「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

「飯田リニア通信No7」! 伊那谷と南アルプスの自然を破壊するな!

2013年11月21日 07時41分14秒 | 日記
 おはようございます。
 「飯田リニアを考える会」の片桐代表から「飯田リニア通信NO7」が届きましたので紹介します。準備書への意見の一部だそうです。素晴らしい文章です。
         

 内容を簡単に取り上げてみます。
 「動物・植物・生態系に関するもの」
 「大鹿村の上蔵地区及び青木地区に、絶滅危惧Ⅱ類に指定されている『ミゾゴイ』が生息している事が確認されている。」・・・「『ミゾゴイ』はサギ科の渡り鳥で、日本でのみ繁殖し、その生息数は1000羽ほどと推測されている。」・・・「土地の改変・トラックによる騒音・振動・多大な排気ガスの発生が予測され生息は不可能であると考えられる。もし、『ミゾゴイ』が日本で繁殖できなくなれば世界から絶滅することになると言われている。」

 「自然環境・植物・残土捨て場」
 「この地域の自然環境が破壊され、遺すべき生物多様性の生態系が保全されないことに危惧しています。その理由の第一に、残土捨て場の環境アセスメントが全く為されていないことにあります。」・・・「残土処理まで責任が持てない開発は中止して下さい。」

 「赤石山脈等の自然を破壊するリニア計画」
 「赤石山脈の活断層をはじめとする地質の危険性を熟知している地元の研究者の意見を全く無視している。」
 「残土処理計画の具体的構想も無く、ただでさえ狭い飯田下伊那の道路はパニックになるのは必定である。」

 「環境保全のための措置」
 「『環境保全措置の妥当性を検証し、適切な措置を講ずる』のであれば、この、『中央新幹線計画』の原点に立ち返り、主要な経過地を見直し、超電導磁気浮上方式の見直し、中央新幹線計画そのものの見直しも必要と考える。」

 「水象・水質」
 「天竜川の支流である土曽川のような小さな川の地下水の調査がなされていない。」

 「土地の安定性・地形改変・地質環境・地下水・水道水源」
 「これまでの鉄道・高速道路トンネルの実態と経験を学んで真摯に対処すべきである。そのためには、水文調査が不十分であ。」

 「リニア中央新幹線は本当に必要か」 
 「『リニアは本当に必要か』ということを、徹底的に議論して、国民お互いに納得のゆくようにしなければならないと思う。」
 「『JR東海』という一企業だけの問題ではない。今後の日本の将来を占う重要問題であると思う。」

 「伊那谷の美し柔肌切り刻むリニア恐ろし文明の華」と結ばれています。

 <コメント>
 前にも紹介しましたが、片桐さんは情報類を一人で何千枚もポステングしているとのことであります。物凄いバイタリテイです。
 文中のイラストも自分で描かれていますし、東駒ケ岳からの北岳と間ノ岳のイラストは実際に登られてのスケッチと思います。
 伊那谷や南アルプスの自然を守るために懸命に活動されている「飯田リニアを考える」と「片桐代表」に敬意を表し連帯して闘っていきたいと思っています。
                                              以  上 



 
 
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