いいもの見ぃ~つけた!

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< 郷土料理 > 茨城 はまぐりごはん

2024-06-04 09:11:24 | 郷土料理

 「はまぐりごはん」

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 ハマグリ、しいたけ、人参

 歴史・由来・関連行事
 茨城県大洗岬から千葉県犬吠埼にいたる海域の鹿島灘は、親潮と黒潮がぶつかる潮目であるため、豊富な海の幸に恵まれる。鹿島灘の砂地が続く沿岸部では春ごろになると、産卵前の大ぶりなハマグリがとれる。時に10cmを超えるハマグリがとれ、市場では「鹿島灘はまぐり」の名で高値で取引されている。「鹿島灘はまぐり」は、和名を「チョウセンハマグリ」というが、その名前から輸入品と間違われやすく、平成7年(1995年)から「鹿島灘はまぐり」と名付け、県をあげてブランド化している。
 現在、国内で流通しているハマグリの多くは輸入品で、国産ものはわずか10%ほどと希少な食材となってきたが、そのうちの半数以上が鹿島灘産である。そうした希少な「鹿島灘はまぐり」を守るため、大洗町・鹿島灘・はさきの3漁協では、輪番制で計画的に漁をおこなうなどの管理を徹底するなどの保存活動がおこなわれている。
 いまでこそ希少となったハマグリではあるが、昔は大洗や鹿行(ろっこう)地域の沿岸部でよくとられていため、茨城県では身近な食材であった。とれたハマグリを新鮮なまま刺身や網焼きで味わうものから、味噌汁に入れたり、酒蒸しにするなど、さまざまな調理方法で親しまれてきた。「はまぐりごはん」もはまぐり料理の定番料理として、家庭でもよく食べられてきた。

 食習の機会や時季
 ハマグリの旬は春だといわれるが、「鹿島灘はまぐり」は、6月から7月頃がちょうど産卵前の時期となるため身が肥え、旨味も濃くなるという。
 ハマグリの貝殻は、大きさやちょうつがいのかたちが違うため、一度外すと他の殻と決して合わないことから、結婚式や雛祭り、お正月など、おめでたいハレの席で振る舞われてきた。
 また、ハマグリがたくさんとれていた頃は、時期に関わらず、家庭ごとの味付けで「はまぐりごはん」がよくつくられていた。

 飲食方法
 ハマグリを食べやすい大きさに切り、千切りにした人参、しいたけとともに油で手早く炒め味付けをする。炒めすぎると身がかたくなりすぎてしまうので注意が必要。
 米に炒めた時に残った煮汁と水を入れて炊き上げ、最後に具を混ぜ込んでいただく。各家庭によって味付けや、入れる具材が異なる。ハマグリのぷりぷりとした食感と、旨味を存分に味わえる。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 現在でも、各家庭でつくられている。また大洗駅では駅弁としても販売されており、観光客からも人気を博している。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hamagurigohan_ibaraki.html より

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<B級ご当地グルメ> 福島 伊達のもつ煮丼

2024-06-04 09:07:47 | B級ご当地グルメ

 「伊達のもつ煮丼」

 都道府県 福島県
 地域 
 推進団体 
 概要 「伊達のもつ煮丼」は、福島県のご当地B級グルメ。
 ごはんの上に千切りキャベツをのせ、その上に伊達鶏のもも肉とハーブ鶏のレバーを甘辛のタレで煮込んんだ具と温泉卵を載せたもの。
 福島の復興を願い、2011年に福島県のおいしい地鶏を使用した「ふくしま復興丼コンテスト」に出品された他、全国丼サミットなどイベントを中心に出品されている。

 通販では、新聞社が主催する地方グルメの販売サイト「47Club(47クラブ)」でレトルト食品として販売されている。

*https://b9navi.com/%e4%bc%8a%e9%81%94%e3%81%ae%e3%82%82%e3%81%a4%e7%85%ae%e4%b8%bc/ より

 

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うまいッ! NHK「美白で柔らか ホワイトアスパラガス~長野県・千曲市~」

2024-06-04 08:57:27 | うまいッ!NHK

 うまいッ! 「美白で柔らか ホワイトアスパラガス~長野県・千曲市~」 2016年04月24日

 番組内容
 高級食材としてレストランなどでの需要が増えているホワイトアスパラガス。中でも長野県産は白くて太く、甘くてシャキシャキとした食感が魅力。その魅力を生む独特の栽培方法を紹介する。フレンチレストランのシェフによる、家庭で作れるホワイトアスパラガス料理も紹介。さらに、地元の農家の人たちが、全国的にも珍しい地域の資源を使った栽培方法で、ホワイトアスパラガスを生産し、町おこしにつなげようという活動を伝える。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201604240615001302100 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 「千曲市のホワイトアスパラガス」

 今度は生で帰ってきたホワイトアスパラガス 2008.03.11

 マウンテンカントリーの長野県の長い冬も、そろそろ終わりにさしかかってきているのでしょうか。先週末などはとても暖かい日がさして、日中はコートなしでも平気なくらいの陽気でした。そして、この陽気に誘われるように春の訪れを告げる野菜の出荷も盛期を迎えています。

 春の訪れを告げる野菜と言っていいのがアスパラガス。軟らかい食感とほのかな甘み、そのみずみずしさは一口かじるたびに春の暖かさを感じるというものでしょう。

 そこでホワイトアスパラガスですよ
 さてこの機会に、見慣れたグリーンアスパラではなく、ホワイトアスパラを紹介させてください。みなさんはホワイトアスパラというと、缶詰にされた妙に柔らかいものを思い出すかもしれませんが、そこはやはり新鮮な生のものを調理したものと比べると、残念ながら一味も二味も違います。生のホワイトアスパラは、昔に比べるとスーパーなどで見掛ける機会も増えたと思いますが、それでもグリーンアスパラに比べるとまだまだ生産量が少ない貴重な品です。

 緑と白のアスパラガス、違いは?
 グリーンアスパラとホワイトアスパラは違う品種なのですかとよく聞かれますが、これ、実は同じものです。なぜホワイトアスパラが白くなるのかというと、栽培するときに日光をさえぎっているからなのです。アスパラガスは、育つ時に日光に当てるとグリーンに、さえぎるとホワイトになります。

 どうやって白く育てているの?
 では一体、ホワイトアスパラはどうやって育てられているのでしょうか? 現在、ホワイトアスパラの産地化をすすめているJAちくま管内の生産者のひとり、宮坂勝章さん(64)に話を聞きました。

 日光をあてるかあてないか
 宮坂さんは6棟のハウスでアスパラを栽培しています。ひとつのハウスには3つの畝があり、全部で18ある畝のうち10でグリーンアスパラを、8でホワイトアスパラを作っています。

 ホワイトアスパラの方は写真を見ていただければ分かる通り、銀色のシートで覆われていますね。これにより日光を遮断しているのです。写真撮影用にシートを上げてもらいましたが、そうそう長く上げている訳にはいきません。宮坂さんによると10分くらい日に当てていると色が紫に変わってしまうということです。

 ひとつの畝を10分収穫
 でこのハウス、奥行きが50メートルあるのですが、収穫の際も出荷できる大きさになったものを取りながら端から端まで10分ほどでひとつの畝の作業を終えるのだとか。

 また、水分の多いアスパラには水の管理も大切な作業です。宮坂さんはタイマーで夜中の2時から1時間ほどチューブを通して6つのハウスに地下水を流しています。水分を補給するとともに、暖かい地下水を流すことで、この時期の朝方の冷え込みを抑える目的もあるのだそうです。

 大きくしすぎないこと
 収穫の際に大切なのは大きくしすぎないことだと宮坂さんは言います。大きくしすぎると穂先が広がってしまい、見た目にも味にも、影響が出るのです。JAちくまでは、出荷規格を27センチとしており、今では宮坂さんは見ただけで27センチ以上あるかどうかおおよそ分かってしまうのです。

 収穫したホワイトアスパラは土を落とした後、裁断用の機械にのせます。機械に乗せるとJAの出荷規格である27センチに自動で裁断してくれます。長さが整ったホワイトアスパラたちは等級ごとに区分され、結束の後、出荷されていきます。

 日に10センチ育つことも
 アスパラは成長が早く、宮坂さんのところのホワイトアスパラも、1日で5〜7センチほど伸びます。暖かくなるほど伸びる速度が速くなるので、1日に10センチほど伸びることもあります。

 「現在は午前中のみ収穫作業をしてますが、伸びるのが速いので、最盛期には午前と午後に1回ずつ収穫をします」と宮坂さん。

 太いものは味がいい
 さらに加えて、太く大きくなりやすいのも、ホワイトアスパラの特徴です。写真は取材当日のものですが、目についた太いホワイトアスパラを計量器にのせると、なんと1本で100グラムもあります! ちなみに宮坂さんはこれまでに1本で130グラムもあるものを収穫したことがあるそうです。

 でも、「太いと硬いのでは?」と心配される方もいるかもしれませんね。これが違うのです。根元のところを少し切り落として、下の方の皮を剥いて食べれば、本当に軟らかくて、甘くて虜になってしまう味が楽しめるのです。ちなみにヨーロッパでは太いものほど高くて貴重とされているそうです。

 糖度もこちらの方が上
 グリーンアスパラに比べて糖度が高いのもホワイトアスパラの特徴です。宮坂さんによりますと「グリーンが根本、真ん中、穂先の糖度がそれぞれ5、6、7くらいなのに対して、ホワイトは6、7、8くらいあります」とのことで、これまでに最高で糖度が9のものもあったと言うから驚きではありませんか。

 テーブルでお会いしましょう
 JAちくまでは、宮坂さんも含めて7戸の農家でホワイトアスパラを育てています。地元千曲市のほか、東京、名古屋方面、長野市、軽井沢町などに出荷していますので、スーパーなどで見かけることがありましたら、是非、春の旬の味を楽しんでみてください。

 千曲市育ちのホワイトアスパラは、地元長野市のイタリア料理店「トラットリア・ジョイア」(長野市居町55)で旬の期間の5月まで楽しめます。また、JAタウンでも来月4月から長野県産のホワイトアスパラを取り扱う予定ですので、そちらもお楽しみに。

 あ、最後に言い忘れましたが、光に当たって紫色になったホワイトアスパラは茹でると再び白くなります。なんとも不思議なものですねぇ。

*https://oishii.iijan.or.jp/products/post-746 より

 

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<料理用語-和食> 香草焼き

2024-06-04 08:47:26 | 料理用語

 「香草焼き」

 香草焼きはイタリア料理のcuocere(焼き物)だが、和食に応用しやすい。

 特に「アッレルベ・アロマティケ」という焼き魚料理は、少しアレンジすれば和食でもすぐに使えるもの。

 水洗いした魚の腹にフェンネルを詰めて、輪切りレモンの上にのせ、レモン汁とオリーブ油を振り、オーブンで焼くという手法である。塩と胡椒を振っておく。

 この手法の西洋的な要素を和風に変えれば和食の香草焼きができる。

 また、鶏を用いる香草焼きもある。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/9_G/010.html より

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<異名-食べ物> 海の宝石

2024-06-04 08:45:07 | 異名

 「海の宝石 括岩蔦-クビレズタ」

 括れ蔦は、イワズタ科イワズタ属に属する海藻。

 沖縄県や鹿児島県では、海の宝石や海ぶどう・グリーンキャビアと呼ばれて、食用として利用されています。

 和名は、くびれのあるツタの意味で「クビレヅタ」でしたが、2000年に改定された日本産海藻目録より「クビレズタ」に改められました。

 海の宝石は、沖縄の海で育つ海藻の1種で、球状になった葉が、果物のぶどうの房に似た形になっていることから、こう呼ばれるようになりました。

 また、海の宝石は、熱帯・亜熱帯地方でしか生息していないので、沖縄県以外では、とても貴重な食材とされています。

 この海の宝石は、海水のほど良い塩味がするので、わさび醤油や三杯酢などの合わせ酢に付けて、そのまま食べるのもおすすめです。

*https://www.alias-food.com/seafood/jewel-of-the-sea より

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<難読漢字-鳥類> 鸚鵡

2024-06-04 08:42:16 | 難読漢字

 「鸚鵡 おうむ」

 オウム(鸚鵡)は、オウム目オウム科(Cacatuidae)に属する鳥の総称。インコ科(Psittaculidae、アジア・太平洋・オーストラリア産のインコ)、ヨウム科(Psittacidae、アフリカとアメリカ大陸産のインコ)、フクロウオウム科(Strigopidae、ニュージーランド産の大型のインコ)とともにオウム目を構成する。現存するオウム目の系統の多くは、さまざまな面で解明されていない。しかしながら、オウム科を独立した科として位置づけることは広く認められている。オウム科はオーストラレーシアに分布しており、その範囲はフィリピン、ワラセアのインドネシア諸島東部からニューギニア島、ソロモン諸島およびオーストラリアに及ぶ。英語名 "Cockatoo"は、この鳥のマレー語での名前である "kaka(k)ktua" に由来している(kaka "インコ"+ tuwah あるいは"姉妹" + tua"年上")。

*Wikipedia より

 

 

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<慣用句・諺> 手が離せない など

2024-06-04 08:24:31 | 慣用句・諺

 「手が離せない」

 やりかけていることがあって他のことができない。

 

 「手が離れる」

 1 仕事がかたづいて、自分と関係がなくなる。

 2 子供が成長して、世話が必要でなくなる。

 

 「手が早い」

 1 物事をてきぱきと処理する。

 2 知り合った女性とすぐに関係をもつ。

 3 すぐに暴力をふるう。

 

 「手が塞がる」

 何かをしている最中で他のことができない。

 

 「手が回る」 

 1 注意が行き届く。

 2 捜査や逮捕の手配がされる。

 

*goo辞書 より 

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<日本酒メーカー> 山形 水戸部酒造

2024-06-04 08:17:15 | 日本酒

 「水戸部酒造」

 芭蕉の訪れた、風情漂う山寺。そこを流れる立谷川の扇状地に佇む酒造。

 創業1898(明治31年)「山形正宗」を醸す純米蔵。

 現在は5代目水戸部朝信が蔵元杜氏として陣頭指揮を執っています。

 硬質な奥羽山系の伏流水で仕込む酒は、豊かな米の旨味と銘刀正宗の切れ味が特徴です。

 米作りからの酒造りをモットーに、「農業法人水戸部稲造」で自ら酒米も育てています。

 (株)水戸部酒造 山形県天童市原町乙7

 代表銘柄

山形正宗 稲造

酒 別   ─
アルコール度 15
原料米  出羽燦々
精米歩合 60%
日本酒度 +2
酸 度 1.60

*https://yamagata-sake.or.jp/pages/47/ より

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<四国八十八箇所> 第65番札所 三角寺

2024-06-04 08:04:09 | 巡礼

 「三角寺」

 三角寺(さんかくじ)は愛媛県四国中央市金田町三角寺75にある高野山真言宗の寺院。由霊山(ゆれいざん)、慈尊院(じそんいん)と号す。本尊は十一面観世音。四国八十八箇所第六十五番札所。

 本尊真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
 ご詠歌:おそろしや三つの角にもいるならば 心をまろく慈悲を念ぜよ
 概要

 龍王山(標高465 m)の中腹、標高355 m辺りにあり、かつてはかなり厳しい山道を登らねばならぬ難所寺であった。さらに大師像の参拝には、背後の法皇山脈のピークの平石山(標高825 m)の東尾根の地蔵峠(標高765 m)を越えて行かねばならなかった。現在でも、段差の大きい73段の石段を息を切らして上り、仁王門をくぐって審判を受ける伊予の関所寺(別の寺が関所寺という説もあり)で伊予国の最後の札所である。

 歴史
 寺伝によれば天平年間(730年 – 749年)に聖武天皇の勅願により行基が弥勒浄土を具現化しようと開基したとされる。その後、弘仁6年(815年)空海(弘法大師)が来訪した際に十一面観音を刻んで本尊とし、さらに、不動明王を刻んで三角形の護摩壇を築き21日間「降伏護摩の秘法」を施したとされる。この降伏護摩は、この地に棲む悪い龍に対し空海が農民のために水を提供するように約束させたもので、この護摩壇の跡が境内にある三角の池(みすみのいけ)の中の島として現存し、寺院名の由来とされる。また、嵯峨天皇が本尊を深く信仰し、寺領300町歩を下賜し、堂塔を建造したとされ、往時は12坊を持ち、七堂伽藍を備えていたという。

 天正9年(1581年)の長宗我部元親軍の兵火で本尊以外は焼失したが、寂本の『四国遍礼霊場記(1689年)』には、単層の本堂、弥勒堂、鎮守堂、庫裡が描かれていて復興している。現在の本堂は嘉永2年(1849年)に再建されたもので二層。昭和46年には基礎部分の木造をコンクリートに変更し修復した。

 本尊と大師像
 本尊・十一面観音は、子安観音として厄除観音としても信仰されている。以下の習わしがあった。それは、妊婦が寺の庫裡にある杓子(しゃもじ)をひそかに持出し、出産の際に床下へ置くと安産になるという。寺では妊婦が杓子を持ち帰るのを見てみぬふりをし、妊婦は安産の後は新しい杓子を持ってお礼まいりにくるという。また、子宝に恵まれない女性は裏の入口で杓子をもらい、自宅に持ち帰り使用して子授けを祈願するというものである。
 現在は、納経所に本人が申し出ると杓子を授けてもらえる。また、腹帯も扱っている。
 大師像が元禄時代に当寺に新造されるまで、大師像の参拝は、山を越えた仙龍寺に行っていた。その後も仙龍寺に参拝する者は絶えず、近年まで隆盛は続いたと言われている。なお、現在の大師堂は、中心に弥勒如来(空海が本尊を十一面観音とする以前は弥勒如来が本尊だったとされている)、向かって右側に大師像が祀られている。その弥勒如来坐像と大師像は2014年に初めて開帳された。
 境内

 山門(鐘門・仁王門):仁王像は2014年に修復から帰ってきたものである。
 本堂:本尊厨子の両脇には胎蔵大日如来坐像と文殊菩薩坐像、さらに、不動明王立像と毘沙門天立像を安置する。
 大師堂
 三角の池:三角形の池の中の島に弁財天が祀られた祠がある。
 薬師堂
 延命地蔵菩薩:総高約7 mの青銅製の立像。昭和52年11月建立。ここに大師堂が建っていたが本堂と近く万一の際、相互の類焼を避けるために大師堂を移動した。
 鎮守社祠:客殿の裏の山際にある。
 庫裏・客殿
 西国三十三観音の写し石仏
 山桜と四季桜:樹齢約三百年といわれる山桜で4月中旬ころ境内が充満する。また、年中チラホラと咲く四季桜が遍路の間では有名で、御衣黄桜もある。
 句碑:上記の山桜は小林一茶ゆかりの桜で寛政7年(1795年)に来訪したとき「是でこそ登りかひあり山桜」と詠んだ句碑が本堂の前に、また、近藤篤山の句碑「大杉と尊像並び時雨なり」が薬師堂の前に昭和12年10月に建てられている。
 境内下の駐車場から見上げるような石段を上って釣鐘が架かる山門を入ると右に納経所があり、左に進むと右手に弁財天のある三角池や薬師堂、一番奥に本堂がある。大師堂は本堂手前の右の丘に建っている。

 宿坊:なし
 駐車場:40台(民営で有料、普通車で200円)、身体障害者同乗は寺に電話をすれば納経所裏まで通行可。

 文化財
 国の史跡
 伊予遍路道 三角寺奥之院道:当寺から仙龍寺を経て雲辺寺に至る雲辺寺道の一部で、当寺境内を出たところから4丁石までの間約3.8 km、平成29年10月13日指定。
 本堂の前に58丁石、地蔵峠には中務茂兵衛の通夜を勧める21丁石が左側に首のない地蔵が右側に(三角寺から2.6 km、仙龍寺から2.1 km、標高765 m)、樹齢200年の馬場の桜(エドヒガン桜、樹高20.4 m 胸高樹周6.05m 旧新宮村指定天然記念物)、8丁に不動堂、4丁に不動滝への道と直接寺への道の分岐で史跡指定はここまで。

 県指定有形文化財
 木造十一面観世音立像:昭和40年4月2日指定。
 60年に一度甲子の年に開帳される厳格な秘仏で、前回の開帳は昭和59年 (1984年) だった。像高1,684 cm檜の一木造りで天冠の直下のみ緑青彩で髪全体は墨彩され他は漆箔が施され、顔は重厚で躰は厚く張りのある力強い感じで10世紀も早い時期に造られたもの。
 行事
 「諸病封じ きゅうり加持」毎年 土用丑の日(7月下旬頃)
 一人につきキュウリ1本を持参。本堂で住職による加持。

 三角寺  愛媛県四国中央市金田町三角寺75

*Wikipedia より

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