「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

二十一世紀の日本におけるリニア中央新幹線の役割?!

2013年04月29日 08時04分30秒 | 日記
 今日も続きですこの本の言いたいことは「序章」で、ほぼ解かると思います。「第1章」は「東海道新幹線が果たしてきた役割」ですので飛ばして、「第2章」「二十一世紀の日本におけるリニア中央新幹線の役割」については、この本のメインで、54頁あります。序章の述べたことに「尾ひれ」をつけています。
 第2章「二十一世紀の日本におけるリニア中央新幹線の役割」
 1.人と人との交流をさらに活発にする
 2.より広大な市場をつくりあげる
 3.日本の技術力向上に大きく寄与する
 4.災害に強い安全な国土形成への寄

 5.エネルギー・地球環境への対応
 目次の項目は、この5項目です。
 序章の中で、述べているメインテーマは①国際的な大競争時代における経済社会発展への寄与 ②災害に強い安全な国土形成への寄 ③エネルギー・地球環境への対応の3点です。これを第2章では詳しく述べているわけであります。
 すべて紹介するには長すぎますので、文中に「提言」や「column」(コラム)がありますので紹介します。
 この本が出版されたのは2001年ですから、今から12年前でバブル経済の崩壊で先の見えない政治経済状況であったと思います。それから12年を経た現在も大きく変わりがないと思います。
 この本は、なぜバブル崩壊に至ったのかとか、地方の過疎化がなぜ起きるのか、日本経済の破綻・国家財政の危機的状況はなぜ生まれたかという視点が全く欠如し、社会資本の整備=公共投資を続けて日本を再生すれば新しい産業も芽生え、国民生活が豊かになるという発想であると思います。
 ②のテーマにしても、リニア中央新幹線は大地震でも影響がないことを前提とした考え方であります。南アルプスを貫通するトンネルは中央構造線を切り取り、大崩落地帯を通過するわけであり、地震の影響がないなどと考えることはあり得ません。
 また③のテーマにしても、膨大な電力を消費し、推進・浮上コイルと誘導集電のために地上コイルを全線にわたって敷き詰める必要があり、その量は莫大です。これは地球環境の破壊であり、エネルギー・資源の浪費であります。
 平成7年(1995年)5月31日に出された「災害に強い国土形成に向けての提言」「中央新幹線の早期実現」を貼り付けます


 
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