「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

リニアモーターカーのブレーキシステム  (ウィキペディア・Wikipedia)

2015年02月12日 06時00分09秒 | 日記
 おはようございます。
 以前にもリンクしたことがあると思いますが、 「ウィキペディア・Wikipedia」「超電導リニア」をリンクさせて頂きます。
 この中に、昨日取り上げた リニアモーターカーのブレーキシステム について解説されています。引用させて頂きます。

 ブレーキ[編集]
 通常運行時は、リニアモータを発電機として運動エネルギーから電気エネルギーに変換する回生ブレーキが使用される。また回生ブレーキが故障した場合に備え、地上コイルを短絡させて制動力を得る発電ブレーキも用意されている。さらに500km/hからの緊急停止や回生ブレーキや発電ブレーキが不能となった場合でも制動力を確保するために以下の3系統のブレーキ装置が車両側に用意されている。

「空力ブレーキ」
 空気断面を大きくすることで空気抵抗を増して停止させるブレーキ。MLU001に対して1989年(平成元年)に空力ブレーキの取り付け改造が行われ、山梨実験線車両のMLX01でも採用されている。

「ディスクブレーキ」
 補助支持車輪に取り付けられたディスクをパッドで挟んで停止させるブレーキ。自動車等でも用いられている方式。500km/hからの停止にも耐えられるようにディスクには炭素複合材が使用されている。

「接地ブレーキ」
 走行時に補助支持車輪が故障したり、急激に超電導電磁石の磁界が失われたなどの緊急事態の発生を想定し、車体に取り付けたブレーキシューを軌道の走行面に押し付けて停止させる。


◆「空力ブレーキ」は穏やかな減速しかできない。という事でありました。
◆「ディスクブレーキ」は車輪が出てロックされることが前提です。「500Km/hからの停止にも耐えられるようにディスクには炭素系素材が使用されている。」となっています。そして 「ゴムタイヤは、高速走行中の磁気浮上力の消失に備え、550km/hで走行中の状態から着地できる性能を持っている。ブリヂストンが戦闘機のタイヤを基に開発した。」ということです。
◆「接地ブレーキ」とは飛行機で言えば、胴体着陸になるのではないでしょうか。

いずれにしても、運転士が乗車しないリニアモーターカーです。停電が発生した場合に、遠隔操作が可能なのか?
遠隔操作が不能となれば、惰行運転で停止するのを待つしかないのではないでしょうか?
そして、停電が続けば列車が停車したとしても、照明もないのではないでしょうか?
何処で止まっても、補助電源で避難のための照明は確保されるのか?
● 地底で真っ暗闇の中におかれたらどうなるのでしょうか? 

●「ディスクには炭素複合材が使用」となっています。F1のレースカーなどに使用されている「カーボンファイバー系」のものだと思います。これは非常に高価です。1セット(4組)で100万円位すると言われています。
●リニアの車両電源は「誘導集電方式」を採用するとしています。そうすれば、停電と同時に車両電源も喪失します。(バッテリーを搭載するかもしれませんが、超電導コイルの冷却が必要で、どれだけ耐えられるのか?) 

◆阿部修治さんも「リニアの加速やブレーキはセンサーによって列車がどこにいるかを検知して、地上から行われる。したがって怖いのは、このシステムに停電とか通信途絶とか、コンピュータープログラムのエラーだとか、人為的ミスとか、もっと怖いのはサイバーテロですね。」と述べられていました。
                           以  上
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