腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット

2015年11月18日 01時43分32秒 | PS3ゲーム感想文
むぅ。実は去年くらいから、プレーするゲームに関して少し考えたを変えた。「時々は人のお勧めの作品を手に取ろう」と。
俺は色んなゲームをテキトーにプレーしているが、その選別はもちろん自分本位。ついでに値段優位でもあるな。安さは正義。
「誰かに勧められて」買ったゲームは、もしかしたら一つもないかもしれない。「世間の好評から興味を持った」程度はあるが。
けど、別に意地張ってるんじゃない。自分本位でも不都合がなかったのだ。自選だからこそ感想も自由に書けるというもんだし。
また安売りゲームを好む俺の性質上、ゲームは常に積まれがちだ。いや常に積んでいる。平らになることは恐らくもうない。
かつ、やり残した作品、再プレーしたい旧作等もどんどん増える。最近は無料ゲームを貰えることも多い。視野を広げる余裕がない。
……そんな状態でずっとやってきたが、たまには素直に誰かの声を聞いてもいいんじゃね? とふと思うに至ったのである。
有難くもブログのコメントでお勧めを頂くこともたまにあるしな。少なくともそれは選択肢に入れておくべきであろう。
で、「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」である。去年6月、黒猫飯店さんにお勧め頂いた。ありがとうございます。
つっても選択したのは俺、こっからは自分のこと。いつものようにプレーし、感想だ。やー。はー。

元々MGシリーズは全てプレー済みで、今作も「いずれは」という考えはあった。渡りに舟である。古いから安いし。サクッと購入した。
そしてプレーを開始した。……去年の11月に。その後はつい先日まで放置である。放置が1年である。嗚呼。あああ。
この度やっと重い腰を上げ、「自らの罪」に決着を付けた次第である。これはお勧めの件とは何も関係ない。俺が悪い。はぁ。

何でこんな長期間放置に入っちまったのか。「ムービーが長すぎて萎えた」からだった。噂には聞いていたが、凄まじかった。
元来メタルギアは「映画的ゲーム」の第一人者みたいなシリーズである。製作総指揮たる小島氏も、自分の体は映画で出来てると語る人だ。
それだけに、次世代機(当時)PS3とBRメディアを前にすればハッチャケるのは分かる。……けどこれはやり過ぎではないか。
ゲーム開始前のブリーフィングからして長い。やっと始まったプロローグがまた長い。ここは少し動かせるが、チュートリアルだ。
この時点で1年前の俺は気力が尽き「今日はここまでにしよう。明日……いや今度やる時に本気出す」と誓ってから電源を切った。
まぁその誓いは一応守られたわけだ。充電には、ブリーフィング内容を忘れるほど時間がかかったけどな。やれやれ。

今やゲームとムービーは切っても切れない関係だ。ムービーがないゲームの方が珍しい。だがその親和性は、正直疑問である。
こちらは基本、ゲームを求めてゲームをやっている。当然だ。そしてムービーはゲームじゃない。文字通りの「動画」だ。
ゲームとは「双方向性」メディア、プレーヤーの働きかけがあってこその娯楽だ。これが映画にはない、ゲームの特徴である。
そこで一方的に垂れ流されるムービーは、ハッキリ言えば「ゲーム」と相反する存在と言える。ゲーム内の異物である。
90年代のゲームムービー黎明期からしばらくは、ムービーには「ご褒美」の意味合いが強く、よって悪い印象もさほどなかった。
プリレンダという金のかかるやり方で、平時より遥かに美麗な絵を作っていたから、「見応えのある」ご褒美だった。
しかしそれでも、ムービーに批判的な声は少なからずあった。ごく単純な「俺はゲームをやりたいんだ」という声が。
そして現在、ゲーム機性能の向上により、プリレンダを使わないリアルタイムムービーでも十分な画を表示できるようになった。
旧ハードのプリレンダよりずっと上の画質を常時出せる。ムービー天国だ。頻繁に「ご褒美」だ。ユーザー大喜びだ。
……そんなわけはない。画質向上は事実だが、それを「平常時でも見られる」のだ。同画質のムービーは何のご褒美にもなってない。
それでいて、作りやすくなったから分量は増加した。ムービーは欠点はそのままに、ゲーム作りの日常に溶け込んでしまった。はぁ。

ムービーで物語を引き締めるのが有用なテクニックであることは分かる。何もムービーを全否定してるわけじゃない。
それにこんだけキャラ絵の質が上がったのに、昔ながらの簡単な動きと文字だけでイベントを処理してたら、それこそ手抜きだ。
操作一辺倒じゃ疲れることもあるし、箸休めは必要だ。ムービーはゲームにあっていいのである。そこに異議はないのである。
だが、モノには限度があるだろう、と。今作のムービーは明らかにやり過ぎである。正気を疑うレベルでムービー漬け。
俺が萎えたブリーフィングなんて序の口で、先に進めばより長いムービーがゴロゴロあった。章ごとにまたブリーフィングがあるし。
30分のムービー(本当だぜ)の後「セーブしますか?」→する→続き→またムービー なんてのもあった。あれには愕然としたよ。
ああそうそう、ムービーの質は、極めて高いよ。凄い。グラフィック超綺麗だし、見せ方も凝ってると思う。今見ても全然遜色ない。
まだPS3序盤と言える時期にこんだけのものを作ったのは見事としか言い様がない。小島監督面目躍如である。さすがコナミである。
……でも、ムービーである。どんなに品質が高くても、垂れ流し動画である。ゲームとの相性が悪く、俺の気持ちは冷めてしまうのだ。
こんだけの大作で、ここまでぶっ飛んだムービー量。誰か止める人いなかったのか。完全に小島氏のオナニーである。
それを喜ぶユーザーもキッチリいるのは分かってるが、俺には到底受け入れられなかった。何を考えているんだろう。はぁ。
氏はぶっちゃけ「映画人になれずにゲーム屋になった」人間である。それでもこの業界で成功し、名を馳せた。歴史に名を残した。
それでも尚、映画に強いコンプレックスがあるのかなぁ。高品質ムービーを眺め続けてるうちに、冷めた目でそんなことを思った。
やっぱりゲームは「一段下」の世界なのかね。はぁ……。

ゲームとムービーの相性は悪い。だが偉大なるクリエイター様達は、ムービーにゲーム性を入れることでこの問題を解決した。
そう、QTEである。クイックタイマーイベントである。元祖は「シェンムー」である。「タイムギャル」説もあるが、ここでは無視する。
QTEによってムービーへの介入が可能になり、つまりゲーム性を持った。もうムービーはムービーじゃない。完全にゲームの一部なのだ!!
……が、これ、要るぅ? 俺は嫌い。そして俺は、他人のQTEに対する好意的な意見を見たことがない。皆一様に嫌っている。
ムービーだからとボケっとしてたらいきなりQTEが出るからゆっくり見ていられない。妙に判定が厳しく、失敗したらゲームオーバー。
ゲームオーバーになってもムービー前から幾らでもやり直せるのがまた不愉快。同じモン何度も観ることになるし、意義が感じられない。
QTEってもんは実にセンスのない「まやかし」だと思うのだが、クリエイター様はこれが大好きで、今も盛んにQ・T・E! Q・T・E!
正直、こんだけ性能が上がったハードで何をやっているんだと思う。QTEなんて明らかにクリエイターの「負け」である。
PS4世代が熟せば、何か変わるんだろうか。ないよ。どんなにハードが進歩しても、使うのは人間よ。そういうことよ。はぁ。

んで今作にも、QTEほどではないが、ムービー中に操作を要求されることが実はある。だから厳密には「ムービー塗れ」ではないかもな。
……けど、つまらん。時々Lを押せば、視点がスネークのものになる。指示された時に◯ボタンを押せば、旧作の回想が一瞬表示される。
どちらも「で?」と言うしかない。Lボタンは常時やれるなら面白かもしれんが、所詮時々だ。いちいち押す気にもなれん。
回想は本当に一瞬表示されるだけだから思い出を楽しむことは出来んし、制限時間が短すぎてすぐ終わってしまう。何だよあれは。
腹立たしいことに、回想の方はゲームのプレー評価に繋がっていたりする。あんなもんを頑張れというのか。このオナニー野郎が。
ダラダラ流されて萎えて、全然面白くもない介入を指示されて萎えて。……「ゲーム内ムービー」としては、本当に酷いもんだった。
いや繰り返すが、品質は凄いよ。それに見せ場だって当然ある。もっと綺麗に纏めてたら、さぞ没入できるものになっただろう。
ま、結局これが小島監督サンの答えなんだろうな。シリーズを締め括る作品でこれなんだからな。氏の「やりたいこと」がこれなんだ。
俺には全く合わず、嫌悪感を抱くに至った。単純に、もう氏は映画の世界に行けばいいんじゃないか。今なら受け入れ先あるでしょ。
ゲームって、何だろうなぁ。簡単なようで難しい問題だが、今作をやってますます悩ましくなったよ。はぁ……。


ムービーへの文句はこの辺にしよう。キリがない。全部書いたら30分ならぬ3万文字垂れ流すことになる。はぁ。
今作、もちろんゲーム部分もあるよ。その分量も、ムービー偏重で少なすぎ! てこともない。たっぷりでもないが、きちんとある。
メタルギアなんだから、メインは潜入ゲームだ。邪魔な敵を倒すのではなく、隠れて見つからないように進めていくゲーム性。
今や一ジャンルに近い存在となった「ステルスアクション」の元祖にして本家、それがMGSだ。今作でももちろんそれは健在である。
……しかし残念ながら、ここでも最初から盛大に躓いてしまった。まぁこれは別にゲームが悪いわけではないが。はぁ。

前作・前前作でも思ったことだが、どうにも敵の索敵範囲・能力がしっくり来ない。ゲームの根幹なのに、その感覚を掴めない。
つっても、敵の能力が超鋭敏というわけじゃない。寧ろ鈍感な、「ちっとも現実的ではない」隙だらけの警備網だ。
だから俺も「あれを見逃すなら、じゃあここを通っても大丈夫だろう」と考える。……んで実際通ると「敵だ!」となっちまう。
そっからはいつもの悪夢だ。ちなみに今作では仮死薬は貰えない。敵に見つかったら、逃げ切るか死んでやり直すか、だ。
発見されると敵は増援を呼び、元からいた布陣を含め、異常な精度と練度で一斉攻撃を仕掛けてくる。戦闘じゃなく虐殺が始まる。
「発見される」というゲーム上のミスを「コラァ!」と叱られる上、一方的リンチを食らう。受ける不快感は半端ではない。
バランス的にもいつも通りで、スネークは並み居る敵兵をバッタバッタと倒せる「ゲームキャラ」ではない。かくれんぼの人だ。
反撃の目など全く無く、只管逃げるしかない。だが背中から雨あられの弾幕。俺が何をした? そんなに発見されることは罪なのか?
まぁゲーム的には確かに罪だろう。けどMGSは、その後に「払わされるツケ」が非常に重く、正直辛すぎると思うのだ。
もちろんそんな目には遭わぬよう、見付からずに進みたい。だから俺なりに考える。……けど、見えない。掴めないんだよ。
難しいのは一向に構わんが、「攻略の糸口が掴めない」のは、やってる身としては辛いだけである。
掴めないことの気持ち悪さと、「敵だ!」→虐殺 の不快感。ゲーム部分に入ってからも、プレー感覚は非常に悪かった。
今度は放置逃亡しないと決意して再開したが、それでも何度も投げ出したくなった。……そこまで合わんのかよ。なら止めとけよ。
まったく……妙な拘りで自分の首を絞めてどうするよ……。

今作の基本である「かくれんぼ」は、どうやら俺には無理そうだ。そこはもう諦めよう。別のアプローチを考えよう。
敵兵に見付かるなら、排除すればいい。「全員殺せば、目撃者はいない」……「NINJA GAIDEN」で学んだ現代忍者術である。
しかし今作の場合、本当に殺してしまうと、銃声で増援を呼びやすい。そうなると結局リンチを食らって殺されてしまう。
また俺としても、殺害は気分的に嫌だ。……不思議なもんで、敵兵は非常に憎たらしいが、殺したいとは思わないのである。
今作にはそんな俺にピッタリの武器が登場する。「静音麻酔銃」である。銃声が響かず、命中させれば敵兵を眠らせられる。
過去作でも愛用した武器だが、今回は平時はこれ一択と言うほど頼りまくった。世界を救った武器は麻酔銃である。
敵兵が全般的に「射線」に疎いのも幸いした。少し離れて伏せて撃てば、殆ど発見もされずに攻撃することが可能だった。
これでヘッドショットさせれば一発昏倒。外れても数発で眠らせられる。そうなれば完全無力化、素通り可能になる。
一応別の敵兵が昏倒兵士を見付けると起こしに来るんだが、この反応が仕様のせいか妙に悪く、ガンガン眠らせられる。
2人並んでる兵士の片方を昏倒させてもなかなか気付かんし、気付いても「居眠り」扱い。倒れ伏してるのにそれはおかしいだろ。
本来なら「何だどうした!? ……麻酔銃か! HQHQ、敵の攻撃を受けている!」となるべきだが、ゲームだしね。へっ。
そんなプログラムで動いてる兵士達にコナンばりに麻酔銃を撃ちまくり、一時排除ののち、突破。
これでようやく攻略の道筋が見え、そうするとゲームが面白くなってきた。「先に進める」って嬉しいことだよなぁ。
本来ならもっと多彩な手段で潜入を楽しむべきなんだろうが、俺には無理。これはこれでMGSなんだと思いたい。
慣れると一度も発見されずにエリアを突破できることもあり、その際はかなりの快感があった。これだ、これなんだ!
この快感がある以上、「かくれんぼ」というゲームシステムは、やはり理に適っているのだろう。面白いネタなのだ、間違いなく。
……ただ、調整が、ね。悪いとは言い切れないが、俺にはどうにも合わない。はぁ。


さて、潜入モードの道筋は見えた。しかしMGSにはもう一つ、避けて通れない要素がある。ボス戦である。
「戦わず進むのが正義」なゲームのくせにボス戦は他作品と同様ガッツリ存在し、当然ながら「倒す」必要がある。
コンセプト的には、倒すにしても罠を使った搦め手にすべきだといつも思うのだが、正面からの戦闘だ。隠れてても何も始まらない。
スネークは「弱者(の集団)に弱く、強者に強い」男である。……結局この人は強いのかどうかよう分からん。やれやれ……。

ボス戦に関しては、開始前からの懸念材料であった。プレーに乗り気になれなかった理由の一つでもあった。
何でって、前作・前前作でのボス達には散々手を焼かされたからだ。俺にとってMGSの「嫌な」イメージは、ボス戦が一番大きい。
どいつもこいつも矢鱈と強いというか理不尽で、潜入以上に攻略を掴めない。とにかく「攻撃チャンス」が分からない。
そのせいで戦闘に異様に時間がかかり、長い時間をかけた結果負けたりしたら、潜入モードに負けないレベルの不快感に襲われる。
懸念通り、今作でもボス達はどいつも強く、そして理不尽だった。鳥と狼のボスに1時間は優にかかった。今作最大の不愉快ポイントだった。
特に狼のやつは捕捉すら大変で、久々にコントローラーを投げつけたくなるレベルでイライラした。何て下らないゲームだ。
色々掴んだ後の2周目でも駄目。「勝手知ったる2周目」は楽しいのが常なんだが、今回はムービーとボス戦のせいでイマイチだったなぁ……。

スネークは「伝説の英雄」であるはずだが、ゲームデザイン的に、超絶戦闘能力は与えられていない。耐久力はあるかもしれんが。
だが敵ボスは人間やめますかというかやめてる奴ばかりで、どう考えてもインチキである。雑魚のサポートまであるし。
せめてボス戦では、スネークに全力ダッシュくらいさせられませんか。何をチンタラ小走りしてんのよ。真面目にやってよ頼むから。
ボス戦がゲーム進行の壁になるのは当然だが、今作の場合は高すぎる。越えられないわけではないが、非常に苦痛である。
開始前の予想がバッチリ当たってしまい、本当に大変だった。……小島はあれが面白いと思うのだろうか? 分からない……。
ただ中ボスを倒せば、大ボスは正直弱かった。半分イベントだったな。メタルギア同士の決戦もあったが、あっさり勝てたし。
それがまたゲームデザインとバランスに疑問を抱かせる。大ボスより中ボス戦の方がずっと大変。これおかしくないか?
ゲームはムービーのオマケだからか? ドラマ作るのに精一杯でゲームにまで手が回らないからか?
まぁ、世界の監督の考えてることがパンピーに分かるわけないや。ゲームに苦戦するのはいい。けどさぁ。でもさぁ。はぁ。


何か不満タラタラになったなぁ。麻酔銃プレーに目覚めてからは、割と楽しく遊べたんだが。ムービーとボス戦はどうにもなぁ。
物語はどうだろう。……これもタラタラになりそうだが、しゃーない書く。まず今作は、「完全続編」である。旧作あっての今作である。
それは当然のことだが、シナリオを追うにあたり、「シリーズの知識」が必須になっている。4が初プレーだと、殆ど何も分からない。
かと言って用語集や簡単な旧作の粗筋を読めるモードなんてのもなく、MSX版からのシリーズ全作プレーを前提として要求される。
「ちゃんとプレーしてるでしょ? してないなら今からやってね♪」という監督の声が聞こえるようだ。……何て傲慢なんだろう。はぁ。
俺は一応全部やってるが、数年前だからうろ覚えなところも多い。それでは駄目である。今作を楽しむなら、旧作を総ざらいしてからだ。
……用語集モードくらい付けて下さいよ監督よ。本当にオナニー気質な人だなぁ。これでいいのか。はぁ。

さて、物語。取り敢えず、今作の世界設定は「PMC」という存在が前提にある。
PMCとは「民間軍事請負企業」のことらしい。MGS2から色々あり、世界の戦争は国軍ではなくPMCを中心に行われるようになった。
戦争が起きそうになると、双方がそれぞれPMCを雇い、戦う。傭兵が世界的に一般化していると言うべきだろうか。
「ナノマシン」の進歩と普及により、兵士も銃器も全てID管理されるようになったことで、こんな状況になったらしい。
そして世界にはPMCが何社もあるものの、その全てを牛耳っているのは、実はスネークの兄弟・リキッド(オセロット)。
リキッドはナノマシンシステムの掌握し、世界の覇権を「愛国者達」から奪おうとPMCの決起を画策しているらしい。
今は国連職員となった大佐ことキャンベルにリキッドの暗殺を依頼されたスネークは、単身中東へ乗り込むのであった……。

うーむ。ハッキリ言って全くリアリティを感じない。「現実のIF」でこうなる気がしない。世界に納得できない。
兵士が画一化され、戦争がゲーム的になったような描写だが、戦場でやることは変わらぬ殺し合いだ。実際ゴロゴロ死んでる。
彼等は皆傭兵、つまり志願してやってるはずだが、ガチの殺し合いを仕事にする人間がそんなにいるってのか? 
世論がそんなもんを許すとも思えんし。ナノマシンを万能催眠術みたいに扱いすぎではないか。しっくり来ない。

そもそも技術がここまで来てる世界で、兵士達の白兵戦なんてやる意味あるのか。何故そこだけ旧態依然のままなのか。
今作には「月光」という、2足歩行兵器がバンバン登場する。量産可能なようだ。……あれ一体で、兵士100人以上の効果があるだろう。
もっと言えば、スネークの「潜入」も、この技術レベルの世界じゃ通用するわけない。センサーやら何やらで発見され放題だろう。
スネークが使う「ソリッドアイ」は、そこまで凄い機械じゃない。あれくらい敵勢力の標準装備になっていてもおかしくない。
これだけの世界を語るなら綿密な考証が必要なはずだ。「フィクションなりのリアリティ」が。監督はそれを徹底的にやったのか。
「ゲームだから」で逃げていい部分といかん部分がある。俺も無論それは分かってるつもりだが、今作の引くラインには納得できん。
「戦争は変わった」と連呼する割に、旧態依然の潜入任務が通用する。こんなのおかしいよ。しっくり来ないんだよ。
ナノマシンで兵士間連携が自在なら、麻酔で眠らされたりしたら2秒で気付くはずだよね? ……言ってもしゃーないか。はぁ。

そして小島監督の大好きな「どんでん返し」は今作でも大量にある。やれ真相は逆だった。やれ君はまんまと踊らされていたのだよ。
寝返った奴が実はこちらの二重スパイ(こっちは知らんかったけど)だったり、勝手な行動が実はこっちを守るためだったり。知らんけど。
このやり方は確かにドラマ作りとして効果的だが、監督は多用し過ぎである。白ける。スネークが何のために戦ってるのか分からなくなる。

極めつけは、ラストだ。宿敵リキッド軍と全面対決し、遂にスネーク側が勝利する。全身をボロボロの、まさに命を賭けた勝利だった。
……が、任務を終えて大の字になってるスネークの前に、リキッドは現れる。そして「全て俺の計画通りだった」と。はぁ?
なんかよう分からんが、スネークとプレーヤーが決死の思いでやり遂げた大仕事は、リキッドの掌の上だったらしい。は? はぁ……。
もう、なぁ。一体あのドラマチックさは何だったんだよ。俺の苦労を何だと思ってんだよ監督よ。舐めてんの? ああ?
更に、一緒に戦って死んでいったはずのナオミやビッグママも、実は裏じゃリキッドと同じ目的だったとか。……この世界、汚すぎるだろ。
まぁ確かに色々辻褄合わせは頑張っていたと思う。シリーズ総決算にしようという気概は感じられた。
けど面白さ、痛快さ、筋が通った爽快感がない。スネークは常時事態の後追いをしていて、最後には「踊らされていた」である。
そういやリキッドがオセロットの体を乗っ取ったってのも、オセロットの演技だったんだってなぁ。もう呆れを越えて泣きそうになったよ。
ラストバトルはリキッドとソリッドがガチで殴り合うからこそ映えるんじゃないのか? オセロットじゃ台無しになるやないか。
何だかもう、なぁ。監督さん、俺はゲームとは「お釈迦様の掌の上で能動的に踊るもの」と思ってます。能動的に、です。
だから掌の完成度が気に入らなけりゃ、文句も言います。監督の掌、やり過ぎだと思います。「神」だからって何でも許されるわけじゃない。
俺は物語を進めながら深読みするようなタイプじゃない。だから「踊らされていた」場合は大抵素直に驚く。それは「面白さ」だ。
……納得出来れば、ね。ラスボスくらいスッキリと倒させてぇや。はぁ……。

現在の「愛国者達」の姿がさっぱり分からんのも大いに不満だな。システムだけが自立活動してるって? そんな馬鹿な。
機械が動いているなら、それを管理する人間がいるだろう。あんだけ大規模なシステムなら、組織だって相応に大きいだろう。
そしたら幹部も末端もいるだろう。そいつらが一切出てこず、いるのは植物状態の創始者のみ。そんなんで組織が動くかいや。
今作のシナリオには「今の愛国者達」の描写が絶対に必要だった。そいつらとリキッド、そしてスネークらの三つ巴戦でないと。
ジョンドゥとか何とか超スゲーコンピューターに頼り過ぎである。もっと頑張って設定作ってよ監督。はぁ。

あと、シリーズタイトルなのに、ゲーム中ではいつも浮いている「メタルギア」。核搭載二足歩行兵器。……冗談みたいな設定だ。
これはMSX時代の、漫画な設定で良かった時代の名残だ。正直さっさと捨てればいいと思うのだが、監督は律儀に毎回登場させている。
俺はその度に強い違和感を覚えていた。今作はシリーズ集大成だけに、メタルギア関係もさぞ充実してるんだろうなぁと予想していた。
……が、この予想は良いのか悪いのか、大外れだった。一応登場はするものの、今作のメタルギアは全くメインではない。オマケだ。
まぁオタコンのラジコンが「メタルギアMk2」なんてふざけた名前だったりするんだが、本物の登場は終盤、ごく短い時間だけ。
あのギャグ兵器が目立たなかったのは、今作のシナリオのいい所だったかもしれん。旧作でもこれくらいでよかったよ……。
その少ない出番でメタルギア同士の戦闘があるんだが、イベント戦に近く、難度が低めで結構面白かった。いいやんメタルギア。
……なんでリキッドが直々に操縦してたのかはさっぱり分からんが。あの時点で、戦いが茶番だってことを見切るべきだったな……。


キャラは……ムービーと声優の熱演もあり、まぁどいつも立っていたな。ムービー、良い出来なんだよ。本当だよ。はぁ。
主人公ソリッド・スネークは、最初から最後まで本当に「痛々しい」姿だった。もちろん嫌いじゃないが、正直操作したくはなかった。
クローンという出自のせいで老化が急激に進み、40代にして60か70の肉体に。マッスルスーツで補助しているが、限界がある。
そんな老体が、自分が望んだわけでもないのに、世界各地で孤独な潜入任務に就き、そして監督様のシナリオに翻弄され続ける。
酷い目にも何度も遭う。ムービーでリキッドにボコボコにされるシーンは、監督お前いい加減にしろと思った。あんなの見せるなや。
ラストステージでは、マイクロ波が充満する空間に決死の突撃。つーか死ぬやろ。何で生きてるんだ。
そこまでして任務を達成したのに、先述の「ご苦労さん、計算通りだ」ですよ。ホントになぁ。気の毒過ぎる。

そもそもスネークには、昔から正直「やる気」が感じられない。実際常に指示・懇願されて動いてる。自分からではない。
今作では史上最大の大活躍を見せているが、その情熱はどこから来るのか。何かを守りたいのか。誰かに復讐したいのか。
もちろんそういうのもあるだろうが、それだけで何度も世界レベルの危機に立ち向かえるものなのか。そこがしっくり来ない。
今作でも「俺にはまだやるべきことがある」と、義務感は漂わせていたが、それだけで最後までは戦えないだろう。うーむ。
これもシナリオの甘さなのかな。スネークのキャラには何の問題もない。あとは「動機付け」を頑張ってほしかった。
少なくとも俺にはそれが見えん。今作じゃラブコメキャラは出てこないし。それどころかメリルは寝取られるし。はぁ。

ナオミに「もうすぐ殺人ウイルスをばら撒くようになる」と告げられていたが、それも恒例どんでん返しで無くなった。良かったね。
EDではこれからは余生をのんびり過ごそうとしているようだった。それでいい。監督の目の届かんとこでゆっくりして下さい。
……ただ、オタコンやサニーを同行させるのはどうなのか。腐どもに変な餌与えちまった気がしてならない。はぁ。

スネークの相棒・オタコン。話し相手としても技師としても有能だが、小型ロボにカメラ付けて帯同し、自分は常に安全圏てのはなぁ。
あとナオミとの下らんラブコメを引っ張りすぎだ。カメラ越しにお涙シーンやられた時はアホかと思ったわ。自分の部屋でやってくれ。
義母と関係を持ち、義妹と相思相愛になった末死別し、敵キャラとラブコメして……なんてリア充なアニオタだ。許せん。
けどオタコン、まだ30代のはずだが、何か老けて見えたな。心労が絶えないからか? 最近アニメ観てるか? まぁ頑張れ。
キャンベル大佐は、オタコン以上に安全圏から指示だけ。いいご身分だよなぁつくづく。ただ今は亡き青野武氏の声を聞けて嬉しかった。
幼女サニーは、今作初登場だと思うんだが、どっかで出てたのかな。2で戦死したオルガの子らしい。まぁ美幼女か。
ハッキングの天才らしく、作中で随分役に立っていたが、不味い目玉焼き作りに熱中してるシーンしか思い浮かばない。
もっと機械的な仕事をしてるシーンを入れてやるべきではなかったか。功労者のはずが、プレーヤーにそれが伝わっていない。
雷電。サイボーグ化し、機械兵月光を一刀両断する化け物となった。強すぎ。リキッド暗殺は雷電に頼めよ。絶対その方がスムーズだわ。
今作唯一の、スネークと共に戦場を駆けた戦友。ありがとう雷電。特に大戦艦を抑えてくれたシーンはカッコ良かったよ。
あれで生きてたのはあり得んけどな。まぁ小島監督という神の頭と指先次第だからね、君らの命って。ははは。
EDでは隠し子の存在が発覚し、まぁハッピーに。……あの体で生きていけるんだろうか。第二子いける? 頑張ってくれ。

メリル。MGS1のラブコメ相手がグラフィック超強化で再登場。これは! と期待するものの、既にスネークを「過去の男」と認識している。
そしてあろうことか、別のヘタレ男とラブコメして、EDでは結婚式。おいおいマジか……俺はこんな結果を見るために戦っていたのか……。
最終戦の修羅場におけるふざけたやり取りは、お前らもうここで戦死しろと思ったね。スネークはマイクロ波の中を突撃してるってのに。
全く面白くない。この世界は、命をかけてまで守る価値があるんだろうか? ……バイオ5のクリスの名言を思い出したね。
ナオミ。フラフラし過ぎ。隠し事だらけで動く奴嫌い。チッ。ヴァンプ。まだ生きてたんか。化け物すぎ。出るゲーム間違えてる。
ドレビン。兵器職人のくせにスネークに肩入れしすぎ。俺は弾は買ったけど、アンロックは全然しなかったな。
リキッド。銀河万丈氏の演技は素晴らしい。物語を見なければ、スネーク以上にカッコ良かったかも。物語さえ見なければ。

キャラといえば、敵の中ボス四天王の存在意義がよう分からなかった。今作ポッと出のパワードスーツ女兵士4人。何でこんな連中を?
結局スーツが強いだけで、中の女に何か個性があるわけじゃない。大苦戦させられたが、四天王枠を与えるようなキャラとは思えん。
倒した後、ドレビンから彼女らが兵士にされる前の悲惨な経歴を教えてもらえるが、それで同情しろと? どうも監督の狙いが分からん。
鳥と狼の女には恨みたっぷりで、同情も糞もないしな。戦場でいちいち相手の事情なんか汲んでられっか。お前がそれをしないようにな!!

様々なキャラが様々な結末を迎えるEDで、最後の最後に大物が登場した。シリーズの核にしてスネークの父、ビッグボスである。
いやー、感無量だよ。実は今作をプレーしたのは、ビグボスさんの姿と声を聴きたかったってのもあるんだよ。大塚周夫氏の声を。
今作にビッグボスが出ることは、知っていた。声優が大塚周夫氏であることも。説明するまでもなく、周夫氏は大塚明夫氏の実父である。
現実の父子が、ゲーム中の父子を演じる。それも因縁塗れの関係を清算する、最後の最後のシーンで。これだ、これが見たかった!!
……まぁ説明台詞が多く、期待したほど熱くて切ないもんでもなかったが、それでも感無量だったよ。ここだけは、見入ったね。
ツッコミどころはあるんだが、この対面を実現させたんだから、チャラだ。周夫氏は今年1月に亡くなった。もう二度と見られない共演だ。
MGSシリーズには「父を超える」という隠れたテーマがあり、それが父親共々声優である明夫氏がスネーク役に抜擢された理由の一つらしい。
本当にMGS1の頃からそんな構想があったのかは分からんが、最後の最後で見事にそれを結実させた。偉いぞ監督。世界の監督。
当然と言うべきか、ビッグボスはそこで息絶える。そしてスネークは今度こそ戦場を去り、余生を平穏に生きることを決意する。
スネークには子を作れない。彼らの血を継ぐものはいない。ではその意志は? 記憶は? 彼らを知る誰かが後世に引き継ぐのか?
それは分からん。教科書に載らないまま、知られざる伝説となっていくのがカッコ良いと思うけどね。はは。勝手だなぁ……。


ふぅ。あ、メタルギアオンラインは一切やってません。つーか既にサービス終わってるし。別にやりたくもなかったが。
1周目は「ソリッドノーマル」でプレー。最初はノーマルでやるつもりだったが、これが「欧米版ノーマル」と知り、腹立ったから。
んで2周目は「ビッグボスハード」でプレー。当然難しくなっているが、潜入に関しては慣れていて、意外とスムーズに進めた。
ボス戦はお察しだけどな。あと「勝手知ったる2周目」は物語の復習という意味でも大事なのに、ムービーは大半を飛ばした。無理。
今作の長すぎるムービーは、1周目より周回プレー時の方が足を引っ張るかもな。付き合うには長すぎ、飛ばすにも多すぎて。やれやれ。
ともあれ2周、頑張った。アラートはともかく殺傷はなるべく抑えるようにしたし。俺なりのスネークだよ。もう休ませてくれ。
……今作をやって、旧作の再プレーをしたくなったが、まぁまた今度だな。特にMGS1は「凄く面白かった」記憶が残るからなぁ……。

さて。今作で物語は完結したはずだが、監督はフリーダム(×リバティ)なので、自然と続編が登場した。「メタルギアソリッド5」である。
さすがにソリッド・スネークを出すのはもう無理があるので、今回は再びネイキッド・スネーク、若かりし頃のビッグボスが主役だ。
……いやいや。今作ではスネークだけじゃなく、ビッグボスも全てを終えて眠りについたではないか。何故また戦わせるんだよ。
大々的に完結したのに、今更過去の話をほじくり返されてもなぁ。完全新キャラでやるならまだしも、結局「スネーク」に頼ってるし。
そして5は、2部構成にまでしたのに、物語が盛大に未完で終わるらしい。なんじゃそら。監督、いいんですか。ここでもフリーダムですか。
「ゲームは今、クリエイティビティーの面で危機に瀕しています」とキメポーズで語ってたのは何時だったか。ったくなぁ……。
まぁプレーはしてないからあまり言わんが、どうもやっちまったみたいですな。そして何も語らない責任者。はぁ。
コナミ内部で色々あったって噂もあるが、ンなもん客には関係ない。そして名声を独り占めする以上、悪評も全部背負ってこそ監督だ。
んー。オープンワールドだってなぁ。想像出来るような出来ないような。取り敢えず、選択肢には入れておくか。うーん……。

実は前哨戦「MGS5 グラウンド・ゼロズ」は持っている。XBOX360版を。XBOXライブゴールドの無料提供ゲームで貰ったのだ。
なのでこれはそのうちやるだろう。そこで5の手応えをみよう。そうこうしてるうちに、恥知らずにも真・完結編とか出るかもしれんし。
けど、更なる続編は、ちと厳しそうだな。コナミが家庭用ゲーム機からスマホゲにシフトして行ってるのは、もう疑いない事実だ。
今は既に家庭用での発売タイトルは「ウイイレ」「パワプロ」といった定番ものしか目立たない。MGS5が寧ろ例外的だった。
恐らく最後になるメタルギアソリッド、か。……もしかしたら、延々プレーしない方がいいのかもしれんな。

一応限定版を買ったら、メイキングBRが同梱されていた。……ゲームで散々ムービー見せられて、今度は完全なる動画かい。
クリア後に全部ではないけど流してみた。当然小島万歳な内容だが、メイキングだからそれはいい。これも金かかってるんだろうな。
ただ、この時の監督は、まだまだゲームに、メタルギアシリーズに希望を見ていることは感じられた。情熱があった。多分。
スネークの物語は4で終わりだが、メタルギアは誰かが継いでくれればいい。自分はプロデュースしてみたい。なんてことも語っていた。
収録は7年前である。果たして今の監督に、当時の情熱はあるのだろうか。結局自分でMGS5を作ったのは、本望だったのか……?

外部の人間には何も分からない。だって何も語ってくれんし。ツイッタでファンに何か言ってもいいんじゃないか? ……ないか。
つまり、クリエイターは作品で語るべし、と言うことか。それは立派なことだ。なら、新たな作品を作ってもらうしかあるまい。
小島氏がオナニー型のクリエイターであることは間違いない。なら俺としては、金を払えるオナニーを見せてくれと言うしかない。
21世紀に入ってからメタルギア一辺倒だし、そろそろ別のことをやってみませんか。低予算で気軽に。テキトーだけど。
まぁ人の声に耳を貸さずフリーダムに動いてこそ監督か。次に何をするか知らんけど、何かしてくれることを期待しよう。
願わくば、それがゲームでありますように。家庭用ハードで動くゲームでありますように。……「贅沢な」望みだな。
それとも今度こそ、本懐である映画作りに向かうのかね。実写映画でのCG併用は今じゃ常識だから、全くの畑違いってわけでもない。
「超大作ゲーム」に明るい未来はなさそうだしね。スネークさんが命懸けで守ってくれたこの世界、あんまし面白くないですわ。
スネークさん、隠居撤回して、また戦ってくれませんか。真アウターヘブン建設とかどうですか。ビッグボスの名を継いで。
散々周囲の都合で振り回されてきた男スネーク、平和に暮らしたら徐々に恨みが募り、遂に爆発。「悪に堕ちる。野望のために」。
はは。うまくいかんな。英雄が地球を救っても、「その後」までは保証されない。どーしようもない世界が広がることもあるのだ。
はぁ……。








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Unknown (mizz)
2015-11-23 11:30:56
随分前に、ナンバリングは忘れてしまいましたが
雷電?だかが主人公のやつやったことあります。

otaさんがおっしゃるとおり
索敵範囲とか、かなり違和感ありましたね。

暗闇の中で、見通せる距離が短いとかなら
あれでも納得なんですが
絶対見えてるだろってところを見逃されたり。

敵が、全然人間ぽくないんですよねえ。


1度クリアした後、透明になるスーツ着たり
地雷設置した上にエロ本設置して
くいついて読み始めた敵を爆破したりして遊んでましたが

エロ本見つけたら、普通その場で熟読しはじめないでしょ。
こっそり懐に入れて、持ち帰ってからでしょ、熟読は。

敵が、全然人間ぽくないんですよねえw
返信する
Unknown (ota)
2015-11-24 01:22:43
雷電が主人公ということは、PS2の「メタルギアソリッド2」ですね。他にスピンオフタイトルがありますが、それは最近ですし。
……正直、雷電は未だに主役としては違和感あるキャラなんですけどね。前作でスネーク大好評だったのに……。

>索敵範囲とか、かなり違和感ありましたね。
このシリーズのコンセプトをリアルに描くには、人間臭さの表現が不可欠だと思います。そこがどうにも不満ですね。
索敵範囲、索敵中の行動、そして発見された時の行動、いずれも機械的で、そこが没入感を削ぐんですよね。
今作でPS3になって何か変わってるかなと期待したんですが、特に進歩はありませんでした。まぁ難しい課題だとは思いますが。
これなら初期のように、レーダーに扇型でハッキリ視界が表示されている方がまだ良いのかもしれません。
初代MGSに対して今も「すごく面白かった」という印象が残っているのは、これが原因だろうなぁ……。

>エロ本見つけたら、普通その場で熟読しはじめないでしょ。
はっはっは、そうですねw んで敵が本を服の中に隠して、落とすまいと歩き方がぎこちなくなるから、その隙を突いて潜入するとかw
あんましやり過ぎるとゲームが複雑になってしまいますが、人間臭い行動にはもうちょい気を配ってほしかったですね。
どんなにハードが進化しても、コンピューターに「人間臭い動きをしろ」なんて命令はできないんですから……
返信する
Unknown (名無し)
2020-03-22 19:28:43
途中ではぁ…とか入れるの気持ち悪いな…
描いてスッキリするなら良いけど描いて余計嫌な気持ちになってどうすんの くだらね
返信する
Unknown (ota)
2020-03-24 00:52:21
すまんな、口癖なのだ。
返信する

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