ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

雨後

2014-11-29 | ピープル





湖への道は
今朝の雨を含んで
青い

冬籠る山の吐息が染みて
真昼というに 霜降の相

捨て猫が坂の上から降りてきた
ミウミウと啼く
素知らぬ顔をしていたら
ネコが言うのだ

独り言だから聴かなくても良い

独り言は言わねばならない
冬籠もれぬ猫だから
冬の間中
青い吐息を吐いてみよう





満たされることに満たされるまで
言わねばならない
青の吐息





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2 コメント

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Unknown (shizuku)
2014-11-29 23:36:34
こんばんは♪
そっか!
冬が来てるのですね
当たり前ですけど。
hiyoさんの
言葉だけで寒さが伝わります。

ミウミウと鳴く外ねこさんの独り言聞いた?
なんて?
この冬も辛いって話したかな。
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Unknown (大平滋子)
2014-11-30 01:16:28
雫さん、こんばんは。

冬がきていますよ。
でも、いつもの年よりもずっと温かくて
凌ぎやすい初冬です(水曜からは極寒予報も)

この猫さん、近くの喫茶店で飼われていた猫の末裔と思います。
いろいろあったのか、今はお店で飼わなくなって
野良になって生き延びた人たちが人を見ると寄ってきます。
だから、この冬もきっと辛いんでしょう。
あなたのお家に連れていって下さいって
そう言っていたような。
ゴメンネ、ウチでは飼えないの、大家さんが駄目って。
そう言うと、ミウミウ言いながら湖へと降りていきました。
とても切なかったです。

ごめんなさい、暗いお返事になってしまいました。
鹿児島暑かったのですね。
明後日は師走。冬らしい冬が来るのでしょうか。
コメントありがとうございます!
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