
台湾ベスパの再整備とエンジン改造が進んでいます。
ボディーの状態は、特に問題もなく、焼き付いたエンジンもポリーニの75ccのピストンを入れて、走行はできたのですが、どうも今ひとつ調子が悪い。
そこでエンジンを降ろして、オーバーホールも兼て、再度エンジン改造を行なうことにしました。

キャブの調子を悪くした原因の1つに、タンクの錆の問題があります。
フィルターを入れて・・・もありますが、タンクの錆処理をもう一度行い徹底的に処理することにしました。

エンジンは、トルクとパンチのある物に仕上がりそうです。
クランクをロングストロークにして、ET3のシリンダーを組み込みました。

ボーリングして、130ccのピストンキットを組込み、強化クラッチ、ギアセレクターの変更、エンジンポートの加工が完了。

キャブレターはケイヒンのPWK28を選択。
マニホールドはポリーニ。

特にレースを行なう訳でもないのですが、トルク重視のパンチのあるベスパになりそうです。
週末には完成予定です。







本牧ベスパサービスに寄ってみました。
昨夜、ベスパのエンジン再整備の電話があったからです。
経年劣化は随所に見られた訳です。
外観のボディーの良さは製造から20年経っている台湾ベスパのエンジン、キャブ等の劣化まで考えていませんでしたが、考えればアウトビアンキでもレストアして丁度良い時期ですから、ベスパも同じですよね。
まずはエンジンを降ろしてもらいました。

エンジンを割ってみると内部に傷はない良好の状態です。
斉藤氏と相談して、「そのまま組んでも、ここまで分解したならば考え物だよねぇ~」ということのなりました。
本牧ベスパサービスは台湾ベスパの整備経験も豊富のようですので、「この際、12Vの台湾ベスパのエンジン改造してみようか」とお願いしました。

まずはこのショートストロークのクランクをロングストロークに変更して、この際、ポリーニの135ccを入れてみることにしました。
もちろん、ギアー比も変更です。
クラッチ強化とビックキャブへの変更です。

135ccとなるとET3よりも早くなります。
しかも12Vですのでショートボディーの最速ベスパになりそうです。
いつも話していることですが、中途半端なチューニングは結局は無駄になりますね。
少しづつ改造するのは結局バランスも崩して、金食い虫になるのです。
どうせ長く乗ることを考えたら、この際やってみますか!
とは言ってみたものも、アウトビアンキとベスパの改造に費用もかかりますよね・・。
頑張って仕事しないとなりませんね。
少しは奥さん孝行もしないとなりませんので、海外旅行にでも誘わないと恨まれそうですねぇ・・・。(苦笑)







ポリーニの75ccのボアアップキットを組んだベスパ。
日曜日にガソリンを満タンにして走り出すと調子が悪い。
どうも吹き上がりがいまいちなのです。
右足の膝の手術をした私の脚力がなくてキックできないのかなぁ・・なんて考えながら、
なんとか動いたので少しテスト走行。
ありゃ・・・ホーンが鳴らないなぁ・・なんて早速メンテナンス箇所をチェック。

そんな訳で、横浜の本牧ベスパサービスまで行ってみました。
何度か訪問したことがあったので、本牧ベスパサービスの斉藤氏に再チェックをお願いしました。

まずはホーンの配線が断線している可能性。
チェック中にベスパがお漏らししました。つまりキャブのオーバーフロー現象です。
エンジンは掛かるので、ボアアップの組込は問題なさそうです。
クラッチもすべり気味です。
ガソリンを抜いてタンクに指を突っ込むと「あ!錆だ」。
そうです!ガソリンを満タンにしたことで錆がキャブを詰まらせた訳です。
早速、斉藤氏に再メンテナンスをお願いしました。
せっかくですので、エンジンを降ろして、ベアリング交換やクラッチ強化を依頼しました。
ボディーは経年劣化が見られませんので、前のオーナーがガレージで保存してあったのでしょうね。
たぶんタンクはガソリンが空の状態で保存したので、外見ではわからないですが、錆がでたのでしょう。
ついでにタンク内の錆処理もお願いしました。
宜しくお願いします。







ベスパの整備が完了しました。
このベスパはご覧のとおりの「台湾ベスパ」なんですが、これが良い!
20代の頃から、何台もベスパは乗り換えてきましたが、本場のイタリア物よりも台湾ベスパは出来が良いです。
このベスパは、前のオーナーの家族が2サイクルオイルを入れ忘れて、エンジンを焼きつかせてしまった経歴があるんです。
パーツ取り車だったんですが、ボディーの状態も良いし、走行距離も少なかったので、レストアしました。

まだ、ボディーもメッキパーツも磨いていない状態ですが、決して悪くないです。
グリーンの色も良いですよねぇ・・・。

エンジンをばらして、パーツ交換。
ポリーニのボアアップキットを組みました。

台湾ベスパは、このメーター、ライト周りが良いですね。
走行距離も少ないです。

フェンダーの飾りも良いですね。
もう少し、整備してからナンバー取得します。
来週か再来週じゃないと仕事が忙しくて駄目だろうなぁ・・。
さて、今日も仕事がハードスケジュールです。
大きな仕事を2つこなして、たぶん午後8時頃からパンダで福島市移動します。
東北自動車道が復興工事で渋滞していないと良いのですが・・・。







M隊員のベスパレストアに触発されて、私も台湾ベスパのレストアを開始です。
私のベスパは、ボディーの腐りはない状態ですが、エンジンの異音がするとのことで、前のオーナーが手放したベスパを格安で購入。

ボディーまわりは、問題もなく、メーターを見る限り走行距離も無いようです。
さて、異音が気にはなるのですが、錆が有るかを再チェック。

タンクを外しても問題はないようです。
手入れは良かったようですが、異音の原因はなんでしょうか?

エンジンをばらして、その原因はわかりました。
たぶん、ガソリンにオイルを入れないで走行したようです。

軽い抱き付きによるシリンダー内の傷とピストンのキズからきているようです。

ご覧のようにピストンリングも破損です。
オイルの混合を忘れて、走ったのでしょうねぇ・・・。
オイルの混合比は、多目でも良いくらいですが、そんな初歩的なミスで可哀想ですねぇ。
シリンダーは、マロッシュの102cc用みたいです。

シリンダー内も傷がありますので、ボアアップキットを交換すれば問題はなさそうです。
ストロークは、ショート(43mm)の装着でした。
ニードルベアリングの交換とボアアップキットの交換で、復活しそうです。
さて、どんなベスパに仕上げましょうか・・・。
楽しみ(苦労)が増えましたね!
一生懸命に仕事しないとなりませんねぇ~。







先日のM隊員のベスパレストアに触発されて、止せばいいのにベスパのジャンク車を格安で落札しました。苦笑
写真のベスパは台湾ベスパです。
エンスーの悲しい性と言うのでしょうか、まともな車両には見向きもせず。
ジャンクとか訳有りとか故障車とのメッセージに反応してしまうのです。

錆もなく綺麗なボディーでしょ!
ただし、エンジンに異音がするそうです。
出品者にもその経緯をお聞きしたのですが、どうせボアアップするだろうからOKかなと考えています。

一番錆びやすい床も問題なし。
M隊員いかがでしょうか?
早速、入金を済ませて、後日、軽トラックでお迎えに行ってきます。
もうこれ以上はレストア車両は増やしません!!と心に誓う私です。
浮気する男性は「もう浮気はしません」と言うのだそうです。
まぁ~愛人作るのより健全かなと勝手に解釈している私が・・・。
さて、このベスパ何処に隠して置こうかな・・・。





