今晩もこれから出かけてきますが、週末にはクリスマス、それを過ぎれば年末ということで、そろそろ（公式的な？）忘年会も終わりに近づいてきました。
こちらもそろそろ終盤です。
ということで、
中国訪問報告パートⅧ
１０月２１日（金） ７日目
まずは、「上海政治協商会議」を表敬訪問。
政治協商制度は中国特有の政治制度であり、数多くの民族、党派が存在する国のため、基本的な施策、重要な問題の決定にあたっては、執行党である共産党は必ず事前に意見を求めなければならないとされている。
政治協商会議は、全国委員会及び省（自治区、直轄市）、県（市）の地方委員会が設けられ、全国委員会は政府に対し、意見・提案・批判の提出をし、活動や憲法・法律の実行を民主的に監督している。
次に、ザ・ウインザーホテル洞爺上海事務所を表敬訪問した。
２００８年の洞爺湖サミット開催場所としての知名度を生かして、観光客誘致に取り組んでいる。
昼食時には、道内企業の現地法人である、「㈱ダイナックス」「上海スター」の方々と意見交換を行なった。
「㈱ダイナックス」は、苫小牧でも馴染みのある名前で、自動車部品（自動変速機・クラッチ板）を手がけている。
欧州ではＡＴ車の人気がなく、割合としては１５％で、アメリカが８５％、日本は９０％となっており、中国では現在３５％程度なので、今後上昇が見込まれるとのことである。
「上海スター」は、農作機械を製造し、当初は日本向けに輸出が主であったが、利益があまり出ないということで内販を増やすとともに利益が上がったとのことである。
中国製品も質が向上しているため、一部の精密機械を除いては、日本製品を中国で販売するには価格競争で厳しいということだ。
次の訪問先は、「上海総領事館」である。
一人ひとりパスポートを確認しなければ、中には入れてもらえない。
丸山領事から、上海市経済等の概要説明を受け、意見交換を行なった。
中国の成長著しいその理由の一つとして、共産党大会が５年ごとに行なわれ、その間に業績を上げなければ昇格に大きく影響するため、地域ごとの政府がスピード感を持って競い合いながら取り組んでいるとのことである。
ちなみに、２０１５年にアジアで東京・香港に次ぐ3番目のディズニーランドが開業する予定である。
次に、北洋銀行上海駐在員事務所から、上海市場についてレクチャーを受ける。
事務所は、道内企業の中国進出をサポートすることを目的に、２００５年６月に開設。北洋銀行としては、大連市に（２００５年３月）に次ぐ２拠点目の海外駐在員事務所である。
