近いだろうし、大爆発に期待したい。オランダのファン・ニステルローイも似た状況だけど、チームが早めに敗退すると見るので・・・ 一押しはフランスのリベリー。今大会は彼の大会になると予想します。

2 好成績を残すチーム。

当たり前すぎだけど、本命はドイツ。ほとんどホーム状態、リーグ戦の組み合わせが楽、ドイツのリーグ終了がちょっと早めで主力の疲れが抜けている(?)、といい要素が多い。CL決勝までがんばったバラックのコンディションは心配ですが、それでも彼はやる、と見る。ゴメスも楽しみ。対抗はフランス。守備が非常に堅いのでトーナメント向き。アンリがバルサでの不調を引きずったとしても、ベンゼマがブレークする。逆にイタリアは高齢化があまりに進みすぎ、次世代の中心が見当たらない。グループCで落ちるのはイタリアと見てます。でもカッサーノはついに大舞台だから頑張れ。

3 好成績を残して欲しいチーム

個人的願望。まずはポルトガル。上記のようにロナウドの調子が心配。ただ、代表は彼だけが点を取るチームでもなく、他のメンバーもレベル高い。いけそうな気がするんだけど、ラフプレー→退場で自滅する悪癖が心配。それから期待を裏切り続けるスペイン。メンバーはかなりいいと思うけど、やっぱり小粒。優勝、となるとでかくて速くて強いフランス、ドイツあたりがやっぱり来そうな気がして、正直今度も悲観的なのですが、スペイン大好きの私としては祈る気持ち。この2チームのどっちかがファイナルに行くようなら、私には面白い大会になります。

4 注目の選手

スペインのシャビ。バルサファンなのでずっと応援してきました。成長して今がキャリアのベストでは。今大会が彼のキャリア上のハイライトになるといいなと。それからオランダのNigel de Jong。理由はわが師匠と苗字が同じだから。ずーっとオランダ代表に呼ばれているけど、見たことがない。ファンバステンさんは使ってくれるんだろうか。苗字があらわす通りオランダ移民系のわが師匠ですが、「私の先祖は英語っぽい綴りに変えなかったみたいです」とのこと。変えていたらSTYXのボーカルと同じ、(Dennis) De Youngだったんでしょう。

などとこの記事を編集している間に初日スタート。でも楽しそうなポルトガルvs.トルコは深夜に録画放送。で、明日のドイツ戦はライブ中継。何故? また私には理解できない人気に従った、偏った選択になるんだろうか? イングランドがいないからマシだとは思うけど。。。