やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

マタハラ

2015-04-26 09:03:13 | 日記
元町にあるキャプテン翼スタジアムに向かう電車の中。

昨夜は早く閉めるはずが、遅くにお客さんがいらしてけっきょく寝不足…
ようやく座れてお眠りモード。

聞こえてくるオバサン達の甲高い笑い声。
どうやらマタハラ(マタニティハラスメント=妊婦に対する嫌がらせ)の話みたいだ。
“えー、信じられないですね”
そんなことする人分からないみたいな話をしている。

私だってそんなことしないし…

でも、その気持ちは理解できる。

私は20代で生存率50%と言われた大きな病気をして、その手術のために自然妊娠は不可能な身体になった。
生きていればいいじゃないか。
皆そう言って励ましてくれたけれど、私の女としての人生はそこで終わったと思っている。
その当時は、年賀状の家族写真、特に赤ちゃんだけの写真は、破り捨てたい気持ちになったし、妊婦さんの大きなお腹を呪った。

“子供は何人欲しいですか?”

結婚式でよくある質問だが、私の時もそれを言われ、実のところ泣きそうになった。彼が適当に誤魔化したけど、辛かった。

身体に問題はあれ、愛されて結婚した私はまだましかもしれない。
世の中には多くの嫉妬が渦巻いている。
自分の不幸を受け入れられず、幸せな(少なくともそう見える)人たちの不幸を望む人がたくさんいる。

SNSの幸せそうな写真を鵜呑みにしない。
未成年でも成人でも
幼くても老いていても
男でも女でも
彼氏彼女がいてもいなくても
伴侶がいてもいなくても
子供がいてもいなくても
心の闇はあるものです。

10年以上かかったが、そのドロドロの淀みの中から出て、心から祝福できる今の自分が嬉しい。



自分の不幸を人のせいにするのは一番楽。
でも、それではそこから抜け出せないんだよ。
全て自分のせい、自分の運命と受け止めて、早く自由になろう!
時間だけがあなたを解放してくれるはず。

人を恨む気持ち、妬む気持ちが、早く解消されますように!
あなた方のそれぞれの生き甲斐見つけられますように!

お祈り申し上げます。

文明が創った幻想

2015-04-26 03:51:29 | 日記
ドラマ“仁(jin)”から抜粋。
現代から江戸の幕末にタイムスリップした医者の体験。
文明未発達な中での人間の関係性が面白い。

坂本龍馬 “先生にはこの時代はどう見えたのじゃ?
愚かなこと、山ほどあったろう…”

南方仁 “教わることだらけでした。
例えば…、未来は夜でもそこらじゅうに灯りがついていて、昼みたいに歩けるんです。
でも、ここでは提灯を下げないと夜も歩くこと出来ないし、提灯の火が消えたら、誰かにもらわなきゃいけなくて…

独りで生きていけるなんて、文明が創った幻想だなぁとか…
離れてしまったら手紙しか方法ないし、ちゃんと届いたかどうかも分からないし…
人生ってホント一期一会だなぁって。

あと、笑った人が多いです。
ここの人たちは、笑うのが上手です。”