釜石の日々

平泉を堪能した一日

先日の連休は天候が芳しくなかったため断念していた、平泉の紅葉を見るために今朝は早く家を出た。放射冷却で今季初めて車のガラスには霜がついた。住田町の山間部の田畑も白く霜が降り、一部からは水蒸気が立ち上っていた。まるで冬景色を見るようだった。8時だと言うのに気温は0度になっていた。9時には中尊寺の駐車場に着き、さすがにこの時間は余裕で止めることが出来た。緩やかだが上りの参道は長く、ゆっくり紅葉を楽しみながら本堂に向かう。途中にもたくさんの紅葉が見られ、まだ緑の葉のままのものも見かける。参道には県内各地からの菊が展示されていた。本堂から金色堂に向かうと急に騒がしくなり、たくさんの修学旅行生が金堂付近に集まっていた。拝観券を売っている讃衡蔵のそばも今年は綺麗に紅葉していた。何度か来ているので、金色堂の中へは入らずに、金色堂そばの紅葉の大樹を見ることにした。ここでも修学旅行生で賑わっていた。2時間ほどゆっくりと紅葉を見た後、毛越寺へ向かう。毛越寺は広大な大泉ケ池の周囲にかってはたくさんの堂舎が並んでいて、現在は一部を除いて、礎石だけが残されている。神社のような朱塗りの本堂前を通り、池の沿道に入る。築山のそばには小船がいつも通り係留されていた。校倉造りになった開山堂のそばでは真っ赤な紅葉が日を浴びて、とても素晴らしい色を見せてくれた。山際の礎石だけが残った幾つかの堂舎跡を巡りながら、山裾の紅葉を楽しんだ。常行堂の横にある曲水の宴に使われる遣水に沿って今年も紅葉が見られた。毛越寺もゆっくり堪能したので1時間半ほどかかった。広大な境内の上には雲のほとんどない青空が広がり、とても開放感のある空間だ。
中尊寺参道

参道の紅葉

参道途中の薬師堂

拝観券を売る讃衡蔵

中尊寺金堂の紅葉の大樹

朱塗りの毛越寺本堂

本堂裏の紅葉

大泉ケ池沿道の紅葉

大泉ケ池

校倉造りの開山堂の紅葉

曲水の宴の遣水と紅葉

常行堂と鐘撞堂
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