4/15 防衛大学校

　シニアネット横須賀の社会見学で、生徒さんのグループ「友の会」の人と50人弱で「防衛大学校」に行ってきました。
　門を入ると、横手に戦闘機や魚雷、戦車が展示してあります。陸・海・空の自衛隊の象徴ですが、戦車隊にいらした方が詳しく説明してくださいました。私は、戦車の脇にスコップやつるはし・ハンマー・斧などが止められているのが珍しかったです。中に積んでいると思っていましたが、むき出しで止めてあるのです。斧は、木の枝などを切り戦車に乗せて、カモフラージュするのに使うそうです。
　防衛大学校には、地方からバスを仕立てて見学に来られる方も多く、校内見学ツアー(要事前申込）があり、専属のガイドさんが説明してくれます。制服ではなく、スーツ姿の女性でした。
　防衛大学生は、朝と昼に班ごとの隊列を組んで教室に向かいますが、それが一見の価値ありとのことなので、見学ツアーの前に食堂で昼食をとり行進を見学しました。食堂は一般の人も食事がとれるそうです。
　今日は天気も良く、行進の見学は気持ちの良い日でした。一年生は入ったばかりなので、我々と同じように見学していました。行進の服装は、作業服も含めると３種類あるそうです。班長が先頭を歩きますが、運動場の入り口で行進が始まる時班長の出身県と名前を放送されます。「故郷を意識するな～」と、感心しました。毎日ですから…。今日は皆カバンを持っていましたが、式典などでは前の２列はサーベルを下げるとのことで、カバンを持つ手が反対でした。
　正面の建物(本部庁舎）は、２００１年から使われているもので、正面玄関は海外からのお客様も多いため、桜をモチーフにした校章とともにライトなど、シンプルながら洗練されたセンスを感じるよう作られていました。裏の図書館などもシンプルながら自然光を取り入れ温かみのがあり、ゆったりできそうな雰囲気でした。全体的に、桜や富士山などの日本を意識したデザインになっていました。
　その奥に学生たちの寮があり、入口脇の飾棚にトロフィーや盾が飾ってあります。ハリーポッターのように、なんでも行事は寮対抗のようで、演劇の優勝トロフィーなどもありました。寮も、建て替え中とのことでしたが、４人グループで机の部屋とベッドの部屋を使用するそうです。全体で８％いる女子は女子のみの部屋で、ベッドルームには男子立ち入り禁止だそうです。入口までの射し掛けは、学生が雨天レインコートを脱ぐ場所だそうで、傘は使わないとのことでした。
　次に、資料館に行きました。私が見たかった、初代校長の槇記念室を見ることがで、参加して良かったです。吉田茂が、慶応義塾の小泉校長の推薦を受け槇を校長としたそうです。文武両道、ジェントルマンを育てることを目標としていたそうで、まさに武士道ですね。文武両道の兜のモニュメントも有りました。
　西洋タンポポも咲いていましたが、結構たくさん日本タンポポが咲いていて驚きました。野蒜を摘んで、「夕飯にしよう」と言っている人もいました。さくらは散って、若葉には少し早い感じでしたが、お天気も良く、社会見学で外を歩くには少し汗ばむほどの良いお天気に恵まれました。
　幹事さんの計らいで、助教授による身近なテーマの授業体験もさせていただき、盛り沢山の見学会でした。　
　見学会の後は、懇親会に参加し、コミュンイケ―ションを深めました。楽しい一日でした。