okashihimeのおやつな生活

   こんなお菓子やあんなお菓子・・・そして、ときどきごはん。

郭公だんご (岩手)

2008-05-10 23:01:04 | 岩手のおやつ

 岩手県の県南にある一関の名勝、厳美渓。栗駒山から流れる渓流が大きな岩を侵食してできた景観で、日本百景にも数えられています。(同じく一関には、「げいび渓」もありますが、そちらでは岩の絶壁の谷間の船くだりをのんびり楽しめます。厳美渓とはぜんぜん違う場所!)。

 さて、厳美渓といえば、「郭公だんご」。かごにお代をいれて木槌を鳴らすと、川向こうからおだんごがロープウェイをつたって運ばれてくるというもの。別名「空飛ぶだんご」。創業者のおじいさんが郭公の鳴き声が得意だったというのが名前の由来とか。明治11年創業というから立派です。

 渓流を眺めながら茶屋でいただくこともできますが、今日はお持ち帰り。次々注文がはいるので、タイミングが悪いと相当待ちます。

 このあたりでおだんごというと、あんこ、ごま、しょうゆの3味。しょうゆは、ほんとにしょうゆ味なので、京都のみたらし団子を食べなれた方はびっくりするかもしれません。3本または5本セットで1本¥100だったかな?くるみ、ずんだ、しょうゆ(栗入り)のおもち(串さしじゃない大きなおだんご)も昔ありましたけど・・・今はどうかな?

 おだんごといえば、大福屋!!!

 あ、こっちは4つだんごですね。郭公だんごは5つだんご。

 お花見時期は予約でいっぱいになるくらい大人気。東北は、ごまをつかったお菓子が多く、羊羹にもごま味は普通にあるし、それに松栄堂のごま摺りだんご!仙台の白松がモナカにもごま味があるますが、初めてみた人が「キャビアみたいだ」といってましたっけ(笑)。食べなれないとちょっとびっくりするのかもしれないですねー。

 ・・・大福屋といえば、草餅!!!

 できたては、やわらかーくて、一口かじると、お餅が糸ひきます。翌日には固くなちゃうのですが、翌日まで残すことはほとんどありえません!中高校時代は、6つぐらいは平気で食べてましたから(笑)。 春になると、毎週末、できる時間を見計らって買いに行ってました。その時のおばさんがもういらっしゃらないのが残念。代替わりすると、若干味もかわりますが(あんこが塩味がついた)、でも、春にはかかせないおやつです。

 「大福屋」といっても、おだんごや大福のほか、ラーメンやおそばなどのメニューがある「食堂」形態。高校時代、ラーメンかお好み焼きかを食べていたら、おじいさんがおはぎを差し入れしてくれました。黒すりごまのおはぎの中には・・・あんこが!(ごはんのセンターにあんこがはいっていた!)これが目からウロコ的な感激で、おいしかったなー。家のおはぎでは、こういうの、食べたことなかったから。 感動体験のおはぎでした。

 

郭公だんご  岩手県一関市厳美町滝の上211  0191-29-2031

大福屋     岩手県一関市大町6-31 0191-23-3566

 

コメント
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