釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

自然を育てる岩手の気温

2009-08-26 07:02:46 | 自然
今週に入り晴天が続いている。ただ気温も20度近くに下がり空気は秋を感じさせる。夜にはキリギリスやコオロギがあちこちで鳴き、日中には赤トンボが群れをなして舞うようになった。東京辺りではまだ30度前後の気温が続いている。釜石も今週末には28度位まで一旦上がるようだが。釜石の今夏は曇天が多く野菜のできも良くなかったがこれは全国的な現象だったようだ。天候不順による不作だ。この天候の影響が稲にどのように影響するだろうか。先日昼食時に遠野のホップの収穫が報じられていたがホップもやはり収量は少なめだったようだが品質は悪くないとのことだった。我が家には庭があるが畑には向かないので家人が匠の方の敷地をお借りして野菜作りをやっているが毎日野菜の具合を見ると言うわけにはいかないのでどうしても思ったようないい野菜はできない。野菜も生き物だからこまめな世話が必要なのだ。今年中に土の改良の準備も考えているようだ。また孤高の巨匠の方が来年新たな土地に野菜を作ろうとされているのでそこでも便乗を考えているようだ。プロによる毎日の野菜の世話に与ろうと言うずるい考えのようだ。むろんその代償に作業の手伝いも考えてはいるようだが。岩手は植物や動物が良く育つ地理的な環境が整っているがさらに気温の変化が大きく影響しているように思う。春に気温が上がって来るとそれからは余り急激な気温の上昇がなく秋までかなり安定した気温が続く。この安定した気温の長い期間が植物の生育を助け、そこで虫たちも良く育ち、結果的には野鳥も増えると言う食物連鎖が出来上がっているのではないだろうか。孤高の匠の方の話では鳥がトマトのようなものを啄んでも種だけは消化されず糞の形で他所へ運ばれてそこで新しい芽を出すと言う。岩手の自然は自然自体が互いに繋がっていることを教えてくれる。

ダリア メキシコ原産で日本には1842年にオランダから渡来。別名 天竺牡丹

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