最初にコロナ報道関連について
こんな記事が出ていた。
ワクチン接種者と偽薬接種者の死亡率が同じ ファイザー公表データの意味(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
ワクチン接種後の健康被害がやっと救済される──。厚生労働省の審査会は8月19日、新型コロナワクチンの接種後にアナフィラキシーなどの健康被害...
Yahoo!ニュース
普通に考えたらとても不思議な記事。ファイザーが発表したのは約1ヶ月前の事で、これに関して他のマスコミは何も言ってない。なのにNEWSポストセブンだけがこんな事を書いている。専門家にもインタビューしている。そして元論文のURLが無い。だから正しい事を言っているのかどうかが確かめ難くなっている。
結論から言えば、これはフェイクニュース。自分も一所懸命元論文を探したらあった。読んだら死亡数は確かに書かれているけれども、接種と非接種の死亡率を比較する為の数字ではなかった。単にテストから除外されたと言うだけ。
この記事を真面目に書いたとすれば、余程文章読解力が欠如しているか、意図的にやっているかどちらかだろう。いや、アホかもしれない。まあいいや。
ちなみに元論文URLは自分で探したけれど、Yohooニュースのコメント欄にも載せてくれている方がいたのでここには載せない。そちらを見て。全文のタブをクリックして機械翻訳すればだいたいわかる。そんなに長くないのでお試しを。
ところで、今日、キャサリンさんはワクチン1回目接種完了。シノバックだった。2回目は9月19日の予定。

自分の接種じゃないが、記念撮影。

ヨーロッパでワクチンパスポートとワクチン強制接種に関してデモをやっていると報道されている。まあ、デモは事実で嘘じゃなさそう。
ところで、「デモ」って何だか知っている? Wikipediaで調べると何となく出てくるけど、それだとちょっと不足しているかなあ?と感じている。なかなか微妙なニュアンスなんだけどね。
デモはアメリカでもヨーロッパでも行われていて、そして日本でも行われている。マレーシアでも。まずはヨーロッパとアメリカだけど、これ同じ事やっているようだけど、デモそのものの意味合いが違うと感じる。
アメリカのデモの場合は常に管理からの離脱、自由を求める行動として行われていると思われる。銃を規制する事に反対、管制の保険に反対みたいな。つまり表現の自由の延長上にある行為のよう。
対してヨーロッパは、団体交渉権の行使だ。労働組合は既に組織化されているから給料や待遇を組合一団となって交渉できるけれども、ワクチンパスポートなどの個々の事情では組織化されていないからデモになる。政府もそれを認めていて、他人を殺すような暴動とデモは区別して見ている。その結果路上にある物が壊れても処罰の対象にならない。(2018年の頃にフランスで軍と衝突し路上で物を燃やすなどのデモがあってフランス大変と報道されていたものでさえ、現地ではそれで社会がひっくり返るとか政府が転覆とはならなくて現地ではそう言う事もあるさ程度の人がけっこういた) つまり、こちらは団体交渉権。
日本はどちらかと言うと、アメリカ寄りでやるのはまあ、自由。団結も自由。だけど、自由にやるから政府は特に気にしないと言う態度。歩行者天国で集まってダンスするのと同じ解釈になっていると思う。アメリカはそんな適当じゃないと思うけど。
つまり、欧米は位置付けは少し違うけれど、デモが民主主義の行動の中の1つになっている。日本は宙ぶらりんだ。日本も確かに民主主義の国で、言いたい事が言える国だけれど、それは言っても罰される事が無いだけのものだと考えられる。欧米はデモでも選挙でも何か言えて、その言った事にちゃんと立場が与えられる。日本で言える場所って言うと、どこかの政治的な仲間の中に入って、ある程度の期間我慢して年長者として認められてからとなる。だから言葉そのものにはあまり意味が無くて、人としての立場の方が物を言う。
民主主義の限界? いや、民主主義、まだ何もやってないんじゃない?