詩『言葉の街から』 対話シリーズ
5672
ことばの人が言葉を放った
微かに冷気が見えて
他人(ひと)に触れて転がっていった
5673
転がり落ちた言葉たちは
すれ違いの物語の枠の中
ひんやりと鈍色(にびいろ)で横たわる
5674
ことばの人が言葉を放った
やわらかな日差し色の
他人(ひと)に触れて静かに染みていった
5675
染みていった言葉たちは
沈黙の森の中
木の淡い花々になった
5672
ことばの人が言葉を放った
微かに冷気が見えて
他人(ひと)に触れて転がっていった
5673
転がり落ちた言葉たちは
すれ違いの物語の枠の中
ひんやりと鈍色(にびいろ)で横たわる
5674
ことばの人が言葉を放った
やわらかな日差し色の
他人(ひと)に触れて静かに染みていった
5675
染みていった言葉たちは
沈黙の森の中
木の淡い花々になった
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