釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

首都圏地震の可能性

2015-08-12 19:14:17 | 自然
今日は朝から曇天で、午後の4時前には激しい夕立が降った。最高気温は26度までしか上がらず、過ごしやすかった。もう近くの公園では盆踊りの櫓が組まれていて、スーパーでもお盆用にイガグリの付いた栗の木の枝や蓮の葉が売られていた。気付くと、もう街路樹のナナカマドの実が色付き始めている。 当ブログにコメントいただいたマックス氏より貴重な情報をいただき、見過ごせないので、少し調べさせていただきました。政府は1978年から「30年以内の発生」の可能性があるとして、東海地震を地震予知の目標に、これまで毎年地震研究関連予算を注ぎ込んで来た。過去20年間だけでも4000億円にもなる。しかし、何ら予知に関しては成果を上げていない。大地震が起きると予算だけは増え続けていると言う。日本地震学会や政府の地震調査研究推進本部がその中心なのだが。しかし、こうした日本の「権威」筋とは違ったところで、地震の予知に力を入れている研究者たちがいる。それぞれ独自の研究手法で予知に取り組んでいる。無論、現在はすべての地震を予知することは不可能だ。それでもいくつかの地震や火山噴火を予知された研究者がいる。間違っていても可能性があるならば、情報としては知っておくべきだろう。全く知らないところで突然大地震や噴火に見舞われるよりは、少しは被害を防げるからだ。東日本大震災は政府や既存の権威筋が何もしていないことを露呈した。自分の身を守るのは自分でしかないことを知らされた。その意味で、やはり権威筋ではなくとも、可能性を発信してくれる研究者の声は聞くに値するだろう。マックス氏は東京大学村井俊治名誉教授が南関東の警戒レベルを最大に引き上げたことを教えて下さった。同名誉教授は本来測量が専門の土木工学者で、現在日本測量協会会長も務めておられ、世界的にも著名な方だ。これまで測量が動かない対象物を測量していたが、近年は動くものを対象にした動体計測の技術が進んで来た。特にGPSなどの汎地球測位航法衛星システム(GNSS)の進歩普及で、同名誉教授は地殻の微小な動きを衛星を使って捉えることで、地震の予知をする独自の技術を開発し、ESEA地震科学探査機構を立ち上げ、国土地理院が全国に約1300点設置している電子基準点のGNSSデータを解析して、地震を予知されて来た。我々が住む大地は静止しているように見えるが、実際には日夜上下と水平方向に変動している。今回同名誉教授らは6月28日~7月4日の週で、昨年9月以来変動の見られなかった神奈川の山北、箱根、湯河原で4cmの、静岡の宇佐美、伊豆諸島の三宅、八丈で4~5cmの変動が見られ、静岡の伊豆半島西部の戸田、駿河湾に面した榛原、御前崎は沈降し、静岡の函南と戸田の高低差は、今年に入ってから6.8cmに拡大し、伊豆諸島では、八丈島以南の父島、母島、青ヶ島は沈降し、以北の神津島、大島、三宅島は隆起しており、青ヶ島と三宅島の高低差は、今年に入ってから7cmに拡大していると言う。過去に関東地方を襲った巨大地震では、関東のどこが震源となっても首都圏では甚大な被害が生じている。1703年の元禄地震の震源は千葉県、1923年の関東大震災の震源は神奈川県であったが、被害は現在の東京が最も大きかった。他にも長野県から新潟県の範囲で10cmを超える異常変動を観測しておられる。昨年1年間で震度5以上の地震は8回発生しているが、今年は先月までで9回すでに発生している。同名誉教授は昨年の震度5以上の地震をすべて予知されている。今夏は異常な高温気象が続いたが琉球大学木村政昭名誉教授は高温がマグマの上の水位を上昇させるために、マグマも上昇しやすくなると言う。箱根山、浅間山、北海道の雌阿寒岳と十勝岳、蔵王山なども今年に入り火山活動が活発になっている。
開き始めた大賀蓮

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