詩『言葉の街から』 吉本隆明シリーズ
21
ここではいろんな地域から持ち込まれた言葉が
混じり合っているが
互いに路地を走り回り遊びにふけれればいいさ
22
(なぜぼくだけが家族の中でひとり違っていて
暗い心を
持て余して来たのだろう)
23
仲間たちと路地やはらっぱを駆けながら
もうひとりの
きみの虚(うつ)ろな目は何を探してきたか
24
〈きみはひとつしかない心をふたつにふりわけて〉
もうひとりは遙かな意味の始まりの道へ
ひとりわけもわからず歩いている
註.〈 〉の言葉は、吉本隆明 詩「ある抒情」より。
21
ここではいろんな地域から持ち込まれた言葉が
混じり合っているが
互いに路地を走り回り遊びにふけれればいいさ
22
(なぜぼくだけが家族の中でひとり違っていて
暗い心を
持て余して来たのだろう)
23
仲間たちと路地やはらっぱを駆けながら
もうひとりの
きみの虚(うつ)ろな目は何を探してきたか
24
〈きみはひとつしかない心をふたつにふりわけて〉
もうひとりは遙かな意味の始まりの道へ
ひとりわけもわからず歩いている
註.〈 〉の言葉は、吉本隆明 詩「ある抒情」より。
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