「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

航空機からリニアは時代の潮流?!

2013年05月25日 07時03分42秒 | 日記
 今日も続きです。 「2.中長期的将来の時代潮流の展望」は、6項目に分かれています。簡単にまとめてみます。

■15年、30年後は人口と労働力が減少、人口の都市部への集中が加速
 ・地方部においては雇用環境や教育環境が限界に直面し、人口の都市部への集中が加速する。

■環境技術の動向 ~低炭素型国土の構築~
 ・人流・物流の低炭素化ネットワーク化が進展する。(よく意味がわからないです。)
 ・近距離は乗用車から都市鉄道交通へ、長距離は航空からリニアなどの高速鉄道へのモータブルシフトが進んでいく。


■情報通信技術(ICT)の動向 ~テレワーク進展による可能性~
 ・現在のテレビ会議やネットシッピングがさらに進化し、自宅に居ながらにして仕事や買い物が可能な社会へ変化する。

■価値観の変化 ~物より心の豊かさ~
 ・物より心の豊かさを求めるようになってきており、今後金銭にこだわらない価値観重視の傾向が高まっていく。

■グローバル化の進展 ~アジア地域とのつながり~
 ・訪日外客数の増加、外国人労働者の増加等グローバル化が進展しており、とりわけアジア地域とのつながりが強まる。

■中津川市の現状
 ・人口の推移
  ▶中津川市は1995年をピークに自然減と社会減の両方によって人口が減少している。若年層の流出が大きく、全国と比較して10年程度進展速度が速い。

 ・産業構造の変遷
  ▶平成8年以降製造業の占める割合が拡大し、平成19年度には40.8%を占めている。

 ・交通基盤
  ▶古くから東西の、南北の交通軸が交差し、近年ではJR中央線、国道19号中央道などの交通アクセスが向上している。

 ・情報通信技術
  ▶公設民営手法で市内全域に光ファイバーを整備し、市民はインターネットサービス、企業は様々な企業活動に活用している。

 ・観光・交通の状況
  ▶観光客の割合は、長野県から5割以上、東海地方と合わせて9割にのぼる。

 人口が減少し、自宅に居ながら仕事や買い物ができ、物より心の豊かさを求め、グローバル化により産業の空洞化が進み、観光客は近隣からしか来ない。
 この分析は正しいと思いますが、「低炭素型国土の構築」として「運輸部門は近距離では乗用車から都市鉄道交通、長距離では航空からリニアなどの高速鉄道へのモータブルシフトが進んでいく。」と述べていますが違和感があります。
 かけがえのない自然環境を破壊し、貴重な資源を浪費し、膨大な電力を使うリニアが航空機にとってかわる。信じられませんが、考えてみたら「リニア中央新幹線で日本は変わる」の論法でありました。


 「2.中長期的将来の時代潮流の展望」を貼り付けます。(図の中の文字は細かいので、ご容赦ください。)

  




    
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