ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「大内宿のねぎそば」

2012-08-18 | 美味しかったぁ~


大内宿はまるで時間が止まったような景色だった。

どっしりとしたかやぶき屋根の家並みが続いていて
流れる水路にラムネや朝どりのトマトなどを冷やして売っている。

この暑さのなかで・・・と、
どれだけ冷たいのかしらと手を入れてみると
本当に冷たくて驚いた。

このごろ、認知症気味の母がほしがっていた芋がらを見つけて
買い求めた。

お雑煮に入ったこのずいきの味わいが
私は子どもの頃から好きだったが
今ではほとんど食べる機会がなかった。

混雑する前に、早めのお昼をと入った店で
「冷たいねぎそば」を頼んだ。

陽射しが遮られた家の中は
扇風機一つないのに涼しくてほっとひといきつけた。

急に雨が降り出し、
人々が買い求めた和傘をさして歩く景色は
やはりさまになる。

ねぎをかじりながら頂く冷たい汁のそばは
しっかりしていておいしかった。

ねぎではうまくそばをすくえないのに
ねぎをしきりにかじる私は
だんだん口の中に辛みが増してきて悲鳴をあげそうになる。

ねぎの辛みでまた暑さが吹き飛んだ。

きびきびと動く男性店員に建物のことを聞いていたら
「家は400年、私は二男で今日は手伝いにきてるんです」という。
年に数回の観光シーズンは家族総出とのこと。

それぞれの店で山ゴボウのごま漬けと
おばあさん手作りの餅を買い求めた。

朝どりのミョウガが売っていたのも買っていこう。



コメント (3)
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