ランドクルーザーBJ41のお話・・・ランボルギーニかフェラーリか！？

今から３７年前といったら私は・・・12歳・・・小学校6年生・・・
将来の夢と言ったら「俺が大人になったらランボルギーニ・・・いやフェラーリ？」
なんて・・・今にして思うと・・・本当に夢物語・・・

あれから３７年という月日が過ぎて・・・
私のもとには、ランボルギーニもフェラーリも無く・・・
ただ・・・あの時に・・・すでにこの世に存在していた・・・
昭和の生き残りランドクルーザー・・・

37年前の夢物語を語っていた１２歳の自分が・・・
37年後の、今の自分を見たら・・・なんて思うだろう？
ほんのチョットの努力と・・・ほんのチョットの運で・・・

流されるがまま過ごして３７年経った・・・そんな私が・・・
ランボルギーニやフェラーリを・・・

なんて思っていた矢先にどこからともなく爆音が！！
「ん！？もしや莫大な努力と絶大なる運を身にまとった成功者が乗ったフェ・・・？！」

・・・・全然違いました・・・・
ていうか・・・我がポンコツ４０号が経年劣化によりご覧の状態・・・
３Lを超えるディーゼルエンジンが奏でる排気漏れの爆音・・・でした～！！

だが！！・・・ある意味、コレは凄いこと！！・・・37年も前に作られて・・・
で！・・・２０年もの間、ほったらかしだったのに・・・
チョットの人脈と・・・チョットの整備で・・・
こんなところまで走れるようになったのだから・・・
こんな排気漏れ程度は・・・このランクルにとってみれば・・・
まさに・・・蚊に刺された位のもの・・・

ということで・・・数百円の部品代と数千円の工賃で・・・

完全復活～！！・・・排気音も今まで通りの・・・

小気味よい・・・昭和のディーゼルエンジン音を奏でながら・・・
ランボルギーニやフェラーリでは決して入っていけないところまで・・・
37年後の自分を連れて行ってくれるのでした。・・・
メデタシメデタシ・・・

ランドクルーザーBJ41のお話・・・驚きの発見編

莫大な（私的にネ）金額を掛けて蘇った私のランドクルーザーBJ41号・・・
クーラーが無かろうがパワステが無かろうが・・・
無いということを喜びに変えて（自己暗示？）日々乗り回しております。

・・・で・・・この昭和のランドクルーザー・・・
オーナーとなってみて気がついた驚きの発見・・・の・・・お話・・・

マズは、現代のクルマには無いところ・・・
向かい合う後席のレイアウト・・・折りたためます。・・・
で・・・折りたたんだ状態ですと前席がリクライニング出来ません・・・
まさに補助席・・・コレ以上のシンプルなシートは無い！？・・・
そしてこれ以上乗り心地の悪いシートも無い！？・・・
あっ・・・前のオーナーが敷いたピンクのカーペット・・・
塗りました。・・・ん～・・・なかなかよい出来栄え（自画自賛）

そして三角窓ではない足元にあるベンチレーター（？）・・・
通称蹴飛ばし式・・・「バコン・バコン」と動作音が気持ち良い・・・
個人的には三角窓の方が好きですが・・・
コスト的にこっちの方が良いのか？・・・

でも・・・まぁ・・・手を使わず開け閉めできて便利・・・
熱い日に、走行中開けてみると・・・
蒸れた股間が（キモ？失礼！）一気にクールダウンします。・・・

次・・・巨大なステアリング・・・ここまでの大径となると・・・
見ているだけで笑ってしまう・・・

そして現代のクルマの当たり前なところ・・・センターパットを押しても
クラクションは鳴りません・・・ラッパのマークがあるスイッチが・・・
ホーンボタンなのです。・・・

次の次・・・ルーフが鉄ではない！・・・なんだろう？FRP？・・・
叩いてみるとまるでポリバケツ？・・・「ポコンポコン」・・・
ルーフが軽量なら重量配分が下になり・・・
傾斜のあるところなどでは有利になる？・・・

次の次の次・・・ウオッシャー液・・・ここから出ると思うでしょう

実はこんなところにあります！！

「ピュ～～～～～～ッて上からかい！」・・・コレも何だか笑える！！

次の次の次・・・の次・・・ボンネットとサイドパネルにあるコレ・・・
熱気抜き？・・・安全性と静粛性などから現代のクルマにはありません・・・

でも・・・今思うと・・・サメみたいでカッコイイ！！・・・

次の次の次の次・・・の次！（まだあるんかい？）・・・
ヘッドライトは、ハロゲンでもHIDでも・・・ましてやLEDでもありません・・・
シールドビーム・・・ん～懐かしい響き！・・・
シールドビームとは、ランプ自体が一つの電球的な構造なのです。・・・
ですから、球切れ＝ヘッドライトアッシー交換　なのです。
しかも２４V仕様なのでシールドビームも２４V用なのです。
１２V用でさえ探すのが難しいのに２４V用なんて・・・
もう・・・有ったら買え！の・・・私の靴（サイズ２９ｃｍ）状態なのです。
・・・で・・・シールドビームなんて黄ばんだ暗い光量なんだろう・・・
と・・・思っていたのですが・・・結構、明るい・・・です。

ということで驚きの発見編でした。

ランドクルーザーBJ41のお話・・・家康公からのサプライズ編

先日、嫁さんと・・・
ランドクルーザープラド７８号（BJ41号ではない）に乗って日光東照宮へ参拝に出かけました。・・・
というのも・・・今朝、風呂に入っている時・・・ふと・・・
東照宮に呼ばれた気がしたのです。・・・

ご存知、眠り猫・・・

この先に、あの徳川家康公のお墓があります。
今年は、ちょうど没後４００年目だそうです。

何だか無性に、ココへ行かねば・・・と・・・
東照宮にて参拝を終え・・・
食事もせずに日光の観光を満喫し・・・

既に日が傾き始めた頃・・・
いろは坂を通過し・・・戦場ヶ原を経由し金精峠を越え群馬入り・・・
の途中・・・腹が減ったので・・・ふと・・・三本松のドライブインへと・・・

日光といったら・・・湯葉でしょう！・・・ということで・・・
メニューに無い裏メニューの湯葉刺しを注文！・・・

美味しい！！・・・その他、湯葉コロッケ定食などを頂き湯葉三昧！！・・・

お土産をドッサリ買い込んで・・・さぁ帰りましょう・・・と・・・

７８号に乗り込む途中に・・・ふと男体山を見ると・・・えっ！？

こんなところに、ランドクルーザー４０シリーズが！！・・・
置いてあるではないか！！・・・ということで失礼してパチリ・・・
コードネームでいうと・・・BJ46型・・・
しかも、ズ～ッと現役で使われているようなナンバー付き！！・・・

フロントバンパーのウインチ部分の金具がカスタムされている・・・
ここは、戦場ヶ原・・・何時だったか関東で氷点下－２０度を記録したことのある所・・・
除雪作業に使っているのかナ？・・・こんな環境の厳しい所にある・・・

右フロントフェンダーとバンパーには激戦（？）の痕跡・・・
リングホイールではなく後期型ラジアルチューブレスを履いている・・・

私のBJ4１号とは細かいところが違っていておもしろい！！・・・
ワイパーアームのドライバー側は２本アーム式になっている・・・

シートを見ると上級グレードのシマシマ柄・・・焦茶色の部分の色がとんでいるのか？
グレィ＆ホワイトの２トーンカラーになっている・・・

ステアリングも後期型・・・インパネも私のBJ41号とは違ってちょっと豪華
そしてウインカーレバーには未だに取説がぶら下がっていた！・・・凄い！！

私の中期型は単色白系・・・この最終型BJ46も白系・・・ですが！・・・
よく見るとルーフとボディは２トーンカラーです。・・・ん～・・・
このランクルもルーフを塗ったのか？・・・でもヤレ具合からしてオリジナルなのか？

リアタイヤ上のサイドパネルにはサビもなく良い状態です。・・・
ん～・・・イイね！・・・（私のBJ41号とは違う）・・・
モノ言わぬランドクルーザーBJ46型だが・・・凛とした佇まいからは・・・
この私には・・・ヒシヒシと伝わってくるものがある・・・
素晴らしい！！・・・なんて悦に慕っている私を・・・
「いつまでそのポンコツ眺めているの！！ウチにもあるでしょ！さぁ帰るよ！！」と
・・・嫁さんの声・・・「はぁ～い！今行きまぁ～すぅ！」・・・

思わぬところで現役で使われている４０シリーズと会えて良かったです。・・・
同じランドクルーザー４０シリーズを持っている私に・・・
参拝のご利益として家康公がサプライズしてくれたのか？・・・
なぁ～んて・・・お話でした。・・・メデタシメデタシ・・・

ランドクルーザーBJ４１のお話・・・魅惑の２トーンカラー編

ランドクルーザー４０シリーズのイメージを思い浮かべると・・・
レッド＆ホワイト・ブルー＆ホワイト・・マスタードイエロー＆ホワイト・・
そう・・・２トーンカラー・・・皆、ルーフはホワイト・・・

ですが、私のアイボリーホワイトの４０シリーズはナゼかルーフも同色・・・

いわゆる・・・単色スタイル・・・つまらない・・・
ということで・・・ふと・・・思いついた！！
前回の、右フェンダー＆ボンネット塗装の仕上がりに気を良くした私・・・

アイボリーホワイト（？）バニラホワイト（？）・・・
いわゆる薄いベージュ（？）・・・アンド！！・・・
ホワイト！！・・・の・・・２トーンカラー！！・・・
って・・・どぉ？・・・ということで・・・

マズはいつもの濡れ雑巾でサササッと拭き上げ・・・
こんなところを・・・

サササッ・・・と・・・

そしてマスキング～・・・くるくるくるっと・・・

スプレー登場～・・・勿論、ホワイト！！

脚立によじのぼり・・・それでは・・・始めたいと思います。
シュ～～～～～～～～～～～～～～～～

ひたすら無心に、シュ～～～～～～～～～

噴射スイッチを押す親指が・・・痛くなってきた！！

そうこうしていると・・・小学生が帰りの集団登校・・・

揮発性溶剤を噴射している都合上・・・一時作業中止！！・・・

みんな帰ったようなので作業再開！！
シュ～～～～～～～～～～～～～～～～～

合計６本使って・・・

だいぶ良い感じになってきました。・・・

あとは、乾くのを待つダケ・・・

薄いベージュとホワイトとではメリハリが無いのかナ？・・・
塗っておいて何だか心配になってきた。・・・

でもイメージしたものと現物とでは・・・
結構ギャップが有ったりします。・・・
結果を見てみましょう！！・・・
乾いたようなのでマスキングテープをベリベリベリ～～～

ハイ！こんな感じです！

良いじゃん良いじゃん！！

イメージ通りの仕上がり！！

何だか可愛い系に変貌（？）した私のBJ41号・・・

オリジナルには無い・・・魅惑の２トーンカラーとなりました。

ランドクルーザーBJ41のお話・・・テストドライブ決行その２編

ゴールデンウイークです。
今年も天候に恵まれた日が多くて観光地日和でした。

ということで・・・ゴールデンウイーク中に１日だけ
お仕事の日がありまして・・・
といっても地デジ電波がどれほど届いているのかを・・
調べるお仕事なのですぐに終わりました。・・・
現場近くは群馬でも有数の山林地帯・・・

コレは、是非！山林奥まで行ってみてぇ！！・・・
その先に、何があるのか見てみてぇ！！・・・
だが！・・・ナビも無い！・・・右も左も分からない・・・
ましてや、携帯の電波も届いていないようなところへ・・・
昭和のポンコツランドクルーザーBJ41号に・・・
私一人で乗って行くのはかなり心細い！？・・・
でも行ってみたい・・・ということで、・・・
そんなお話をしていたら・・・
今日はコレでフリータイムだという元請け先の工事部長さんが・・・
なんと！カメラを持って同行してくれるとのこと・・・

さぁ！人生は素晴らしき冒険旅行です！・・・
前回の軽井沢ドライブはトラブル無く完走出来たのだから・・・

イチかバチか！！行ってみましょう～！！・・・と・・・
何だか高そうな一眼レフカメラを持参してくれた工事部長・・・
（そのカメラで撮った写真がコレ）・・・
なんでもこのランドクルーザーを買った金額より高価らしい・・・

若葉が生い茂り始めている林道をしばしクルージング・・・
道中、かなり揺れながらもこんなに綺麗に撮れている！！・・・
iPhoneのカメラとは全然違うことに気づいた私・・・

お地蔵さんが祀ってある分岐点に到着・・・
天気が良い・・・空気も澄んでいる・・・遠くで小鳥のさえずり・・・

遅い・うるさい・乗り心地が悪い・・・が・・・順調順調～！！
水温OK～・油圧OK～・電圧OK～・燃料OK～・・・

ここは御荷鉾山へ続く林道・・・
「ん！？クマ出没情報有り注意！？」・・・少々ビビりながら・・・
BJ41号にそそくさと乗り込む２人・・・
これから先は、すれ違えないほどの狭い道を・・・

ただひたすらの上り道を走る・・・と・・・そこは・・・

大絶景！！・・・標高１０００ｍを超えたコノ眺望！！・・・

そして部長の一眼レフで撮影するとこんな写真も撮れる！！
苦労して剥がしたリアクォーターの・・・
スモーク（だった）フィルムのないリアビュー・・・
その向こうにボカシて見える山々・・・
なんだかポンコツランドクルーザーが・・・
かっこ良く見える！！・・・凄い！！

ということで・・・暫し満喫した後、その先の採木場へと・・・
一部未舗装路を４輪駆動にして・・・エッチラオッチラ・・・
（リングホイールはカッコイイがスタッドレスがダサい？）
ポンコツランドクルーザーを走らせました。・・・

途中、道が分かれていて・・・迷いながら走らせ到着～・・・
切株から漂う木の香り・・・ん～・・・イイね！！

ここからの景色もまさに絶景～！！
先ほどの景色より標高が高いため、更に向こうの山が見える・・・

そして、部長とポンコツランドクルーザー・・・
鉄製バンパーだからこんなことも出来る！？・・・
脚立代わり？？・・・バンパーに人が乗ってもビクトもしない・・・

少しアングルを変えて・・・ん～・・・雲に手が届きそう・・・

こんな良い日にココに来れて良かった！！

素晴らしい景色をバックにパチリ！！・・・
カレンダーに使えそう！？・・・

その後、今回も何のトラブルもなく林道を走り切った。・・・
ココから先は、一気に下り道・・・気圧の変化で耳が・・・
あくびして治った！？・・・

里まで降ってきたら・・・そこには・・・鯉のぼり・・・イイね！！