詩『言葉の街から』 対話シリーズ
5519
確かに〈ひとり〉で生きているのではない
他人と関わり合いながら
それでもひとり生きている
5520
人間世界の囲いの中に
〈ひとり〉は
ひとりひとり生きている
5521
〈みんな〉の影や大いなる自然の影を背に受けて
〈ひとり〉は
人間界の張り巡らされた糸通りを歩いて行く
5522
だからひとり引きこもっていても
ひとりっきりじゃない
いつもふたつの影を背にしている
5519
確かに〈ひとり〉で生きているのではない
他人と関わり合いながら
それでもひとり生きている
5520
人間世界の囲いの中に
〈ひとり〉は
ひとりひとり生きている
5521
〈みんな〉の影や大いなる自然の影を背に受けて
〈ひとり〉は
人間界の張り巡らされた糸通りを歩いて行く
5522
だからひとり引きこもっていても
ひとりっきりじゃない
いつもふたつの影を背にしている