単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

忘れていた時間

2024-01-16 | 暮らし・ジョギング

 

50年間、実家の本棚の肥やしになっている「世界ノンフィクション・ヴェリタ24」

就職して間もない頃、職場に出入りしていた訪問販売のオバちゃんに押し売りされたんだ。

探検記とか漂流記の類には全く興味がなかったのにねえ・・・社会人一年生にはよくある話。

 


 

最近は病院等の待合時間に読むぐらいですが、いよいよ手元に読む本がなくなった。

新刊本は高額だし、古本探しにブック・オフに行っても読みたい本が見つからないし・・・

この機会に、記憶から完全に消失していたこの全集に喰らいついてみることにした。

 


 

覚悟して読み始めたものの、案の定、くらくらするほどの眠気に襲われてしまった。

好きな分野じゃないこともあるが、翻訳者さんには悪いが迷路のような翻訳文がひど過ぎる。

それでも読み進めるうちに癖のある文章にも慣れ、落ち着いて読めるようになりました。

 


 

全集を読了するには、一日の中にこれまで忘れていた時間を意識的に作らないといけません。

パンドラの箱を開けてしまったとも思いましたが、とてもいい時間を取り戻した気もします。

手にするたった一冊の本が運んでくれるとても静か時間・・・、長いこと忘れていました。



コメントを投稿