朝の凛とした気を吸い込み
今日は何をしようかと思う
優しい朝だった
遅い日が昇って
フェンスにも光が当たった
冬至までは感じなかった
煌めきがそこにあった
冬の間に
新しい春を
温めておこう
少しずつ日はのびる
何かを育てるのには
よい季節だ
滑る光が
イブの街に降り
世界中が
祈りを捧げる
仏教徒だって
祈るこの夜に
仏様は
寛容だ
たくさんの
神様や
信じるものがあって
人は
人として
営んでいけると
笑っている
気さえする
プレゼント
素敵じゃん
祈り
素敵じゃん
人が
人を
愛すること
素敵じゃん
※ 寛容は歓待
想いが激しすぎて
空回りして
それに気がついた時
とっても
淋しい
思いが強すぎて
空回りして
茨の道を強いていないだろうか
とても
心配
そうね
たった一言でいいから
自分に尋ねてみる
独りよがりじゃないの?
たった一言でいいから
相手に聞いてみる
さっきはごめんね
その峠を越えたら
君が住む街に出る
曲がりくねった
木々の根に
落ち葉が降り積もった
峠に
今日は雪が降る
その峠を越えたら
君が笑った街に出る
幾千のヒールの音が
イルミに満ちた
峠に
今日は雪が降る
その峠を越えたら
君がつかんだ未来に出る
泣きながら探していた
明日が積もった
峠に
今日は雪が降る
膝をそろえて
かしこまって
今日は冬至ですもの
お日様を見る
明日からは
日一日
お昼間が延びます
再生されていく
真昼間の時間を
背筋を伸ばして
過ごします
畳一目ずつ
毎日
まいにち
育ちますように
膝をそろえて
かしこまって
お日様を
眺めました