やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

両思い

2012-02-07 12:08:27 | 日記

昨日は弟の歯医者にお手伝い。
先週2店舗目を相模原駅目の前に出して大忙し。

弟とはいえ男だ。やはり多店舗展開するんだね。


私が大井町で彼が旗の台。
私が川崎で東神奈川。
私が町田で相模原。

何故か偶然にいつもそばにいる、縁の深い、年の近い弟。

偶然、長崎のハウステンボスで会ったこともある…。



仕事ついでに歯の治療をしてもらう。

小柄で線の細い彼は指も華奢。そしていつもいい匂いがする。
今日もアロマに完璧リラックスしていたら…。

“やっちゃん、ロクシタンのシャンプーのいい匂いがする”

お互いに嗅いでいた…。

似た者姉弟(*´д`*)。


よく、パートナーは『尊敬できる人がいい』と言うじゃない。

何か一つ取り得があったとして、それを評価してくれたらいい話。

だが、9の長所を無視して1の欠点を指摘していたらその関係は空しい。


100パーセントの尊敬は有り得ないのだろうが、私の弟に対しての尊敬は100に近い。

ずっと近くにいて見てきたけれど、欠点が見つからない。
容姿端麗、頭脳明晰、明るく社交的で、しかも嫌味がない…。


幼稚園のお遊戯会の時は主役だった。先生にもいつもひいきされてた。

私は村の子供Cだった…。
実は嫉妬していた時期もあるんだ。
いつも真似するし、ついてきて嫌だったなぁ…。


よく面倒みたが、いつの間にか立場逆転。

今では全く頭が上がらない。


だって私が困った時は必ず助けてくれる。

ダメな姉で申し訳なく思っているのにさ…。


アイツの友達に聞いて驚いた。

『やっちゃんはスゴい。何でも出来る』っていつも褒めてるって…。

どこ見てるんだろね…f(^_^)。


小2から塾に行ってたアイツと違って、私は自由だった。
親の希望だったのだろうが、私は勉強しろと言われたことがない。
習い事もよくある習字に始まり、ピアノ、エレクトーン、ヴァイオリン、歌、クラシックバレエ、絵画…転勤する家だったのでどれも中途半端だが、親の方向性がわかる。

イイトコに嫁に行かせる気だったんだろう。

身体が弱かったのもあって、見事な文科系。まんまと家庭的に育った。


ま、残念ながら何を間違ったか、キャリアの道を進んでしまった。

嫁には行ったが戻ってくるし、孫は産めないし…
頑張っても何してもダメだし、どこに出しても恥ずかしい娘になってしまった。

そこは申し訳なく思っていてもどうしようもない。


しかし弟は、こんな私の欠点を見ない。
泥酔しても、失敗しても、迷惑かけても。

鼻で笑って気にしない。

彼は私の長所しか見ない。
相変わらず『スゴいお姉ちゃん』でいるらしい。


30過ぎて彼は、ピアノを始め、絵を描き始めた。

アイツにとって私は、出来なかった自由な自分なんだろう。

お互いに尊敬し合えるなんて理想だが上手く行くのは稀。
しかし、それが身近にある幸せ。

しかも一生。


画像は小六の卒業アルバム。授業風景とクラブ活動。調理クラブの部長でした。