今日のブルームバーグは「韓国、コロナ新規感染者が7000人突破-重症患者も過去最多」を報じている。「韓国の新型コロナウイルスの新規感染者は8日午前0時時点で7175人と過去最多となった。疾病管理庁のウェブサイトに掲載されたデータが示した。重症患者も840人と過去最多を更新した。死者は63人増え計4020人。」。感染が急拡大しているのはフランスも同じだ。米国も感染拡大が鮮明になっている。今日のロイターでは「米のワクチン追加接種が最多ペース、オミクロン株懸念で」と報じ、「米政府は7日、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロンへの懸念を背景に、ワクチンの追加接種(ブースター接種)を受けた米国人の数がこれまでにないペースで増えていると発表した」、「ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏によると、追加接種を受けられる65歳以上のうち約55%が接種済み。全体として見ると、米国ではこの1週間で1250万回分のワクチンが接種されたといい、5月以来最多となった。」とある。今日の東京新聞では、「検疫でオミクロン株陽性なら全員入院 症状の有無問わず 政府、教訓踏まえ厳格措置」と報じ、「新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の国内流入を阻止するため、政府は3日から検疫で陽性と判明した場合、無症状でも全員を入院対象にした。アルファ株、デルタ株の流入を許し、多数の感染者、死者を出した教訓から、政府は厳格な措置でオミクロン株に対処する。それでも、専門家は「近い将来の市中感染は免れない」と話す。」と伝えている。しかし、今日の産経新聞では「オミクロン株は脅威なのか 大阪web編集室長・内海俊彦」とオミクロンへの脅威に疑問を呈している。感染力は強まっているが、重症化は現在、報告されていない。ただ、南アフリカでは幼児の入院が増えている。今日の米国CNNによれば、「オミクロン株、ファイザー製ワクチンの効果を一部回避か 南アで実験」とあり、南ア東部のダーバンにあるアフリカ保健研究所(AHRI)のアレックス・シガル氏らが研究室で人間の肺の細胞を使い、ファイザー製ワクチンの接種を完了した12人の血液でオミクロン株が中和されるかどうかを実験。査読前論文としてオンラインで公開した。」、「シガル氏のツイートによると、ファイザー製ワクチンによるオミクロン株への効果は従来株に比べ、大きく落ちることが分かった。一部の検体では、オミクロン株の感染を阻止する中和抗体の濃度が、従来株に作用する中和抗体の41分の1にとどまった。」と、オミクロンがファイザー製ワクチンによる効果を大きく減少させている。10月11日medRxiv掲載のスペインの論文「DECREASED BREADTH OF THE ANTIBODY RESPONSE TO THE SPIKE PROTEIN OF SARS-CoV-2 AFTER REPEATED VACCINATION(SARS-CoV-2のスパイクタンパクに対する抗原抗体の繰り返し接種後の強度低下)」は、ワクチン接種で武漢株に対する抗体価を上げても、デルタ株などその後の変異株への抗体価を大きく下げている。「最も重要なことは、2回目のブースト免疫後に、Alpha、Delta、Kappaの各変種に対する血清の反応性が、Wuhanの変種に対して相対的に低下したことである。」、「同じSタンパク質配列で繰り返し免疫することの利便性に疑問を投げかけル」とある。ブースター接種が全く意味をなさない事実が明らかになっている。英国BBCが今日報じた「医療従事者約70人が新型ウイルス感染、クリスマスパーティーで スペイン」なども「感染した68人の大半は、アンダルシア州マラガ地方病院の集中治療室(ICU)で働く医師と看護師だという。保健当局によると、12月1日に開催されたこのパーティーには、約170人が参加していた。」、「参加者は全員、事前に抗原検査を受け、陰性が確認されていた。しかし半数以上が現在、自主隔離を行っている。感染が判明した医療従事者は、全員がワクチン接種を完了しており、症状は出ていないという。」とあり、ワクチン接種が効果を示していない。今月1日THE LANCETのE Clinical Medicine掲載の英国の論文「Disentangling post-vaccination symptoms from early COVID-19(ワクチン接種後の症状と初期のCOVID-19との関連性)」では、「ワクチン接種後の症状だけでは,症状のプロファイルや機械由来のモデルを用いても,COVID-19と臨床的に確実に区別することはできない.ワクチン接種後に全身症状を呈した人は、地域社会への拡散を防ぐために、SARS-CoV-2の検査を行うか、隔離すべきである。」とまで主張している。ワクチンによる「副作用」と感染による症状に区別がつかいない。この事実こそがワクチンの異常さを示すものでもある。ワクチンは実際の感染時よりも1000倍ものスパイクを体内で作り出し、4ヶ月もの間、体内を巡っている。いずれも論文で明らかにされている。今日、理化学研究所は、「新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞 -体内に存在するもう一つの防御部隊-」を公表している。「ヒトの体内に存在する季節性コロナウイルス[1]に対する「記憶免疫キラーT細胞[2]」が認識する抗原部位を発見し、その部位が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質[3](Sタンパク質)領域にも強く交差反応[4]することを示しました。」、「本研究は、科学雑誌『Communications Biology』オンライン版(12月2日)に掲載されました。」とある。季節性のコロナウイルス感染による風邪がT細胞免疫を形成し、新型コロナウイルスのスパイクに対しても「強く」反応すると言うものだ。2017年10月7日にギリシャのアテネで開催された第3回国際BCG・免疫応答会議では、BCG接種により記憶T細胞を増強し他ワクチンの効果を50-100倍も増強させることが示されている。ワクチンは打てば打つほど武漢株への抗体だけを増加させ、変異株への抗体は激しく減少し、変異株に対して一層無防備になる。ワクチンにより抗体を作るB細胞刺激ではなく、重症化を防ぎ、変異株にも対応するT細胞の強化こそが最重要である。幼児や子供、若者への現行ワクチンの接種など、狂気そのものだろう。ワクチンによるスパイクは脳、心臓、などの重要臓器の他、卵巣にも大きく影響を与えることが示されている。発育期の子供や若者が障害を抱える事になる。中長期の影響は何ら解明されていない。ワクチン濃度にばらつきがあるために、運よく影響を免れることもあるようだが、現在は、一見、健康でいるように見えても、体内の血管での炎症は持続している可能性もある。
米国新規感染者数推移