政権の批判を、有権者のひとりとして義務と考える寅です。戦争できる国づくりする勢力には断固として反対です。

気の向くままに時々ほえます。
       
          ~寅~

母の日の前日にカラオケ

2009-05-10 21:40:00 | インポート
 きのう妻がA市に実母を迎えに行き寅宅に連れてきました。
 義母は82歳です。子は6人で妻は6番目の末っ子です。
 寅が仕事から帰宅すると義母は寝ていました。21時ごろ義母は起きて来て、「カラオケに行こう」と言い出して、妻と3人でいきました。

 義母は、いきなり「高校三年生」を歌いました。義母は、香西かおりのファンです。リクエストに応えてセットするのは妻の役割です。「大阪テ・キエロ」「すき」「無言坂」「流恋草(はぐれそう)」「あなたへ」等10曲を振りまでつけて感情たっぷりに歌いました。上手なのです。

 次は妻の番です。合唱団出身の妻はシャンソン、ジャズ、演歌なんでも歌います。6曲目に「すきま風」を歌い、義母が寅さん、歌ってよ、と催促してきました。

 大ジョッキ4杯を、えだまめとやきとり3本でやっつけ、いいこんころもちになっている寅は「酒よ」をうなりました。寅は大音痴です。それでも、義母と妻は手拍子とってくれて、つきあってくれました。

 もう、25時をまわっています。
 義母が寅さん、J(妻のこと)を大事にしてくれてありがとう、としんみりいいました。義母にとって孫のできない子はJだけです。
 妻は大病で、死を宣告されたとき義母が「親より先にいってしまう親不孝もの」と悲しみのあまり泣き続けていました。
 義母は、妻が死線を乗り越え現在あるのは、寅のおかげと思っています。

 義母の子で子どもができないのは寅宅だけです。寅はそのことで寂しくなるときがあります。子どものできない理由を義母は知っています。
 寅は一番辛い思いでいるのは妻だとわかったのは、しばらくしてからです。

 きょう午後から2泊3日の温泉旅行に義母と妻がでかけました。妻は「母の日」のプレゼントのつもりで、義母はJと寅に矍鑠(かくしゃく)なさまをみせ、元気づけるため遠いところから来て、カラオケに誘ってくれたのでした。