今日は盛岡の紅葉を見に行く予定だったが、あいにく曇天となったため、日中の紅葉を見ることは諦めた。しかし、夕方からのライトアップがあるので、それではと午後に盛岡へ出かけて行った。明治18年に盛岡の実業家頼川安五郎が邸宅として建てた「南昌荘」には原敬も訪れたという。残念ながら行ってみるとライトアップはされていなかったが、池泉回遊式の庭園には紅葉が見頃で、明治の建物によく溶け込んでいた。少し離れた盛岡中央公民館は第4代盛岡藩主南部重信(しげのぶ)の時代の1669年に城中で用いる薬草の栽培場所として「御薬園(おやくえん)」とされていたところのようだ。もうすでにライトアップされており、庭園に入ると目の覚めるような紅一色であった。何年か前に行った京都の寺社のライトアップを思い出させてくれた。やはりこうしてライトアップするだけあって、紅葉が見事に手入れされている。岩手にこのような見事に手入れされた紅葉があることを初めて知った。残念ながら途中から雨になり、急遽帰路につくことにした。 ライトアップされていなかった南昌荘 盛岡中央公民館の庭園 見事な紅葉が水面に映っていた 紅一色の紅葉が素晴らしい 枝の手入れが行き届いている紅葉