大倉草紙

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【大阪】 南蛮文化館

2008年11月18日 19時38分58秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
本日の行程:(阪急・中津駅) → 【南蛮文化館】 → (阪急・中津駅~梅田駅…大阪市営地下鉄梅田駅~天王寺駅) → 【国宝三井寺展(大阪市立美術館)】


   

南蛮文化館は、昭和43年(1968)に開館した私立美術館。
年に2回、5月と11月のみ、南蛮美術を中心とした展示品を公開している。


   

展示場の入口には、高山右近の銅像がある。
館内の1階にはキリスト教関連の展示物、2階には南蛮美術品が置かれている。

   
              聖母子画入聖龕

聖龕は蒔絵でできた豪華なものだ。
そして、この小櫃も展示物のなかでは目立っていた。

   
              十字紋螺鈿小櫃

ほかに、七宝の十字架なども印象に残っている。

   
            洛中洛外図屏風(部分)

面白かったのは、「洛中洛外図屏風」。
石州浜田の松平家旧蔵のもので、八曲一双。
稲荷山、寺町、豊国大明神、養源院、蓮花王院。
音羽の滝、八坂塔、子安堂、六波羅堂、祗園。
季節は今でいう夏なのだろう。
四条橋の下では褌姿で泳ぐ人、そして祇園祭の鉾が見える。
比叡山、南禅寺、知恩院、禁裏。
相国寺、賀茂大明神。
愛宕山、高尾山。
妙心寺、天竜寺、松尾。
南蛮人の行列も描かれている。
行列の中ほどに「耳塚」が。
これは、文禄・慶長の役で戦死した敵方将兵の耳や鼻を埋葬した供養塚なのだそうだ。


今日の歩数:9,991歩

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