こころのたね

ここでまく種が、どこかで花を咲かせてくれたらいいな(*^_^*)
2018.8月より再開!母になりました✨

『夫婦一年生』

2010-11-29 21:43:17 | 
朝倉かすみさんの『夫婦一年生』という本のお話です
装丁が可愛らしくて、図書館で借りてきました



もくじ

1.つきたてのお餅
2.さっくり混ぜる
3.トン・スー・トン
4.一粒万倍
5.カモンナ・マイ・ハウス
6.目には青葉



あらすじ

心がほっこり温まる新婚小説。
結婚したばかりの青葉と朔郎、一年生夫婦の日常を描く。
出会い編、料理修行編、ご近所付き合い編、3億円宝くじ妄想編、
初めての来客編、ダンナの看病編。
愛に溢れた、6編の連作長編集。



                                  

朔郎の転勤をきっかけに結婚し、初めての土地で生活することになる青葉。
その奮闘ぶりが微笑ましく、暴走ぶりが危なっかしく・・・

違う環境で育ったふたりが一緒に生活していくのですから、それは大変なことでしょう。
良い時だけでなく、悪い時も常に一緒に居るのですから、それは辛いこともあるでしょう。
相手の良い所も、悪い所も、きっとよく見える。
帰って来ることや待っていることが当たり前になって、
一緒に居られる幸せを忘れて、一緒に居たくないと思う日もあるかもしれない。
それでもそれを乗り越えて、受け止めて、そうしてふたりは“夫婦”になってゆくのでしょうか


私は結婚したことがありませんので、青葉と朔郎の話を読んでいても、
「そうなんやねぇ」くらいにしか思いませんが、
結婚している人が読んだら、「そうそう!」と思ったり、「ないない!」と思ったり、それはそれで面白そうですね




心に残ったところ

「おれは、帰り道を歩くのが、このところ、ばかに愉快なんだ」
ビールとあんこを取り上げられてもな、と、肩で笑う。
「休みのたびに買い出しに付き合わされても、パンチのない晩飯がつづいても」