大倉草紙

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【東京・港区】 愛宕神社

2010年03月01日 21時00分00秒 | 旅 - 東京都
2月27日(土)


愛宕神社といえば、火伏せ・防火の神様。
総本山は京都のこちら
東京都港区にある愛宕神社は、慶長8年(1603)、徳川家康の命により創建。
江戸の防火の神様として祀られた。
鳥居の向こうに見えるのが「出世の石段」。

近くで見ると、こんな感じ。
夫は、もの凄い勢いでのぼっていく。
まあ、頼もしい。
けれど、健康が第一だ。頑張りすぎぬよう。


「出世の石段」は86段。
上から見ると、こんなふう。
そもそもどうして「出世の石段」と呼ばれるようになったのか。
それは、曲垣平九郎(まがきへいくろう)の故事に因むそうだ。
徳川家光が増上寺をお参りした帰り途、ここ愛宕神社に美しく咲く梅を見て所望するが、なかなか取ってこようとする者がいない。
愛宕山の石段を馬で行き来するなど、命がけのことだからだ。
と、石段をのぼり始めた者がいた。
彼が曲垣平九郎。
家光は彼を「日本一の馬術の名人」と讃え、その名は全国にとどろいたそうだ。


境内に残る平九郎手折りの梅樹


井伊直弼を討った水戸浪士が集結したのは、この愛宕神社。


勝海舟、西郷隆盛による、江戸城無血開城の会談が行われた地でもある。
また、昭和20年(1945)、尊攘義軍十烈士が敗戦を憂いて自刃・玉砕し、二夫人がその後を追ったのもこの地である。


神門


社殿


社殿の前にある「招き石」。
撫でると福が身につくのだとか。


境内の池には舟が浮かぶ。


池には、鯉のほかに、なぜか蛙もたくさん。
しかも大きい。


愛宕山の標高は26メートル。
境内に三角点がある。
ちなみに、京都の愛宕山の標高は、924メートル。


愛宕神社の御朱印

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