いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<伝統野菜> 鹿児島 養母すいか -追加あり-

2024-06-24 08:52:43 | 伝統野菜

 「養母すいか」

 由来
 養母すいか(ヤボスイカ)は,昭和10年頃には食されてきた。富山の薬売りが持ってきて広まったらしい。
 昭和40年頃まで旧東市来町養母地区を中心に栽培されたが,時代とともに赤すいかにその座を譲り,地種子は姿を消してしまった。
 現在の種子は,昭和40年頃まで農協に勤務されていた船倉氏が,奈良県の種苗会社に研究用として寄贈されたものが,保存されており,平成16年に里帰りしたものである。
 作物の特徴・特性
 果実内部は,白黄色。
 作り方によっては,重量が14~16kgになるものもある。
 味や料理法
 糖度は赤すいかより幾分劣るようだが,ベトつくことがなくシャキシャキとした食感が楽しめる。
 栽培カレンダー

*http://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/dentou/yabo.html より

 

 「養母すいか-やぼすいか」

 【生産地】日置市

 【特徴】果実内部は,白黄色。栽培の仕方によっては果重が14~16kgになるものもある。

 【食味】糖度は赤すいかより低いが,ベトつくことがなくシャキシャキとした食感が良い。

 【料理】生食

 【来歴】1935(昭和10)年頃には食されてきた。富山の薬売りが持ってきて広まったと言われる。1965(昭和40)年頃まで旧:東市来町養母地区を中心に栽培されてきたが、時代移り変わりとともに赤すいかにその座を譲り,地種子は姿を消してしまった。現在の種子は、1965(昭和40)年頃まで農協に勤務されていた船倉氏が,奈良県の種苗会社に研究用として寄贈されたものが保存されており、2004(平成16)年に里帰りしたものである。

 【時期】8月上・中旬

*https://tradveggie.or.jp/vegetableposts/46-kagoshima#index_rhXODXAh より

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< 郷土料理 > 栃木 芋ぐし/いも串

2024-06-24 08:49:05 | 郷土料理

 「芋ぐし/いも串」

 主な伝承地域 栃木県西北、栃木県央

 主な使用食材 さといも

 歴史・由来・関連行事
 串に刺したさといもを焼き、焦げた味噌だれが香ばしい「芋ぐし」は、儀礼や行事に合わせて作られてきた郷土料理。さといもは、我が国へは稲作以前の縄文時代に熱帯アジアから伝えられたもので、栃木県内では、寒冷のためにさといも栽培に不適な旧栗山村などを除く広い範囲で栽培されてきた。かつては芋といえばさといもを指したもので、普段はもとより祭りや年中行事などに供えられてきた。芋ぐしにまつわる風習では、例えば那須塩原市槻沢の旧家では正月に囲炉裏を囲んでおせち料理やお神酒をいただきながら芋ぐしを食べる風習があり、日光市山久保では、旧暦初午の稲荷社の祭りには、各家で芋ぐしを作り食べる風習があった。

 食習の機会や時季
 さといも収穫後から春先までは囲炉裏で暖をとりながら、普段の日でも芋ぐしを食べることがあった。特に正月やこの間の祭りなどに食べられてきた。

 飲食方法
 蒸したり、ゆでたりしたさといもを串にさして焼き、味噌だれをつけてもう一度焼く。味噌だれは、とろみが出るまで焦げ付かないように丁寧に練り上げ、秋から冬にかけてはすり下ろしゆずやみじん切りのさんしょうの葉を加えたゆず味噌、春先にはさんしょう味噌も良い。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 昔ほどは作られる機会が少なくなった芋ぐしだが、栃木県の郷土料理の一つとして、インターネットや書籍に歴史やレシピが取り上げられることもある。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_4_tochigi.html より

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<B級ご当地グルメ> 栃木 夕顔らーめん

2024-06-24 08:41:02 | B級ご当地グルメ

 「夕顔らーめん」

 夕顔ラーメン(ゆうがおラーメン)とは、栃木県栃木市を中心として、提供されているご当地ラーメンである。

 2013年時点で、栃木市内の夕顔ラーメン会に所属している13店舗で提供されている。

 特徴
 栃木県は日本のかんぴょう生産の8割以上を占めている。そのかんぴょうの原料は夕顔の果実である。夕顔ラーメンの麺は、夕顔の果実の粉を練り込んで作られており、喉越しと食感の良さが特徴となっている。

*Wikipedia より

*https://tabelog.com/tochigi/A0902/A090201/9003621/dtlphotolst/1/smp2/ より

 夕顔ラーメン?? 聞いたことないと思います。

 夕顔らーめんは栃木県特産のかんぴょうを使ったご当地ラーメン。かんぴょう(夕顔の実)の天日干を粉末にして麺に練り込んであり、食物繊維や、カルシウム・カリウムが含まれて、体にやさしい健康麺です。 夕顔ラーメン会の加盟店は現在11店舗。

 実は栃木県の干瓢(かんぴょう)は、全国生産量の98%以上を占める代表的な特産物です! 真夏の太陽熱にて2日間にわたり干し上げた乾物食品です!

 夕顔とは? 夏の夕方に開いた白い花が翌日の午前中にしぼんでしまうことからアサガオ・ヒルガオ・ヨルガオに対して命名された名であるが、アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオはいずれもヒルガオ科の植物であり、直接の類縁関係はない。ヨルガオがユウガオと呼ばれる事もある。 ユウガオの実を細長い帯状に剥いて加工したものはかんぴょう(干瓢)と呼ばれ、巻き寿司や汁物などに使われ食用にされる。主にマルユウガオからかんぴょう(干瓢)は作る。

 今回、ふくや食堂さんに来てみました。

 夕顔ラーメンの幟があるのが分かりますね。

 老舗の店内はカウンターとテーブル席。

 観光客も多く訪れてます。

 昔ながらの中華そば的ラーメンで、奥深い味わい。

 かんぴょうがトッピングされてるのも魅力です。

 かんぴょうの粉末が練りこまれた麺。

 良く創りこまれたラーメンで満足できます。

 夕顔ラーメン加盟店

 ●こまどり楼 ●ふくや食堂 ●長栄軒 ●幸楽 ●とよだや ●すえひろ ●大平山山田家 

 ●須藤製麺 ●昭和軒本店製麺 ●中沢製麺 ●磯屋製麺

*https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/2191600/ より

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うまいッ! NHK「信州生まれの甘い梨“南水”~長野県下伊那郡~」

2024-06-24 08:17:53 | うまいッ!NHK

 うまいッ! 「信州生まれの甘い梨“南水”~長野県下伊那郡~」 2016年10月30日

 番組内容
 いま、甘みの強い高品質な梨が次々と登場している。なかでも注目は長野県のオリジナルブランド「南水(なんすい)」。糖度が最高14にもなり、人気が高い。さらに日持ちが良いのも特徴で、収穫後すぐ市場に出回るものとは別に、冷蔵されたものが12月まで流通する。地元ではクリスマスや正月の食材としても利用が始まるなど、楽しみ方の可能性が広がっている。「南水」の魅力とおいしさのヒミツに迫る。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201610300615001302100 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 「南水」

 長野県で新水と越後を掛け合わせて作られた赤梨系の中生種。350 - 500 g程度の大玉で、糖度が15度と甘みが強い。長野県での生産が9割ほどを占める。長野県飯田市を中心とする南信州地域では大正時代から梨栽培に取り組み、「南水」は20年近い歳月を経て誕生し、平成2年に長野県が品種登録した。名前は、「南信州の清涼さと南アルプスの崇高さ」をイメージしてつけられた。
 果皮は黄褐色。果肉は雪白色に近く、サクサクとした心地よい歯触りで果汁も多い。糖度も極めて高く、中心部の酸味も少ない。貯蔵性にすぐれ、収穫期から常温で1か月、冷蔵で3か月、氷蔵で6か月間の貯蔵が可能。
 南水の収穫は9月下旬から10月上旬。栽培が難しい品種のため、高い技術レベルが必要。

*Wikipedia より

 「越後」と「新水」をかけ合わせた赤なしで、長野県生まれの品種です。「幸水」や「豊水」よりもシャリシャリとした食感で、ひときわ強い甘みと日持ちの良さも特徴です。室温では1カ月ほど、冷蔵では3カ月ほど、氷蔵では6カ月ほど、硬い食感そのままに保存することができます。
 ふくよかな丸みがあり、赤なし特有の赤褐色のもので、表面はざらついたものより、滑らかなものを選びます。

*https://www.oishii-shinshu.net/library/original/nagano-original/10959.html より


 梨より甘い夫妻が作る甘くてジューシーな大玉梨「南水」 2015.10.06

 高く澄んだ水色の空にたなびく薄い雲・・・。秋晴れの日にやってきたのは、県南部の下伊那郡松川町。今回のテーマは秋の味覚「梨」。南信州で誕生した県オリジナル品種「南水」の、収穫真っ盛りの畑にお邪魔しました♪

 町花も梨!の松川町
 最盛期の梨園へ
 伊那谷の中央に位置する松川町は、天竜川や松川によって形成された段丘の町。標高約700m、昼夜の寒暖差が大きい土地柄で、町の花も「梨」というほど、古くから梨の栽培が盛んな一大産地です。

 「南水」が最盛期を迎えた9月中下旬。収穫作業に忙しい北島正隆さんの畑へお邪魔しました。正隆さんと奥様の圭子さんが黄色い背負籠に次々に梨をもいでいます。「収穫の見極めは、果実の大きさとお尻の色。青緑の皮が黄金色になったら食べ頃。上に向けて持ち上げるとポキッととれるでしょ」と正隆さん。さらに、病気や虫を防ぐ袋にご注目! 果実が生育するにつれて膨らむと、袋の下が自然と破けて光が差し込むようになる優れものなのでした。

 実際、収穫は力いらずで簡単ですが、そのずっしりした重さが手に残ります。背負籠いっぱいともなると10㎏にもなるそう。その籠を背に20aの畑をめぐります。

 果実が大きくなるにつれて底が破れる高機能な袋。
 収穫の目安は、青緑から黄金色に変わる皮の色

 「シャリッ! ジュワー」もぎたてをいただく贅沢♪

 収穫の後、圭子さんが南水をその場でカットしてくれました。もぎたてをいただく贅沢♪ 「シャリッ! ジュワー」と心地よい歯ざわりと甘~い果汁が口いっぱいに広がり、まさに至福のひととき!!

 大玉で、強い甘味とジューシーさ、そして日持ちの良さが特長の「南水」。正隆さんは「表面肌がつるつるキレイなことにも注目を」と言います。また「贈答用などの化粧箱には、リンゴと違い、必ずお尻を上に並べる」とも教えてくれました。なんと、美しい肌と締まったお尻がおいしさのポイントです!

 太く立派な樹木には梨への愛が詰まっています

 梨の他にプルーン・リンゴなど、農業を続けて40年以上という正隆さんは、松川町だけで300軒、JAみなみ信州管内では600軒もの生産者がメンバーという、ナシ部会の部会長も務めます。昔、この辺りは「20世紀」梨が盛んでしたが、「南水」誕生以来、「20世紀」の木に「南水」を接ぎ木して増やしてきたと言います。その際、正隆さんは自然の力を極力生かそうと、消毒・農薬を半分に抑えた特別栽培を試みたそう。それから20数年、接ぎ木した境もわからなくなるほど一体化し、太く立派に育った樹木を、正隆さんはいとおしそうに眺めます。

 脚立がテーブルに。2段目には、あつらえたように皮入れボウルが収まる

 「梨はアスパラギン酸もカリウムも多いから、二日酔いにも効果てき面だよ(笑)」と茶目っ気たっぷりに話す正隆さんに、「そう言って飲み過ぎちゃぁね~(笑)」と圭子さん。結婚40周年のルビー婚を迎えたお二人は、畑でもいつも一緒。樹木の高いところは身長の高い正隆さん、低いところは小柄な圭子さんの担当。「分業で上手いこといってる」と、また笑い合います。いつまでも南水以上に「アマ~イ」ご夫婦で♪

 北島さんの「南水」は、10月にはJAの貯蔵庫から東京・名古屋・大阪などへ出荷されます。この秋冬、あったかい部屋で甘くみずみずしい南水はいかがですか?

 ※2015年は、10月初旬頃までJAみなみ信州の「松川インター直売所もなりん」でお買い求めいただけましたが、今年の販売は既に終了いたしました。

 「南水」梨は、1990(平成2)年に長野県南信農業試験場が「新水」と「越後」を交配して生まれた品種。大玉(380g~500gほど)で糖度が高く(14~15度)、果汁も多いことが特長。また日持ちも良く、常温でもひと月、なんと冷蔵保存すれば3カ月も持ち、年末年始まで食べられる。

*https://oishii.iijan.or.jp/products/post-2384 より

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<料理用語-和食> 甑

2024-06-24 08:09:16 | 料理用語

 「甑-こしき」

 「せいろ」(木製の蒸し器)のことである。

 円筒形と角型があり、大釜に湯を沸かし、その上に載せて使用するので長時間蒸すことができる。もち米を蒸したり、和菓子の蒸し物などに適している。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/9_G/027.html より

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<異名-食べ物> 畑の納豆

2024-06-24 08:06:21 | 異名

 「畑の納豆 オクラ」

 オクラは、アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその食用果実。

 オクラの語源は、ガーナで話されるトウィ語のnkramaで、その形状からLady's finger(婦人の指)とも呼ばれます。

 原産地はアフリカ北東部です。原産地や熱帯では多年草で、何年も繰り返し果実をつけるが、日本では冬越しができないため一年草です。

 和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)の異名もあります。
 また、粘り気があることから「畑の納豆」とも呼ばれます。

*https://www.alias-food.com/crop/field-of-natto より

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<難読漢字-鳥類> 孔雀

2024-06-24 08:02:48 | 難読漢字

 「孔雀 くじゃく」

 クジャク(孔雀)はキジ科の鳥類。世界的には、中国から東南アジア、南アジアに分布するクジャク属2種とアフリカに分布するコンゴクジャク属1種から成る。一般的には、クジャクといえば前者を指している。オスは大きく鮮やかな飾り羽を持ち、それを扇状に開いてメスを誘う姿が有名である。

*Wikipedia より

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<慣用句・諺> 手を出す など

2024-06-24 07:58:40 | 慣用句・諺

 「手を出す」

 1 手を使って、対象となるものに動作をしかける。

 2 暴力を振るう。また、けんかをしかける。

 3 新たに関与する。

 4 人のものを盗む。奪う。

 5 女性を誘惑する。

 

 「手をつかえる」

 ⇒支 (つか) える4-(「手をつかえる」の形で)礼として手を床につく。

 

 「手を束ね膝を屈む-てをつかねひざをかがむ」

 抵抗しないで屈服する。また、機嫌をとる。

 

 「手を束ねる」

 腕組みをする。また、傍観する。手をこまぬく。

 

 「手を突く」

 敬礼・謝罪・懇願などの気持ちを表すために、両手を地につける。

 

*goo辞書 より

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<日本酒メーカー> 山形 渡会本店

2024-06-24 07:41:45 | 巡礼

 「渡会本店」

 月山朝日山系の良質清浄水で醸し出す、バラエティ豊かな酒質に定評があります。

 伊勢国度会郡よりここ出羽国大山邑へ移住し、徳川二代将軍秀忠の頃にはすでに酒造りを行っておりました。以来370年余、現当主は18代目にあたります。昭和43年10月法人化。酒名は江戸時代より志ら雪、八薫、冨士正宗、大洲一などの名称で親しまれて参りましたが、大正時代に出羽の国の清浄な大気と豊かな雪清水、大地の恵をイメージして出羽ノ雪に統一しました。自社酵母と各種の酒造好適米を用い、月山朝日山系の良質の清浄水で醸し出すバラエティーに富んだ酒質に定評があります。

 (株)渡會本店 山形県鶴岡市大山二丁目2-8

*https://yamagata-sake.or.jp/pages/51/ より

 代表銘柄

大吟醸 出羽ノ雪
売れ筋第2位!華やかな香りと喉越しさわやかな辛口大吟醸。

 

 

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<四国八十八箇所> 第85番札所 八栗寺

2024-06-24 07:27:56 | 巡礼

 「八栗寺」

 八栗寺(やくりじ)は、香川県高松市牟礼町牟礼字八栗にある真言宗大覚寺派の寺院。五剣山(ごけんざん)、観自在院(かんじざいいん)と号す。本尊は聖観音菩薩。四国八十八箇所第八十五番札所。

 本尊真言:おん あろりきゃ そわか
 ご詠歌:煩悩(ぼんのう)を胸の智火(ちか)にて八栗(やくり)をば 修行者ならでたれか知るべき
 納経印:当寺本尊、歓喜天
 概要
 四国85番霊場とともに、歓喜天霊場として知られ、木食以空が東福門院から賜った伝・弘法大師作の歓喜天が祀られていて「八栗の聖天さん」と呼ばれる。 寺伝によれば空海(弘法大師)がここで虚空蔵求聞持法を修めた際、五本の剣が天から降り蔵王権現が現れて、この地が霊地であることを告げた。空海は降ってきた剣を中獄に埋め、岩盤に丈六の大日如来の像を刻んで山の鎮護とし五剣山と名づけ天長6年(829年)開基したという。

 五剣山頂上は眺望が良く八つの国が見えたので、「八国寺」ともいわれた。唐から帰朝後、空海は再訪し唐に渡る前に入唐求法の前効を試みるため、植えておいた焼き栗八つがみな成長し繁殖しているのを見て八国寺を「八栗寺」に改めた。

 天正の兵火で全焼したが、文禄年中(1593年 – 1596年)に無辺上人が本堂を再建した。さらに寛永19年(1642年)高松藩主松平頼重が現在の本堂を再建して、聖観音を本尊とし観自在院と称するようになる。なお棟札によると二天門と本堂は三代藩主松平頼豊が宝永6年(1709年)再建とあるが、宝永3年(1706年)五剣山のうち東峰が崩壊する大地震が影響していると思われる。

 伽藍
 一ノ鳥居:これより登山参道。ケーブル登山口駅の横に立つ。
 若宮神社(小堂)
 大師御加持水
 二ノ鳥居:扁額は歓喜天
 賽の河原:お迎え大師から表参道を5分ほど下ったところにあり、人間界と聖地の境目といわれている。
 お迎え大師:平成22年12月落慶。高松市が一望できる展望所。
 三ノ鳥居:扁額は歓喜天
 山門(二天門):持国天と多聞天がいる。
 本堂 :毎年、正月三が日、本尊と脇仏不動明王と愛染明王が開帳される。なお、常に厨子の扉は開いていて本尊と脇仏は正面隙間から覗けば拝顔できる。
 大師堂:2014年に一年間、開帳された。その後も常に厨子の扉は開いていて拝顔できる。
 聖天宮の扁額の鳥居:これとは別にケーブル山上駅の前にも鳥居(扁額は聖天宮)がある。
 歓喜天堂 :大聖歓喜双身天王(おんきりく ぎゃくうん そわか)を中央に、右方に十一面観音、左方に軍荼利明王を祀る。延宝5年(1677年)建立。納経所に声をかければ堂内に入って参拝できる。
 護摩堂:歓喜天堂の左側に続き棟
 多宝塔:1984年建立。本尊金剛界大日如来坐像。正月3ヶ日のみ開扉される。
 菩提樹:中国産のシナノキ科(釈迦の菩提樹は本種ではなくインドボダイジュ)で樹齢50年。元の木は大師手植えで天然記念物だったと言われる。
 新四国八十八箇所:集合型と山内に点在の二つある。
 十一面観音立像:本堂の向かって左にある金仏で、仏の周を廻りながら祈願する。
 鐘楼堂:梵鐘は戦時供出され現在のは1958年突き初めされたもので、秋艸道人「わたつみのそこゆくうをのひれにさへ ひひけこのかねのりのみために」が刻まれている。
 歩き遍路は山門から入って正面に本堂、その手前左に納経所、右にずーと進んでいくと大師堂があり、その向こうに多宝塔がある。ケーブルカー利用は、八栗ケーブル山上駅を出て進み左に曲がり道なりに行くと多宝塔、大師堂、さらに参道を行くと正面に聖天堂があり、その左が納経所で、右上に本堂がある。

 宿坊 :なし
 駐車場:八栗ケーブル登山口駅前に無料大駐車場(400台)あり。
 上記駐車場より境内仁王門まで:徒歩で約22分(約1 km)
 八栗新道(県道145号線)から当寺への車道。正月期間(12月31日~1月3日。期日変更の場合あり)は関係車以外通行止。
 生木(なまき)観音:八栗新道沿いにある。

 文化財

 香川の保存木
 八栗寺のイチョウ(おはつきいちょう):樹高 24.5 m、胸高幹周 4.3 m、枝張り 12.5×13.5 m、昭和53年3月23日指定

 八栗寺 香川県高松市牟礼町牟礼字八栗3416番地

*Wikipedia より

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