釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

T細胞免疫の重要性

2021-12-08 19:12:26 | 社会
今日のブルームバーグは「韓国、コロナ新規感染者が7000人突破-重症患者も過去最多」を報じている。「韓国の新型コロナウイルスの新規感染者は8日午前0時時点で7175人と過去最多となった。疾病管理庁のウェブサイトに掲載されたデータが示した。重症患者も840人と過去最多を更新した。死者は63人増え計4020人。」。感染が急拡大しているのはフランスも同じだ。米国も感染拡大が鮮明になっている。今日のロイターでは「米のワクチン追加接種が最多ペース、オミクロン株懸念で」と報じ、「米政府は7日、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロンへの懸念を背景に、ワクチンの追加接種(ブースター接種)を受けた米国人の数がこれまでにないペースで増えていると発表した」、「ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏によると、追加接種を受けられる65歳以上のうち約55%が接種済み。全体として見ると、米国ではこの1週間で1250万回分のワクチンが接種されたといい、5月以来最多となった。」とある。今日の東京新聞では、「検疫でオミクロン株陽性なら全員入院 症状の有無問わず 政府、教訓踏まえ厳格措置」と報じ、「新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の国内流入を阻止するため、政府は3日から検疫で陽性と判明した場合、無症状でも全員を入院対象にした。アルファ株、デルタ株の流入を許し、多数の感染者、死者を出した教訓から、政府は厳格な措置でオミクロン株に対処する。それでも、専門家は「近い将来の市中感染は免れない」と話す。」と伝えている。しかし、今日の産経新聞では「オミクロン株は脅威なのか 大阪web編集室長・内海俊彦」とオミクロンへの脅威に疑問を呈している。感染力は強まっているが、重症化は現在、報告されていない。ただ、南アフリカでは幼児の入院が増えている。今日の米国CNNによれば、「オミクロン株、ファイザー製ワクチンの効果を一部回避か 南アで実験」とあり、南ア東部のダーバンにあるアフリカ保健研究所(AHRI)のアレックス・シガル氏らが研究室で人間の肺の細胞を使い、ファイザー製ワクチンの接種を完了した12人の血液でオミクロン株が中和されるかどうかを実験。査読前論文としてオンラインで公開した。」、「シガル氏のツイートによると、ファイザー製ワクチンによるオミクロン株への効果は従来株に比べ、大きく落ちることが分かった。一部の検体では、オミクロン株の感染を阻止する中和抗体の濃度が、従来株に作用する中和抗体の41分の1にとどまった。」と、オミクロンがファイザー製ワクチンによる効果を大きく減少させている。10月11日medRxiv掲載のスペインの論文「DECREASED BREADTH OF THE ANTIBODY RESPONSE TO THE SPIKE PROTEIN OF SARS-CoV-2 AFTER REPEATED VACCINATION(SARS-CoV-2のスパイクタンパクに対する抗原抗体の繰り返し接種後の強度低下)」は、ワクチン接種で武漢株に対する抗体価を上げても、デルタ株などその後の変異株への抗体価を大きく下げている。「最も重要なことは、2回目のブースト免疫後に、Alpha、Delta、Kappaの各変種に対する血清の反応性が、Wuhanの変種に対して相対的に低下したことである。」、「同じSタンパク質配列で繰り返し免疫することの利便性に疑問を投げかけル」とある。ブースター接種が全く意味をなさない事実が明らかになっている。英国BBCが今日報じた「医療従事者約70人が新型ウイルス感染、クリスマスパーティーで スペイン」なども「感染した68人の大半は、アンダルシア州マラガ地方病院の集中治療室(ICU)で働く医師と看護師だという。保健当局によると、12月1日に開催されたこのパーティーには、約170人が参加していた。」、「参加者は全員、事前に抗原検査を受け、陰性が確認されていた。しかし半数以上が現在、自主隔離を行っている。感染が判明した医療従事者は、全員がワクチン接種を完了しており、症状は出ていないという。」とあり、ワクチン接種が効果を示していない。今月1日THE LANCETのE Clinical Medicine掲載の英国の論文「Disentangling post-vaccination symptoms from early COVID-19(ワクチン接種後の症状と初期のCOVID-19との関連性)」では、「ワクチン接種後の症状だけでは,症状のプロファイルや機械由来のモデルを用いても,COVID-19と臨床的に確実に区別することはできない.ワクチン接種後に全身症状を呈した人は、地域社会への拡散を防ぐために、SARS-CoV-2の検査を行うか、隔離すべきである。」とまで主張している。ワクチンによる「副作用」と感染による症状に区別がつかいない。この事実こそがワクチンの異常さを示すものでもある。ワクチンは実際の感染時よりも1000倍ものスパイクを体内で作り出し、4ヶ月もの間、体内を巡っている。いずれも論文で明らかにされている。今日、理化学研究所は、「新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞 -体内に存在するもう一つの防御部隊-」を公表している。「ヒトの体内に存在する季節性コロナウイルス[1]に対する「記憶免疫キラーT細胞[2]」が認識する抗原部位を発見し、その部位が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質[3](Sタンパク質)領域にも強く交差反応[4]することを示しました。」、「本研究は、科学雑誌『Communications Biology』オンライン版(12月2日)に掲載されました。」とある。季節性のコロナウイルス感染による風邪がT細胞免疫を形成し、新型コロナウイルスのスパイクに対しても「強く」反応すると言うものだ。2017年10月7日にギリシャのアテネで開催された第3回国際BCG・免疫応答会議では、BCG接種により記憶T細胞を増強し他ワクチンの効果を50-100倍も増強させることが示されている。ワクチンは打てば打つほど武漢株への抗体だけを増加させ、変異株への抗体は激しく減少し、変異株に対して一層無防備になる。ワクチンにより抗体を作るB細胞刺激ではなく、重症化を防ぎ、変異株にも対応するT細胞の強化こそが最重要である。幼児や子供、若者への現行ワクチンの接種など、狂気そのものだろう。ワクチンによるスパイクは脳、心臓、などの重要臓器の他、卵巣にも大きく影響を与えることが示されている。発育期の子供や若者が障害を抱える事になる。中長期の影響は何ら解明されていない。ワクチン濃度にばらつきがあるために、運よく影響を免れることもあるようだが、現在は、一見、健康でいるように見えても、体内の血管での炎症は持続している可能性もある。
米国新規感染者数推移

「なぜリスクある方法を取ったのか」

2021-12-07 19:12:17 | 社会
今日の英国BBCは、「米ニューヨーク市、ワクチン接種を民間の全企業に義務付け」で、「米ニューヨーク市のビル・デブラジオ市長は6日、市内のすべての民間企業の従業員に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種を出社の条件にすると発表した。」、「同市は秋からすでに、公的機関の職員に対してワクチン接種を義務付けている。」と書いている。何のために接種を義務付けるのか、義務付ける根拠がまさに示されていない。米国のファイザーやモデルナのmRNAワクチンには安全性治験がまだ終わっていないばかりか、ウイルスのスパイクの毒性を体内でわざわざ作り出している。ワクチン接種後の異常な数の死亡報告があっても、ワクチンとは「因果関係」がないとして世界中で無視され続け、従来のワクチンであれば、とっくに中止されているはずの事態を招いても接種が義務付けられる。京都大学ウイルス研究所宮沢孝幸准教授は、昨夜のツィートで、「私はコロナウイルスのスパイクタンパク質に対して抗体をあげること自体がこわかった。mRNAワクチンは不完全なところがあって、私は今回のmRNAワクチンのコンセプトに納得していなかった。LNPは抗原提示細胞以外の様々な細胞に入りうる。そうすると免疫をもっている人(感染して回復した人や複数回ワクチンを接種した人、近縁のコロナウイルスに感染して交差免疫を持っていた人)がワクチンを打った場合は、ワクチンを取り込んだ細胞が感染細胞として認識され、抗体や細胞傷害性T細胞で攻撃されてしまうおそれがある。」、「また、スパイクタンパク質を標的に用いると聞いたとき、ADEのことは本当に考えなくてよいのかとおそれた。」、「mRNAワクチンの将来的なポテンシャルは認めるが、何も新型コロナで試す必要はなかったのではなかったと思う。分解しにくくなるように修飾したmRNAも私にとっては未知数であった。mRNA配列によってはLINEのL1酵素によってDNAに変換される可能性もわずかながらにあると思った。」、「これまで風邪コロナウイルスに対しては、人は感染するたびに細胞性免疫がついて、重症にならないようにするという戦略ではなかったのか?コロナウイルスに対して、抗体が誘導されにくいメカニズムはよくわからないが、コロナウイルスに対して抗体はADEの可能性があるために、哺乳類はなるべく抗体価をあげない仕組みで対抗してきたのではなかろうか?コロナウイルスに対して中和抗体が集団中に上がれば、中和抗体から逃れるウイルスが出現するのは当たり前の話で、中和抗体の標的であるスパイクタンパク質を抗原に用いる限り、いたちごっこになるのではないかと思っていたが、現実にそうなってしまった。今までの新型コロナウイルスの変異をみていると、極めて理にかなう形で進化している。受容体とスパイクタンパク質の相性もどんどん良くなって、細胞の中へ入りやすくなっている。つまり、感染性は上がる方向に向かった。」、「今、オミクロン株が発生したが、これはとても理にかなっていて、中和抗体から見事なまでに逃れているようだ。さらに、弱毒化もさらに進行しているように見える。私が2シーズンで落ち着き、5シーズンで風邪化が完了するのではと予想していたけれども、まさにそうなりつつあると確信している。」、「ワクチンでスパイクタンパク質を作らせる作戦そのものも間違っていると思っている。」、「何も免疫の標的はスパイクタンパク質だけではないのに、なぜリスクある方法を取ったのか。」。ウイルス研究者が新型コロナウイルスワクチンに対して、これまで抱いて来た疑問を吐露している。今年7月15日、理化学研究所と東京理科大学は、「ワクチンと感染では作られる抗体の質が異なることを発見」と題してプレスリリースを行なっている。「経鼻感染の方がワクチン接種よりも質の高い中和抗体である「広域中和抗体[1]」が産生されることを明らかにし」たと言うのだ。インフルエンザウイルスもエイズウイルスやコロナウイルスと同じく、いずれも一本鎖のRNAウイルスであり、新型コロナウイルスの感染とワクチン接種でもほぼ同様の免疫状態になると考えられる。先月16日、英国のTHE EXPOSÉは、「Are we seeing some new form of Covid-19 Vaccine induced Acquired Immunodeficiency Syndrome? – Official Government data suggests the Fully Vaccinated are on the precipice of disaster as their Immune Systems are being decimated(コヴィド-19ワクチンによる新しいタイプの後天性免疫不全症候群が発生しているのだろうか?- 政府の公式データによると、完全にワクチンを接種した人たちは、免疫システムが壊滅的な打撃を受けており、災害の危機に瀕している)」と題して、英国保健安全局が公表した「ワクチンサーベイランス」レポートのデータを使って、ファイザー社がワクチンの95%の有効性を算出したのと同じ計算方法で、Covid-19ワクチンの実際の有効性を算出した。2021年8月16日から9月12日までと、2021年9月13日から10月10日までの間を比較して、「ワクチンの実際の効果がすべての年齢層で大幅に低下」し、「特に40~49歳の年齢層では、実際の効果が」、「マイナス109%にまで低下」していた。そして、「ワクチンの現実の効果がマイナス100%の壁を超えたということは、ワクチンが失敗しているだけでなく、接種者の免疫システムを完全に破壊していることを示唆してい」ると書いている。「第33-36週と第37-40週の間に、コヴィド-19の死亡者数は、ワクチン未接種集団では726人から557人に減少したが、完全にワクチンを接種した集団では2,094人から2,136人に増加した。」、さらに「37-40週目と41-44週目」では、「ワクチン未接種者の死亡数は、第41週から第44週の間にわずか30人増加して合計587人となったのに対し、完全接種者の死亡数は、第41週から第44週の間に2,136人から2,732人に増加した」。「最新のデータによると、コビッド-19の注射は現在、30歳以上のすべての人にマイナスの効果があり、40歳から69歳までのすべての人にマイナス100%の壁を超えるマイナスの効果があることが証明され」た。「ただし、この計算は、ファイザー社が自社のワクチンの有効性を95%と主張したときに用いた計算をそのまま用いてい」る。最後に「現在のデータによると、実験的なコビッド-19注射で完全にワクチンを接種した人のこの冬の見通しは最悪のようです。はっきり言って、最初に言ったように、完全にワクチンを接種した人は災害の崖っぷちに立たされているのです。」と結んでいる。今月1日のResearch Squareに、アラブ首長国連邦のアブド・エルマレク・エサディ大学Abd Elmalek Essadi Universityの研究者らによる論文「SARS-Cov 2 infection and anti-tuberculosis immunity: temporal association or real protective role?(SARS-Cov2感染と抗結核免疫:一時的な関連性か、真の保護的役割か?)」が掲載された。同じコミュニティの年齢・性別を対応させた新型コロナウイルス感染者120人と非感染者120人のツベルクリン反応を比較した。その結果、感染者120人では、117人が陰性で、うち5人が重症であった。陽性は3人で重症者はいなかった。また、人非感染者120人では、80人が陽性であった。欧米に比べて日本が感染者や重症者・死亡が少ないのは、BCG接種が大いに関係していると考えられる。ワクチンよりよほど重要だ。
今日の曇天の中の紅葉

離陸を開始した日本の第6波

2021-12-06 19:13:49 | 社会
この冬初めて、今朝、気温が氷点下となり庭の水槽が凍った。放射冷却で気温は下がったが、釜石には雪は全くない。昨日、内陸の北上市の外れにある産直へ出かけたが、途中の遠野市や北上市には雪が残っていた。やはり北上は釜石より寒い。北上の市街地までは行かなかったので、市街地の雪の状態は分からないが、いずれにしても遠野や北上は釜石よりも3〜4度は気温が低い。気温が下がって来ると、予想通り日本の新規陽性者の数が確実に増加に転じて来た。今はちょうど飛行機が滑走路を助走し、車輪がわずかに滑走路から浮き上がったところだ。上昇に大きく転じるのは数理統計で予想された10日前後になるのかも知れない。オミクロンが南アフリカで報告されてから、世界中が入国禁止制限を敷いたが、すでに遅しで、もう50近くの国と地域でオミクロンが検出されており、世界中に蔓延したと見て間違い無いだろう。オミクロンは多くのメディが感染力はあるが、多くが軽症か無症状と伝えている。しかし、アイスランド国立放送サービスRÚVが今月2日に「Fjórir þríbólusettir á Landspítala með COVID-19(ランズピタリ病院でのCOVID-19による4つのトリプルワクチン)」では、アイスランドのレイキャビクにあるランズピタリ病院のコロナ病棟では、入院患者22人のうち4人が3回のワクチン接種を受けており、しかもそのうちの1人は集中治療室ICUにいる。全て70歳以上のようだ。入院している22人のうち、9人はワクチン未接種で、9人は2回のワクチン接種を受けており、3回目のワクチン接種者を含めれば、入院者の59%はワクチン接種者であり、3回接種者の25%が重症化していると言うことになる。ワクチン接種者がデルタやオミクロンには感染しやすい傾向があることは、南アフリカやイスラエルでも見られていたが、今日の読売新聞オンライン、「群馬・太田の工場でクラスター、計42人感染…29人はワクチン2回接種済み」でもその傾向が裏打ちされている。恐らくこの工場は、外国人研修生が多くいる富士重工の工場だと思われる。年齢層は、従って高齢層ではないだろう。米国メディアCNNでも今日、「米クルーズ船、コロナ陽性者10人 全員ワクチン接種済みで無症状」と報じられている。ワクチン接種済みでなければ乗船出来ない大型クルーズ船で、先月28日3200人の乗客を乗せて出航後、今月4日の検査で10人の陽性が判明した。船は5日にニューオーリンズに帰港している。今日の東京新聞、「ワクチン接種後の抗体、どのくらい残ってるの? 記者が自費で毎月測ってみた<新型コロナ>」では、モデルナ製を接種した記者がワクチン接種後に作られる抗体を調べてみた。「抗体価の推移はジェットコースターのようだ。1回目接種後の1ミリリットル当たり約800ユニットから、2回目の接種後は約1万1000ユニットと13倍以上に急増した。」しかし、「喜んだのもつかの間、1カ月たつと半分以下に。また1カ月するとさらに半分近くまで低下した。」、そして48歳の大学教員もファイザー製接種後の抗体を調べてみると、「低下スピードは記者より速かった。」。そもそもワクチンは身体的な弱者を守るためのものだ。しかし、残念ながら、高齢者や虚弱者はワクチンにより作られる抗体自体が多くなく、しかもそれすら減少するのが早い。健康な若者や壮年ではワクチン接種すら必要ない。mRNAワクチンによる「副作用」を考えれば、基礎疾患のある人、肥満の人、高齢者すら接種する意味合いはずっと薄くなる。まして青少年や幼児はもってのほかである。3日公表の第73回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会の資料1-1-2-1 予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について 「3.報告症例一覧(医療機関からの報告) 」を見ると、No25218に13歳の少年が10月30日にファイザー製ワクチンを接種して、その日のうちに風呂で心停止し、溺水状態で見つかっている。報告医は因果関係を「関連あり」と報告している。ロット番号はFK0108であった。先月30日、米国メディアThe EPOCH TIMESのEPOCH TVで、「Dr. Harvey Risch: Hydroxychloroquine, Ivermectin, and Other Therapeutics Highly Effective in Early COVID Treatment(ハーヴィ・リッシュ博士:COVIDの早期治療にはヒドロキシクロロキン、イベルメクチンなどの治療薬が効果的)」と題して、米国イェール大学の公衆衛生大学院および医学部の疫学ハーヴィ・リッシュ教授が、インタビューで答えている。教授は、科学や医学とは関係ない理由で抑圧されているヒドロキシクロロキンやイベルメクチンなどの治療薬をさまざまな薬と組み合わせて早期に展開すれば、新型コロナウイルスに対して極めて有効であると述べている。米国の地域農業新聞であるLancaster Farmingでも、先月2日、「Ivermectin Designed for Human Use Can Be Safe and Effective [Opinion](人体用に設計されたイベルメクチンは安全で効果的である[オピニオン])」と題して、イベルメクチンが、他の国(メキシコ、ペルー、アルゼンチン、インド、中国、日本)で「テストと治療」プログラムの一環として大きな成功を収めており、病気の早期(最初の5日間から7日間の期間)に開始した場合、COVID入院を75%減少させることが示されていると書いている。昨年7月27日に学術誌JAMAに掲載された、ドイツのフランクフルト大学の研究者らによる論文、「Outcomes of Cardiovascular Magnetic Resonance Imaging in Patients Recently Recovered From Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)(コロナウイルス感染症2019(COVID-19)から回復したばかりの患者における心血管磁気共鳴画像診断の成果)」によると、コロナから回復して間もない人100人をMRIで検査したところ、78人に何らかの心臓の異常を認め、60人は心筋炎を起こしていた。重症度や経過、診断からの時間等とは相関は見られなかった。感染をすれば、無症状・軽症であっても実際には心臓などの重要な内臓に何らかの障害を残す可能性があり、ウイルスと同じスパイクを作り出すワクチンもほぼ同じような「副作用」を残す。やはり予防が重要であり、免疫力を高めた上で、感染が流行した場合は、イベルメクチンを定期的に服用することが最も安全で安い方法だと言うことだろう。もう1年半以上、家族を含めてイベルメクチンを予防内服されている家族もいるようだ。日本はわざわざ新しい変異株を招くような「ザル」状態の空港検疫を続けている。3日のAERA 「オミクロン株警戒も空港検疫に“穴”? 「抗原検査ではなくPCR検査をすべき」と専門家指摘」でも「PCR検査に詳しい国立遺伝学研究所の川上浩一教授は「抗原定量検査とPCRの感度は明らかに違う。抗原定量検査ではすり抜けが出てしまう」、「国立感染症研究所が出した研究結果でも、PCRのほうが約1千倍感度が高いという結果です」、「PCR検査は唾液でもできるし、結果が出るまで50分~1時間」と述べている。日本では今後もこの感染は確実に続き、いくつもの変異株に侵入され続けるだろう。長期戦の自己防衛をイベルメクチンやビタミンD・亜鉛などでの免疫強化を図れば、決してコロナは恐れる必要などなく、不健康なマスクなども不要となる(不必要な場面では極力外す)。
浮牛城(ふぎゅうじょう)趾ー奥州安倍氏最後の棟梁、安倍貞任の築城。後、伊達藩の藩境警護の城となる



遅い厚生労働省の対応

2021-12-04 19:08:11 | 社会
南アフリカはワクチン2回接種者は24.7%、1回接種者を合わせても29.4%である。しかし、オミクロン感染者の半数がワクチン接種者である。ワクチン接種者が感染しやすいと言うことだろう。今日のブルームバーグは「【新型コロナ】南ア感染急増、米6州に拡大-独専門家「長期戦」警告」で、「南アフリカ共和国で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は、4日間でほぼ4倍に増加した。同国では新たな変異株「オミクロン」の感染が急拡大している。」と報じている。オミクロンは確かにデルタに比べても感染力は強くなっていると思われる。しかし、今のところ重症化はむしろし難いように見える。感染力も重症化も強めたウイルスはむしろ消滅を早めてしまうので、そうした変異は本来起こりにくいはずだ。ウイルス全体で59箇所もの変異があり、スパイク部分だけで32箇所の変異があるオミクロンと言う変異株は、余りにも異常で、ウイルス学の東京医科歯科大武内寛明准教授は「従来とは似て非なるウイルスだ」と表現している。感染力の強まった新たな変異株の登場で、主要国はさらにワクチン接種を強化している。ワクチン接種者が多く感染していることを考えると、デルタ以上にオミクロンではワクチン接種による感染増強が起きている可能性すらある。昨日、厚生労働省は「米ファイザーと米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン接種後、若い男性で通常より高い頻度で報告されている心筋炎や心膜炎の症状について、通常の注意喚起から「重大な副反応」に警戒度を引き上げ、医師らに報告を義務付けることを決めた。」とANN報道ステーションが報じている。若い男性では、ワクチン接種後の心筋炎は100万人あたりファイザー製では10代15.7人、20代13.32人、モデルナ製では10代81.8人、20代48.8人である。厚生労働省のこの警戒度引き上げの根拠となった資料が、昨日公表の「73回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会2021(令和3年)12月3日 予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について」である。表①を見ると、10代、20代のワクチン接種後死亡者は31名で、男性が22名、女性が8名、不明が1名となっており、10代の死亡者が5名で、そのうち2名は湯船での死亡である。表②では、ファイザー製接種後の死亡数は12月3日時点で1331人となっている。医師からの報告数が8月4日までは3桁であったが、以後は2桁に減少し、時間とともに減少し続けている。表③では、ファイザー製百万回接種当りの重篤者は99名、死亡者は23名となっている。先月28日、英国オックスフォード大学監修のClinical Infectious Diseasesに掲載された香港の研究者による論文「Epidemiology of Acute Myocarditis/Pericarditis in Hong Kong Adolescents Following Comirnaty Vaccination(香港の青少年におけるコミナティ(ファイザー製)ワクチン接種後の急性心筋炎/心膜炎の疫学)」によると、2021年6月14日から2021年9月4日の間に、Comirnaty(ファイザー製)ワクチン接種後に急性心筋炎・心膜炎を発症した中国の12歳から17歳までの青年33名を対象に調べた。結果は「29名(87.88%)が男性、4名(12.12%)が女性で、年齢の中央値は15.25歳であった。27例(81.82%)が2回目、6例(18.18%)が1回目の接種後に急性心筋炎・心膜炎を発症した。急性心筋炎・心膜炎の全体的な発生率は,接種者10万人あたり18.52(95%信頼区間[CI],11.67~29.01)であった。」、「男子青年では,1回目と2回目の接種後の発症率は,接種者10万人あたり,それぞれ5.57(95%CI 2.38-12.53)と37.32(95%CI 26.98-51.25)であった」。米国の心臓外科医スティーブン・R・ガンドリーSteven R.Gundry博士は「mRNAベースのワクチン接種は、血管内皮の炎症および心筋へのTリンパ球の流入を激化させ、それによって血栓症、心筋症、その他の心血管障害のリスク増大の一因となる可能性がある」と警告しており、ベルギーのブノワ・オックスBenoît Ochs博士は、ワクチン接種後は血液検査で5つのマーカー(D-ダイマー、CRP、CPK、トロポニン、フェリチン)を測定するようアドバイスしている。血液凝固や炎症、心筋障害、鉄分貯蔵タンパク質を見る必要があると言うことだ。感染を防げず、重症化も防げない、しかも全身で炎症をも引き起こすワクチンよりも、自然に身体に備わる免疫の強化の方がよほど健全である。先月24日のThe NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE掲載、カタールの「Severity of SARS-CoV-2 Reinfections as Compared with Primary Infections(SARS-CoV-2再感染の重症度と初感染との比較)」なる論文は、「感染が確認された353,326人のうちワクチン接種記録のある87,547人を除外した上で、再感染による重症疾患(急性期入院に至る)、重症疾患(集中治療室(ICU)への入院に至る)、および致死的疾患のリスクを、一次感染と比較して検討し」、「再感染で入院や死亡に至る確率は,一次感染に比べて90%低かった.4件の再感染は、急性期の入院に至るほど重篤であった。ICUに入院したものはなく、死亡したものもなかった。再感染はまれで、一般に軽度であったが、これは一次感染後に免疫系が活性化したためと考えられる。」としている。京都大学iPS細胞研究所CiRAのサイトに8月23日に掲載された「加齢やサイトメガロウイルス感染が新型コロナウイルス反応性キラーT細胞に与える影響」によると、未感染の日本人でも新型コロナウイルスに反応するT細胞があり、その数や機能性は、高齢者と若齢者で大きな違いはなく、ただ、高齢者ではT細胞の一部が若齢者に比べて少なく、老化したT細胞が多かった。また、サイトメガロウイルスに感染した若齢者では、新型コロナウイルスに反応する、老化したT細胞が増加していた。風邪の4種のコロナウイルスに普段感染していることがT細胞免疫を強化してくれているのかも知れない。今月2日、NATUREのcommunications biologyに掲載された日本の理化学研究所生命医科学研究センターの論文「Identification of TCR repertoires in functionally competent cytotoxic T cells cross-reactive to SARS-CoV-2(SARS-CoV-2に交差反応する機能的に優れた細胞傷害性T細胞のTCRレパートリーの特定)」では、日本人の多くで見られるヒト白血球抗原HLA-A24をもつ健康な人は、通常の風邪コロナウイルスへの特異的T細胞が、SARS-CoV-2に対しても反応性を示すことを明らかにしている。昨日の産経新聞は、「岸田首相、ビル・ゲイツ氏と電話会談 オミクロン株対応で連携」を報じているが、ワクチンの強力な推進財団を率いるゲイツ氏と提携とあるので、ワクチン接種の圧力がさらに増すのかも知れない。肥満や基礎疾患のある人は要注意であるが、健康な人も含めて、免疫力を強化し、イベルメクチンでの予防、感染時の内服継続で十分変異株にも対応可能だ。程度の差はあれ、現行のmRNAワクチンは必ず体内で有害な影響を残す。今月、イベルメクチンでノーベル賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授編著の『イベルメクチン-新型コロナ治療の救世主となり得るのか』(河出新書¥935)が発売され、早くもアマゾンの医療域で第1位となっている。今週は月曜日から今日の土曜日まで先週の同じ曜日よりも感染者数が全て増加している。

世界はどこへ行こうとしているのだろう

2021-12-03 19:16:13 | 社会
釜石を含む三陸沿岸は、南からの暖流と北からの寒流が交わり、夏は内陸に比べて涼しく、冬は暖かい。今日も内陸とは3度の差がある。釜石の方が気温が高い。内陸との間に山もあるため、東北にもかかわらず雪はほとんど積もらない。内陸隣の遠野市は毎年雪が多い。山を挟んでまるで別世界だ。 昨年の今頃は新型コロナ感染者数が全国で2500人前後いた。まだ国内全体に現在よりも緊張感が強かったせいもあり、外出を極力控えていたためか、昨年はインフルエンザの予防接種をする人も今年ほど多くはなかった。新型コロナウイルスワクチン接種でワクチン接種慣れしたこともあるのかも知れない。新型コロナウイルス感染をきっかけに、改めて、人の免疫について考えるようになった。結論を言えば、やはり人が有する生来の免疫の強化こそが最も重要だと言うことだ。コロナ以前からインフルエンザのブレイクスルーはすでにしばしば見られていた。CEOがファイザー社の大株主であるロイターは、今日の記事で「オミクロン株、再感染リスク3倍 自然免疫回避を示唆=南ア研究」を報じている。「南アフリカの複数の医療団体で構成するグループは2日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、現在主流のデルタ株やベータ株と比べて再感染リスクが3倍とする分析結果を公表した。 南ア疫学モデリング分析センター(SACEMA)と国立伝染病研究所(NICD)は、この結果について「オミクロン株が過去の感染による免疫を回避する能力を持つという疫学的な証拠」を示すとする声明を出した。」と書かれている。オミクロンはしかし、感染による自然免疫を回避するだけでなく、ワクチンによる2度の接種や3度のブースターで得られる抗体をも回避する。イスラエルでは3度目のブースター接種をした2人の医師と、30代女性の3人がオミクロンに感染している。日本の空港で見つかったナイジェリアの外交官やペルーから入国した20代男性もいずれも2回のワクチン接種を終えていた。ペルーからの男性などはファイザー製ワクチンを9月と10月に接種しており、明らかに本来ならばワクチンによる抗体が有効な期間中に感染している。オミクロンはスパイク部分だけでデルタ株の2倍になる32の変異がある。自然感染の場合は、単に抗体を作り出すB細胞だけでなく、T細胞まで十分な刺激を受ける。このT細胞への刺激が再感染した場合に重症化を防ぐことにつながる。しかし、ワクチン接種の場合は、T細胞への刺激が十分でないだけでなく、スパイク部分のRBD部位に対する抗体は中和抗体として機能するが、NTD部位に対する抗体は、感染増強抗体となることが大阪大学の荒瀬尚教授などの研究で明らかになっている。自然感染の再感染の場合も、ワクチン接種後の感染も、等しく避けられない感染であるが、ワクチン接種後の感染はより感染しやすい可能性がある。自然感染後の再感染ではT細胞免疫により重症化が防がれている可能性がある。南アフリカで再感染が多いが、無症状や軽症だと報じられるのも、そのためだと考えられる。昨日のロイターは「情報BOX:南アで目立つ乳幼児のコロナ入院、オミクロン株と関係は」を報じている。「南アフリカで新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染者が多い地域から集めたデータに基づくと、2歳未満の子どもの入院患者数が多く、オミクロン株は乳幼児に高いリスクをもたらすのではないかとの懸念が生じている。」とある。乳幼児では人に備わる自然免疫がまだ十分でなく、特にT細胞免疫の成熟度が低いために入院を要する状態になっている可能性がある。今日の東京新聞では、「ハワイでオミクロン株の市中感染確認」、「オミクロン株、数カ月で主流に 欧州、スペインで初の市中感染」などが報じられており、どの国もPCR検査や抗原検査を主に行なっており、遺伝子解析をしていなかっただけであるため、多くの国ですでに市中感染は起きていると思われる。今日のブルームバーグでは「NY州の新規感染者数が1月以来最多、多数の病院で収容限界に近づく」として、「米ニューヨーク州の新型コロナウイルスの新規感染者数は1万1300人と、1月以来最多を記録した。州内の病院数十カ所が収容能力の限界に近づいた。 新型コロナ感染による入院患者の総数は1カ月で1000人余り増加し、1日時点で3093人に達した。2日時点で空き病床の割合が10%以下の病院は、オールバニ・メディカルセンター病院やニューヨーク市のマウントサイナイ病院などを含む56カ所に上ったと州衛生当局が明らかにした。」と書かれている。欧米や日本のある北半球は今後気温が下がって行く。感染がこれから増加するのは自然の成り行きだろう。日本もわずかだが増加傾向が見られ始めている。オミクロンはデルタ以上に感染しやすいかも知れないが、現在までの皆アフリカを見る限りでは、デルタよりも重症化はしないのかも知れない。いずれにしろ、今後も更なる変異株は出続ける。今日のCNN「ドイツ、ワクチン未接種者に厳しい行動制限 接種義務化も視野」では、「メルケル首相らは数カ月後にワクチン接種を義務化する計画への支持も表明した。」とある。欧州連合EUのフォンデアライエン欧州委員長は一昨日、EU全体でワクチン接種の義務化を議論する必要があると述べている。デルタ型ではワクチンは感染も重症化も防げていない。にもかかわらず当局は執拗にワクチン接種を迫る。ワクチン接種後の有害事象や死亡はどの国も因果関係を一切認めようとしない。十分な治験もなく5~11歳へのワクチン接種まで行われている。免疫の原則が失われているだけでなく、医療の原則も失われてしまっている。早期発見、早期治療をがん検診では高々と謳いながら、この感染では、世界一律に初期治療は行わない。初期治療に有効な既存薬がいくつか研究で明らかにされても、無視されるだけである。あまりにも矛盾に満ちたこの世界のコロナ対策は、何を目指すのだろう。

過去にもあった異常な世界は

2021-12-02 19:10:03 | 社会
今朝の釜石は気温が2度で、今冬初めて雪が降った。朝は市街地に迫る山も真っ白になっていた。しかし、平地では降った雪はすぐに溶けた。車の上にわずかに積もる程度だ。午前中から日が射して来たが、最高気温は7度で風がいつもより強い。昼休みに、八幡宮前に行くと、強い風が吹く時があり、たくさんの枯葉が舞った。紅葉の大樹を見上げていると、坂道を降りて来た老人が「残念だね、葉が落ちて」と言いながら去って行った。例年ならば10日頃までは見られる紅葉だが、今年は早まるかも知れない。 18歳以上では93.5%がワクチン接種済みである韓国は、今日も朝鮮日報が「韓国の新型コロナ新規感染者5266人・重症者733人…二日連続で最多更新」、「接種率は80%超えたのに…韓国11月コロナ死亡率、8月の3倍に急増」と伝え、中央日報は「オミクロン株感染者5人…韓国でも連鎖感染が始まった」と伝えている。南アフリカが新たな変異株を報告して、初めて他国もアフリカからの入国者を皮切りに、海外からの入国者の遺伝子解析を行うようになった。すでに主要国はじめ20カ国以上の国でオミクロンが検出されている。南アフリカが報告する以前にすでに世界に広がっていた。ただ遺伝子解析まではしなかっただけである。昨日の朝日新聞デジタルは「オミクロン株、ワクチン3回接種の医師2人感染 イスラエル」で、「中東イスラエルで11月30日、医師2人が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染していたことがわかった。2人は新型コロナのファイザー製ワクチンを3回接種済みだったという。イスラエルでは、これまでオミクロン株の感染が2人確認されており、感染者は計4人となった。」と伝えている。また、昨日の東京新聞は「オミクロン株、国内2例目の感染確認 11月27日にペルーから入国 10月に2回目接種したばかり<新型コロナ>」と伝えた。日本で二例目となった20代男性は10月に2回目のワクチン接種を受けていた。本来ならば抗体の有効期間である。イスラエルのブースターも日本の2回目ワクチン接種もいずれもオミクロンの感染も防げない。ブレークスルーはデルタ型でもあった。抗体の有効性が期限切れになるからと、各国はブースターを急ぐが、イスラエルでは、ブースター接種すらブレイクスルー感染があった。2回接種後の抗体有効期間ですらブレイクスルー感染した。スパイク部分の変異がデルタ型の2倍にもなるオミクロンに、有効性が失われている抗体を作り出すワクチンをいくら打っても効果は期待出来るわけがない。しかも、ブースターを重ねれば、抗体依存性感染増強の可能性が高まる。今日のフランスAFPは、「南ア、オミクロン株で新規感染者「指数関数的に増加」で、「南アフリカ国立伝染病研究所(NICD)は1日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」によって国内の新規感染者が急増しており、「憂慮すべき」状況にあると議会に報告した。」、「NICDのミシェル・グルーム(Michelle Groome)氏によると、感染者が「指数関数的に増加」しており、新規感染者7日間移動平均は2週間前の300人前後から先週には1000人、直近では3500人になった。」、「NICDによると、1日当たり新規感染者数は11月29日時点で2300人だったが、11月30日には約4400人、12月1日には8561人となった。」と報じている。オミクロンは感染が急速であることは確かなようだ。しかし、感染への対策は、いずれもワクチンの更なる接種一本槍である。英国は今年の39週目と42週目で、新型コロナウイルス感染は、完全にワクチンを接種した人の間で8万9821件(89.7%)、ワクチンを接種していない人の間で3395件(3.4%)発生した。ブレイクスルーが多発すると言うことは、これまでに開発された抗体療法も有効性が失われている可能性が高いと言うことだ。昨日、毎日新聞や朝日新聞が、米国FDA食品医薬品局の諮問委員会が、大手製薬企業メルク社が開発した、新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」を重症化するリスクが高い軽症や中等症の患者を対象に緊急使用許可を出すよう勧告したこと、「FDAはこの勧告を尊重する可能性が高く、近く正式な許可を出すとみられる。」ことなどを伝えている。このモルヌピラビルの治験は、10カ国で行われレたが、9カ国で有意差は出なかったために、有意差の出たブラジルの治験だけが根拠とされている。しかも、ブラジルの治験ではわずか34人である。この新型コロナウイルス感染では、規制当局がワクチンや治療薬の安全性や有効性の科学的データを厳密には審査していない事実を露呈させた。FDAと製薬企業の馴れ合いはすでに何年も前からであり、FDA長官が製薬企業の重役になったり、FDAの諮問委員会メンバーに製薬企業が入り込んだりは今では当たり前になっている。恐らく、日本の厚生行政でも大差はないだろう。これまでもワクチン被害はほとんど救済されることがなく、本来、厚生労働省が行わなければならない治験をFDA同様に全て製薬巨大企業に丸投げである。それも巨大企業でなければ困難な治験内容を要求する。こうした医薬の歪んだ行政の中で、今回の新型コロナウイルス感染が発生している。ワクチンの契約時に製薬企業に対して一切を免責すると言う条件自体があまりにも異常過ぎる。ワクチンは本来健康な人に使う。もともと健康な生活を送っていた人たちが、これほど多くの有害事象を被り、異常な数の死者まで出ていても、誰も責任を問われないばかりか、すでに有効性を失っていることが明らかなワクチンをさらにブースターとして接種しようとしている。ワクチンによる抗体依存性感染増強ADEや人が本来有する免疫の阻害がいくつかの論文で警告されていても、無視し続け、ひたすらワクチン接種を推進する。その結果には国も製薬企業も一切責任を負わない。太平洋戦争では、多くの国民が政府や軍部を信じ、そこから流れる情報を鵜呑みにした。敗戦を迎えると、「騙された」と言う。その当時でも冷静に世界を見て、自分で考えれば無謀な戦争だと分かるはずだ。周囲に同調しなければならない環境であっても、思考だけは可能である。現在の日本や世界が、まさしくその当時の国民と重なって見えて来る。ブースターまでの期間を短縮するよう訴えるような論調のメディアに接すると、メディアもやはり当時のメディアの如くに見えて来る。いつの時代も人は変わらない。過去の歴史はやはり繰り返されるようだ。

免疫学の基本原理を無視

2021-12-01 19:10:02 | 社会
昨夜からの小台風のような雨と風だったが、昼頃から日が射して来た。風はまだ残っていたが。木々の葉がかなり散ってしまった。東京では今日からワクチンの3回目の、いわゆるブースター接種が医療従事者対象に始まった。釜石では1月ら医療従事者が、2月から高齢者が対象に始まる。しかも国のファイザー製ワクチンが少なくなっているため、途中からモデルナ製に変更されるようだ。無論、こんな有効性もなく、リスクすらあるワクチンなど接種する気はない。インフルエンザワクチンも接種しなかったが、どうやら今冬のインフルエンザは、昨冬よりもさらに少ないようだ。今年4月19日の毎日新聞、「インフル流行せず 例年1000万人 今季1.4万人」によれば、インフルエンザの推定患者数は、2015〜2016 991万人、2016〜2017 1046万人、2017〜2018 1458万人、2018〜2019 1210万人、2019〜2020 729万人、2020〜2021  1.4万人とあり、「流行が起きなかったのは少なくとも1987年にインフルエンザの発生動向調査事業が始まって以来初めて。」と書いている。11月26日に厚生労働省健康局結核感染症課が発表した「インフルエンザの発生状況について」の「インフルエンザ定点当たり報告数・都道府県別」を見ると、「インフルエンザ定点当たり報告数推移」は、42週 10/18~10/24 0.00 (0.00)、43週 10/25~10/31 0.00 (0.01)、44週 11/1~11/7 0.00 (0.01)、45週 11/8~11/14 0.01 (0.01)、46週 11/15~11/21 0.00 (0.00)となっており、46週 11/15~11/21の報告数は19 (23)人である(括弧内は全て昨冬実績)。この新型コロナウイルスは新ためて人が本来持つ自然免疫の重要性を知らされた。学術誌Nutrients10月号に掲載され、10月14日にPubMedに掲載されたドイツの研究者たちによる論文「COVID-19 Mortality Risk Correlates Inversely with Vitamin D3 Status, and a Mortality Rate Close to Zero Could Theoretically Be Achieved at 50 ng/mL 25(OH)D3: Results of a Systematic Review and Meta-Analysis(COVID-19 死亡リスクはビタミンD3の状態と逆相関しており、理論的には25(OH)D3が50ng/mLであれば死亡率はゼロに近い値になる。システマティックレビューとメタアナリシスの結果)」はビタミンDの血液中の濃度が新型コロナウイルス感染の死亡リスクと逆相関していることを報告している。30ng/mLを境に死亡率が大幅に低下し、レベル50ng/mL以上の人の罹患率は実質的にゼロであった。サプリメントでもいいのでビタミンDを摂取することが免疫の維持に重要である。日本人の8割はビタミンD不足とも言われている。ビタミンK2を加えることで、相乗効果が高まる。ワクチンの研究開発者で、ビル&メリンダ・ゲイツ財団やジュネーブにあるワクチンと予防接種のためのグローバル・アライアンス(GAVI)で、主要な役割を担っていたギアート・バンデン・ボッシュGeert Vanden Bossche博士は、昨日の米国 TrialSite Newsに「Continued mass vaccination will only push the evolutionary capacity of SARS-CoV-2 Spike protein beyond the Omicron version(大量のワクチン接種を続けると、SARS-CoV-2 Spikeタンパク質の進化能力がオミクロン・バージョンを超えてしまうことになる)」を寄稿している。「科学的素朴さと傲慢な誇大妄想が相まって、PH(公衆衛生当局)-KOL(キーオピニオンリーダー)と産業界の強力な連合体は、SARS-CoV-2が(ワクチンによる)広範な免疫圧力を受けた場合の進化能力を劇的に過小評価している。オミクロンはその一例に過ぎず、他の国でも同じようなS方向の変異を持つ亜種がすぐに出現することは疑いの余地がない」、「ワクチン接種や自然疾患からの回復時に獲得した以前の中和抗体では、もはやウイルスを中和することはできないが、それでもウイルスとの結合は可能である。中和せずにウイルスとの結合を可能にしたままの抗体は、抗体依存性疾患増強(ADE)を引き起こす危険性がある。ウイルスの本質的な毒性が変化する可能性は低いとしても(毒性遺伝子に免疫の圧力がかかっている証拠がないため)、ADEの発生は、ウイルスの病原性を強化し、加速させるため、同じ効果があると考えられる。」と書いている。ワクチンがむしろウイルスにワクチンによる抗体を避けるように変異するよう圧力をかけていることを指摘し、むしろADEのリスクを高めていると警告している。ワクチンには、しかも、ワクチンそのものの毒性があることも明らかとなっている。同じようなことがワクチンの危険性を訴える世界の数百人の医師と科学者の組織であるDoctors for COVID Ethicsの27日のブログに、タイ人のドイツ微生物学者スチャリット・バクディSucharit Bhakdi博士が「The COVID vaccines were designed to fail (COVIDワクチンは失敗するように設計されていた)」と題して、「COVIDワクチンの失敗は、免疫学の基本原理が無視されていたため、予想されていたことでした。」として、「第一の誤りは、細胞性免疫(細胞障害性Tリンパ球)ではなく、抗体に焦点を当ててワクチンの効果を評価したことです。2つ目の間違いは、体が病原性微生物から身を守るために産生する2つの主要なカテゴリーの抗体の機能的な違いを無視したことです。1つ目のカテゴリー(分泌型IgA)は、呼吸器や腸管の粘膜の直下にある免疫細胞(リンパ球)によって産生される」、「第2のカテゴリーの抗体(IgGおよび循環IgA)は、血流中で発生します。」、しかし、「筋肉に注射されたワクチンは、IgGと循環IgAのみを誘導し、分泌型IgAは誘導しません。このような抗体では、SARS-CoV-2の感染から粘膜を守ることはできないし、効果もない。したがって、今回観測された「ブレイクスルー感染」は、ワクチンの基本的な設計上の欠陥を確認したに過ぎない。血液中の抗体を測定しても、呼吸器系の感染に対する免疫の真の状態を知ることはできない。」、「SARS-CoV-2(コロナウイルス)に自然に感染した場合、ほとんどの人が呼吸器に限局しているのに対し、ワクチンは体の奥深くにある細胞に、本来はないウイルスのスパイクタンパク質を発現させる。この外来抗原を表面に発現している細胞は、IgG抗体と細胞傷害性Tリンパ球の両方を含む免疫系の攻撃を受けることになります。これはどの臓器にも起こる可能性がありますが、ダメージが最も大きいのは重要な臓器です。現在、多くの若者が心臓に影響を受け、心筋炎や突然の心停止、死亡に至ることがわかっています。」と書いている。今年3月4日にPubMedに掲載された米国の研究者による論文「The mRNA-LNP platform’s lipid nanoparticle component used in preclinical vaccine studies is highly inflammatory(前臨床ワクチン試験に使用されたmRNA-LNPプラットフォームの脂質ナノ粒子LNP成分は、炎症性が高い)」では、mRNAを包む脂質ナノ粒子LNP 10μgを、マウスに経鼻投与すると24時間以内に8割が死亡した。半数以上の致死量は0.25~0.5mg/kgで、サリン並みの毒性である。厚生労働省にファイザー社が提出した「薬物動態試験の概要文」6〜7頁の「2.6.5薬物動態試験の概要表」で見られるようにラットの脾臓や肝臓、卵巣などに有毒なLNPが集積していることが示されている。今日のフランスAFPは「オミクロン株、オランダで既に感染拡大か 11月19日には国内に」で、「オランダの保健当局は30日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が、これまで考えられていたよりも1週間早く国内に存在していたことが分かったと発表した。」、「国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、11月19日と23日にオランダ国内で採取された二つの検体から、オミクロン株が見つかった。うち一つの検体は、渡航歴がない人から採取されたもので、国内で既にオミクロン株の感染が広まっていた可能性がある。」と伝えている。南アフリカが初めてオミクロンの存在を公表したのが11月25日である。すでにこの時、オミクロンは世界に広がっていた可能性が強い。武漢株も中国で公表されるずっと以前に、スペインやフランスに存在していたことが下水から見出されている。「ザル」検疫の日本などは、とっくに市中感染しているのかも知れない。すでにブースター接種を進めている韓国は昨日、新規感染者が5123人となり、また過去最多を更新し、重症患者も急増している。中国もロシアとの国境地帯で昨日91人の新規感染が発生している。南アフリカで最もオミクロンの発生の多いハウテン州では入院患者が2週間で5倍に増加している。
欧州の感染状況(濃色ほど感染者が多い)