大倉草紙

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【兵庫】 アメデオ・モディリアーニ展 (姫路市立美術館)

2008年08月08日 19時41分06秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
7月13日(日)
当日の行程:(JR姫路駅)…(タクシー) → 【夏・甲子園(兵庫県立歴史博物館)】【アメデオ・モディリアーニ展(姫路市立美術館)】【姫路城】 → (JR姫路駅~JR神戸駅)…(阪神・高速神戸~甲子園) → 【プロ野球 阪神タイガース vs 広島東洋カープ(阪神甲子園球場)】


ふと気付くと、この展覧会の会期は過ぎてしまっている。
今後は、期間が決まっている展覧会に関しては、会期中に記録していこうと思う。


   
                姫路市立美術館

姫路市立美術館は、姫路城のお隣。
赤レンガの建物自体は美しいが、この建物の後ろに姫路城が聳え建っているのを見て、なんだかちがうような気がした。
ベルギーの画家たちのコレクションもあるらしいと聞いて、それで思いっきり西洋風にしているのかも、と思ってみたが、そもそも、この建物は美術館として建てられたものではないようだ。
美術館になる前は、姫路市役所だったらしい。
で、その前は、帝国陸軍姫路第十師団の兵器庫・被服庫。
やはり明治の建築物か。
繰り返すけれど、建物自体は、うっとりするほどに美しいのだ。


          

ここで観たのは、「アメデオ・モディリアーニ展」。
展示されている作品は48点。
大阪の国立国際美術館で開かれている「モディリアーニ展 Modigliani et le Primitivisme」では、その副題にあるように、画家のプリミティヴィスムへの志向が理解できる展覧会であったが、こちらのほうは、画家の全体像が掴める展覧会であった。
それぞれ、別の楽しみ方ができるのは、よかった。

どうしても、ふたつの展覧会の比較となってしまうが、大阪では、裸婦像が確か1点しか展示されていなくて驚いたが、姫路では、8点も展示されていた。
この点にも、ふたつの展覧会の趣旨の違いが表れていると思う。
解説パネルの写真では、モディリアーニの彫刻作品についても触れられていた。

難を言うならば、作品を遠くから観ることができなかった。
通路を歩きながら壁に飾られた絵を鑑賞しているという感覚にとらわれてしまうくらいに、会場の空間は狭く感じられた。
それほど大きなサイズの作品がなかったからだろうが、作品の展示方法にもう少し工夫があってもよいのでは、と思う。

姫路の展覧会は今月3日に終わってしまっているが、大阪のほうは、国立国際美術館で来月15日まで開かれている。

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