「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

リニアモーターカーが最高速で走行中に停電が発生したら、急減速できるか?!

2015年02月11日 08時11分10秒 | 日記
 おはようございます。                            【今日の花は「蝋梅:ロウバイ」です。】
 「JR総研」1200本に及ぶ論文を手分けして、すべて読んだ人の話を聞く機会がありました。
 その人の話によると、「リニアモーターカーを安全に停車させる論文は、なかった」という事であります。
 昨日紹介した「阿部修治さん」の講演の中にありました。リニアモーターカーを停止させるための装置の話です。

         
 阿部さんは「ブレーキについては、メインブレーキは推進コイルによる減速ですので、停電したら働きません。車輪のディスクブレーキは、車輪が出てロックされていることが前提です。後は空気ブレーキは、穏やかな減速しかできません。」と述べられました。
 この情報に引用している図は、JR東海の資料です。 「4.ブレーキをすべて使用して急減速」と書いてあります。
 しかし停電すれば、メインブレーキは効かないという事であり、車輪のディスクブレーキは浮上している時には役に立たないと思います。(約150キロ/h以下位で車輪走行になると言われています。)
 「空気ブレーキ」は図を見て頂くと分かるように、飛行機のフラップのように空気抵抗を増やすだけであり、阿部さんも「穏やかな減速しかできません。」と述べられています。
 500キロの最高速での走行中に停電が発生した場合は、とりあえず「空気ブレーキ」しか使えないことになりませんか?
 もし仮に500キロで車輪を出して、ディスクブレーキを使用できたとしても、物凄い摩擦でタイヤがパンクしてしまうのではないでしょうか?
 そうすれば火災が発生し、JR東海の主張しているように「トンネル外にピタリと止める」などという事は無理だと思いますが?
 素人考えですから、よくわかりませんが、詳しい方が見えましたら教えてください。


◆阿部修治さんが公開している。 「エネルギー問題としてのリニア新幹線」という論文です。直接参考にはなりませんが、阿部さんの見識をうかがい知ることができます。
                            以  上
 
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-04-22 09:52:49
超電導リニアは車両の蓄電池でコイルに電流を流しているため、外部が停電しても浮上走行は保たれます。
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