「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

16日パートⅡ  「盛土の危険」(林克さん)

2021年07月16日 08時09分00秒 | 日記
16日パートⅡです。
15日に「リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク」のフェイスブックに投稿された、林克さんの記事を転載させていただきます。

林克 「盛り土」の危険
 今、熱海の土石流で原因が、上流で行われた盛り土であることことが濃厚であることから、リニアの残土問題は全国で注目を浴びています。そもそもJR東海は上から目線で、それが安全かどうか説明したがらない体質を持っており、全国で総点検しなければいけないのではないでしょうか。
 リニア県民ネットワークでは、9月初旬に南アルプス現地調査を企画しており、今の情勢から燕沢付近の残土置き場と、藤島沢で検討されている「要対策土」の最終処分場が重点にならざるを得ません。今、その資料を収集中。
 この間の国の有識者会議における「発生土置き場の計画」の記述は、既存の千枚崩れのシミュレーションに加えて、第9回で燕沢側の置き場と後背地の分析を地形表現図(エルザマップ)等で提出しています。以下その引用、問題ないという記述です。
「沖積錘が形成され、発生土置き場の基盤となる段丘面が出 来上がった以降、土砂が流出している形跡は見られず、新たに土砂流出を受けた 可能性は低いとみられ、比較的   安定した斜面であると考えられます」「発生土置き場の設計は、100年確率に おける降雨強度に対応した設計を進めております」
 JR東海は千枚崩れも燕沢後背地(100年確率に おける降雨強度に対応)も大丈夫と断定。しかしこれまで現地に行った専門家も含めみなさんが指摘するのは、大井川を挟んで燕沢対岸の危険性です。それについてはひと言の言及もしていません。2枚目の地図は防災科学研究所の「地すべり地形分布図データベース」によれば、対岸の地滑り地形は「斜面体の移動の初期状態、基岩から分離していないとしても不安定域、移動域と推定される範囲」とされています。不安定域は千枚岳への二重山稜にまで到達している大きな範囲です。当然深層崩壊が予想されます。
 ここは南海トラフ地震で震度6弱の地震に見舞われるところ。もちろん台風による崩壊もあるが、かなり危険な場所といわざるを得ません。










                    以  上
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