多趣味な無趣味

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初めての藍染・・・その2

2018年05月21日 14時47分22秒 | こんな日でした。
51歳にして初めての水芭蕉を満喫した後・・・予定時間となりました。
今度は、いよいよ私たち(3人)の・・・初めての・・・藍染です。・・・
藍染とは?・・・古来より伝わる染色方法の一つ・・・藍という草を使い・・・
手間暇かけて(出来上がるまで300日くらいかかる)できた「くすも」といわれる
液体に天然繊維のモノを漬け込み(漬け込み時間の具合で色が決まる)・・・
空気に触れさせて酸化・・・の・・・作業を繰り返してできる・・・らしい!

ということで・・・嫁さんはストール・・・セガレと私はTシャツ・・・を・・・
染めることとなりました。・・・
藍染工法の中で一部丸く染色されない柄を作ったり濃淡をつけたり出来るので・・・
染める前にこんな加工をします。

糸でキュキュキュッと縛り・・・

丸く柄を付けたいところを・・・こんな感じで・・・

濃淡をつけたいところは、目安となる部分を・・・こんな感じで縛り・・・

いよいよ・・・くすもに・・・ジュブジュブジュブジュブ・・・
この、くすも・・・現代では薬剤を使い短い時間で発色の良いものが出来るらしいのだが・・・
先生のこだわりで、原料となるものは全て天然のモノを使っているらしい・・・
ということで、製造工程的には・・・太古の昔からやっているのと同じなのデス!!・・・素晴らしい!!
・・・のですが~・・・写真では分かりませんが・・・実は、かなり匂う・・・
例えていうなら・・・建築現場に有る回収前の汲取り式仮設便所(?)・・・的な・・・失礼・・・

数分漬けた後、・・・酸化させる為・・・こんな感じで吊るし干しをします。
この時、ペシャンコのままだと全体的に酸化させられないので仰ぐようにフンワリさせます。

私と嫁さんは、濃淡をつけたいので段階的に・・・

ズブズブズブズブ・・・実は、この時・・・動かさずに・・・くすもの中を覗き込むような姿勢で・・・
じ~~~~っと・・・あの匂いと・・・格闘しているのデス!・・・忍耐!!

そんな数分間、耐えた後・・・液体がしたたり落ちない程度に絞り・・・
竿に吊るして・・・酸化・・・そうこうしているうちに段々色が付いてきます。・・・
・・・で・・・酸化させた後・・・またズブズブズブっと・・・
この作業をひたすら10回近く繰り返します。・・・
すでに、この段階でかなり腕と腰が疲れています。・・・そして・・・
もう・・・嗅覚などマヒして・・・屁をコイたって・・・誰も「臭い!」なんて文句言いません・・・
が!・・・気に入った藍色にしたいので・・・骨身を惜しまず・・・です。・・・

イメージ通りの色合いになったら、軽く水洗い・・・そして最終の・・・酸化・・・

・・・ほら・・・濃淡の具合・・・分かるでしょ!・・・
ということで・・・続きは次回・・・


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