やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

フツーな生き方

2012-02-19 23:47:08 | 日記
薬の副作用あるから酒を飲まない一日。ずーっと家で寝ていた。

具合が悪い日に家でゆっくり出来る幸せ、寒い日に暖かい部屋で毛布にくるまって何もしない幸せ、かみしめた…。


本当に休めない生き方してきた。

幸せか?っていうと幸せな方じゃないかって思う。

でも疲れた。


テレビを見ていて、“三平女子”なるものを知る。

何かと思いきや、生涯の伴侶の見つけ方らしい。


平凡な容姿

平均的な収入

平穏な性格


これが今の流行だとか?

公務員が圧倒的にモテるそうな。



何か見てて寂しかった。

娘がそんなこと言ったら育て方間違えたって思う。


好きになった人が穏やかなパッとしない男性なら仕方ない。

初めからそこか?

愛はどこ行った?


私の時代の恋愛は派手だった。(美術学生の私には無縁)


高学歴

高収入

高身長


三高って言われた。

それも浅はかだとは思うけれど、若い頃は王子様に憧れていいんじゃないかって思う。

目が合うとドキドキするような容姿

突然もらうプレゼントも高価で洒落ていて

素敵な車で迎えに来る。


そんな人に見合うように、好かれるように自分を磨くって刺激的じゃないか?

イングランドの平民プリンセスはその為に同じ大学に入り、親からお金借りてブランドの服を買って、ダイエットして、プリンスに近付いたらしい。


恋ってそんなものじゃない?
恋って女の子を磨くものじゃない?
恋のパワーってスゴいんだぞ!


すっかりオッサンな私も、若い頃は、好きな男の子と食事も出来なかった。
息するのも忘れた。

彼の好きなもの勉強した。
偶然装って行きつけの店や最寄りの駅で待った。

たくさん愛されたし、たくさん愛した。

たくさん泣いた…。


恋って必ずしもハッピーじゃない。
でも、ダメになるの恐れて初めから挑戦しないのはもったいないよ。

これが最後の自分なんだ。
若い頃にしか出来ないことある。


人生半分終わってやり残したことがない。

やりきった感がある。


物欲もない、イケメンにも心がときめかない。

何もほしい物がない。

生きていける少しの食事と酒があればいい。

寂しいようだがこれで良かったと思う。これが老成。
年相応な大人の女。



フツーって何だ?

平穏無事な人生なんて有り得ない。

初めから低く目標設定してると、どこまでも落ちる。

落ちた時に上がる力を養うのが、若い頃の苦労だと思う。

年老いて、人の痛みが分かるのも、過ちを許せるのも、若い頃の涙の価値だと思う。


何度も這い上がった私の、若い人に残したい言葉。

雨ニモマケズ

2012-02-19 10:03:24 | 日記
気がついたら店で寝ていた。

昨夜は、日頃行けない店や、知人の店の三周年に行って、軽く飲んで帰るはずが、知り合いに遭遇しごちそうになってしまいつい飲み過ぎた。

記憶もプツプツ飛んでいる…

そのうちしょーもない死に方するんだろうなぁ~





雨ニモマケズ

子供の頃、暗唱させられたっけ。

全く意味が分からなかった。

立派な人になりたかった。
皆に尊敬され、愛され、頼りにされ…


なのに宮沢賢治はどうしてこんな詩を残したのか?

バカじゃね?





でもさ、今はよくわかる。
全ての欲が消え去り、誰に気を遣うことも、気にされることもなく。
誰への当てつけでもなく

無意味に死にたい。


今朝はとても気分がいい。