大倉草紙

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【大阪】 チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展 (大丸ミュージアム・梅田)

2008年08月10日 23時26分16秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
本日の行程:【チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展(大丸ミュージアム梅田) → (市営地下鉄谷町線・東梅田駅~谷町4丁目駅) → 【―大阪の祈りさまざまな美と形―(大阪歴史博物館)】 → 【難波宮跡】


          

「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」を観るために、大丸ミュージアム梅田へ。
きょうは、疲れているのか、少しぼーっとしている。
展覧会の会場を離れたあとに、写真を撮らなかったと夫に指摘され、デジカメを忘れたことに気付く。
幸い、夫のバッグの中に別のデジカメが入っていたので、助かった。

さて、この展覧会であるが、『チンギス・ハーンから見た「過去・現在・未来」』という視点から、次のような3つの章に分けられている。
第1章:紀元前4世紀からチンギス・ハーンが登場するまでの中国北方草原遊牧民族である東胡族、匈奴族・鮮卑族・突厥族・契丹族の装飾品を展示。
第2章:チンギス・ハーンがモンゴル帝国を建国。遠征の際の政治や文化の交流が読み取れる展示物が並ぶ。
第3章:最大の領土から、縮小された明・清時代まで(1368年~1912年)の草原での生活用品を展示。

金銀の豊富さと、それを用いた装飾品の細工の美しさに驚く。
装飾品にしても、皿や置物にしても、鹿をモチーフとしたものが多かった。
とりわけ、契丹族の「鍍金銅金冠」、鮮卑族の「金製鹿頭形冠飾り」、「浮き彫り臥鹿文様銀皿」が印象に残っている。
また、「チンギス・ハーンの鞍」には、感動した。

第3章のコーナーでは、馬頭琴が展示されている。
実物を見るのは、初めて。
「スーホの白い馬」を思い出す。
司馬遼太郎が、モンゴルの馬の帰巣本能について書いている。
確か、『草原の記』だったか。
ベトナム戦争へ行ったモンゴルの馬が、戦後、何年もかけて、モンゴルへ戻ってきたという話だ。
馬ってすごいなあ。
ウチの猫なんて、家の前の道からだって帰ってこれない。


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